収入のない専業主婦は、なかなかカードローンの審査に通過できないと聞きます。
でも、専業主婦だってお金に困るシーンはいくらでもありますから、専業主婦が利用しやすい審査の緩いカードローンなんていうのがあると本当に助かりますよね。
今回は、審査の緩い激甘のカードローンについて解説していきたいと思います
目次
専業主婦でも借りられる審査の緩いカードローンなんてあるの?
まず初めに、自分でお金を稼いでいない専業主婦でもカードローンを利用できるのか見ていきましょう。
専業主婦でもカードローンは利用できます!
専業主婦でも、突然の出費が重なれば家計のやりくりが苦しくなるなんてことは当然あるでしょう。
でも、自分に収入がないのに、夫に「やりくりするのが苦しい」とお金の相談をするのはなかなか気が進みません。
そんな時には、お金を稼いでいない専業主婦でも簡単に借りられる激甘のカードローンがあればいいのに…。
と、ため息をつきたくなってしまいますよね。
ところで、もしかしたら専業主婦には経済力がないからカードローンを利用できないなんて思っていませんか?
そんなことはありません!
専業主婦でもカードローンを利用できるんですよ。
専業主婦はどんなカードローンでも利用できるわけではない
ただし、専業主婦の場合はどんなカードローンにでも申し込みできるわけではありません。
カードローンによって適用される法律は異なり、どのような人が利用できるのか、また、どのくらいの金額を借入できるかなどに違いがあります。
カードローンは大きく、
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
の2種類に分類されます。
それぞれのカードローンにどのような特徴があるのか、また専業主婦でも利用できるかどうかについて解説していきます。
消費者金融カードローンなら基準は緩いが専業主婦は利用不可
それでは、消費者金融カードローンの特徴から見ていきたいと思います。
消費者金融カードローンは審査に通過できる基準が緩い!
消費者金融は、
- 満20歳以上であること
- 安定した収入があること
の2つの条件を満たしていれば申し込み可能で、これはどの消費者金融でも共通しています。
安定した収入があるとは、毎月給料をもらっているという状態を指します。
正社員、パートやアルバイトなどで継続して収入を得ていれば、特にいくら以上の収入がなければならないといったことはありません。
一方、銀行カードローンは、
- パートやアルバイトは利用不可
- 学生は利用不可
- 最低年収が定められている
など、各々の銀行が各自に申込できる人の条件を設定しているため、それぞれのカードローンの条件に該当しているかをよく確認する必要があります。
こうして消費者金融カードローンと銀行カードローンの申込条件を並べてみると、消費者金融カードローンの方が銀行カードローンと比べて申込基準が緩いように感じます。
総量規制が適用される消費者金融カードローンは専業主婦の利用が不可
ところが、消費者金融に申し込む際には注意しなければいけないことがあります。
それが総量規制です。
総量規制とは、2010年に貸金業法が改正された際に導入されたルールで、お金を借りすぎて返済できなくなってしまうことを防ぐために、個人が貸金業者から借りられる金額を年収の3分の1までに制限するしくみを指します。
総量規制が導入されて以降は、貸金業者である消費者金融からは、正社員でもアルバイトでも関係なく年収の3分の1までの金額しか借りられなくなりました。
例えば、年収が600万円の会社員なら200万円を超える金額は借りられませんし、年収が90万円のパートの主婦なら30万円までしか借りられません。
そして、自分自身の収入を持たない専業主婦の年収は0円なので、借りられる金額も0円、つまり専業主婦は消費者金融からは借入ができないのですね。
配偶者貸付なら専業主婦でも借りられる?
では、専業主婦は絶対に消費者金融から借入はできないのかというと、実はそうでもないのですね。
「配偶者貸付」という制度を利用すれば、専業主婦でも消費者金融から借入をすることができないわけではありません。
しかし、配偶者貸付を利用して専業主婦が消費者金融から借入をするには、
- 夫の同意書を提出する
- 夫との婚姻関係を示す書類を提出する
- 夫の年収を証明する書類の提出を求められることもある
など、面倒な手続きが必要です。
しかも、大手消費者金融は配偶者貸付には対応していないので、配偶者貸付に対応している中小消費者金融しか利用できません。
審査が緩いといわれる消費者金融ですが、実は専業主婦に対しては審査が緩いどころか非常に対応が厳しくなっています。
銀行カードローンなら専業主婦でも利用できる?審査は緩いの?
消費者金融がこれほど専業主婦に対して厳しいのであれば、消費者金融と比べて審査が厳しいといわれる銀行カードローンを専業主婦が利用するなんて、到底無理なのでは…と思えてしまいます。
専業主婦が銀行カードローンを利用することなんてできるのでしょうか?
銀行カードローンは総量規制が適用されない
銀行カードローンは、消費者金融とは異なって総量規制が適用されておらず、収入のない専業主婦のカードローン利用も禁止されてはいません。
ただし、先に少し触れましたが、銀行カードローンの利用条件は各銀行が自由に定めていますので、専業主婦がカードローンを利用できるかどうかはそれぞれの銀行によって異なります。
つまり、専業主婦が利用できる銀行カードローンもあれば、専業主婦の利用を認めていない銀行カードローンもあるということです。
銀行カードローンは審査が厳しいのに、収入がない専業主婦でも利用できるカードローンがあることを意外に思う人もいるでしょう。
配偶者に安定した収入があれば専業主婦でも銀行カードローンを利用できる
実は、専業主婦がカードローンに申込みをする際の審査基準は一般の審査基準とは全く異なります。
銀行カードローンの審査では、専業主婦のことを働く必要がないほど配偶者に安定した収入があるのだと考えます。
確かに、専業主婦自身には収入がないけれども、配偶者に安定した収入があればそこから返済できるだろうと判断するのです。
ただし、専業主婦がカードローンを利用する場合、返済は配偶者の収入に頼るわけですから、大きな金額を借り入れることは難しく、どの銀行カードローンでも専業主婦の限度額は50万円程度に制限されています。
審査が厳しいといわれている銀行カードローンの方が、専業主婦に対しては緩い基準を適用しているように感じるのではないでしょうか。
銀行カードローンは夫にバレずに借りられるのがメリット
それだけではありません。
専業主婦が銀行カードローンを利用する場合は、
- 審査では在籍確認なし
- 夫の同意は不要
- 夫の勤務先を銀行に知らせる必要がない
- 夫の勤務先への在籍確認ももちろんなし
など、夫に借り入れを知られる心配もほぼありません。
パートやアルバイトをしている主婦でも、消費者金融から50万円を借りるのはなかなか難しいですし、申込をすれば必ず在籍確認が行われます。
こうした点を考えると、銀行カードローンは専業主婦に対してかなり緩い、激甘といってもいいほどの審査基準を適用しているように思えます。
ただし、説明したように、専業主婦が銀行カードローンを利用できるかどうかはそれぞれの銀行によって決めていますから、どの銀行のカードローンでも利用できるわけではありません。
事前によく調べて、専業主婦でも利用できる銀行カードローンに申込みをしてください。
専業主婦が借りられる銀行カードローンが少なくなった
かつて、消費者金融では過剰融資が大きな社会問題となったことが原因で、貸金業法が改正されて総量規制が導入されました。
その結果、多くの消費者金融が姿を消し、消費者金融の貸付残高も大幅に減少しました。
ところが、それとは逆に、総量規制が適用されない銀行カードローンがどんどん融資残高を増やしていき、2014年には銀行カードローンの融資残高は消費者金融の融資残高を上回って逆転してしまうのですね。
しかも、これまでずっと減少傾向にあった自己破産者数が2016年には増加に転じてしまいます。
このことによって銀行の過剰融資問題が厳しく指摘され、ついに2017年銀行カードローン業界は自主規制を導入すると発表しました。
銀行カードローン業界が自主的に総量規制を導入したことによって、専業主婦に対する融資を停止する銀行カードローンが大幅に増加したため、現在では専業主婦が利用できる銀行カードローンもかなり少なくなっています。
「緩い審査」「激甘」と宣伝するカードローンを利用するのはNG!
専業主婦が銀行カードローンで借入するもなかなか大変になってきています。
それなら、審査が緩いことを宣伝しているカードローン会社を利用したほうが確実に借りられるのではないかと考える人もいるかもしれませんが、それはちょっと待ってください!
緩い審査だと宣伝するのは闇金の可能性も…!
- 審査が緩い
- 激甘
- ブラックでも確実融資
など甘い言葉で宣伝している業者を見かけることがありますが、自分から進んでそのように宣伝している業者は闇金などの悪徳業者の可能性が高いですから、絶対に近づかないようにしてください。
そのような業者からいったんお金を借りてしまうと、法外な利息をとことんまで搾り取られてしまいます。
カードローン業者は、融資の条件などについて誇大広告をすることが禁じられているので、あたかも簡単に審査に通過できるかのような宣伝をしてはいけないのですね。
きちんとした業者はそうした宣伝は決してしません。
緩い審査、激甘といった言葉につられないようにしましょう。
専業主婦の状況にあったカードローンに申込めば審査には通過できる
この記事では専業主婦向けの審査が緩いカードローン、審査が激甘のカードローンを紹介していきますが、実は審査が緩いカードローンというものはありません。
どの金融機関のカードローンも、審査基準に沿って厳格に審査を行っているからです。
ただ、審査基準は各金融機関によって異なるので、専業主婦自身の状況にあったカードローンをチョイスできれば審査が緩い、激甘だと感じるでしょう。
専業主婦向けの激甘のカードローンの口コミなども見られますが、専業主婦の状況がその銀行カードローンの審査基準、借り入れ条件にピッタリ合っていたということなのですね。
そうした銀行カードローンを選ぶには、やはり事前のリサーチがとても重要です。
専業主婦でも借りられる!審査通過基準が緩いカードローンはこれ!
銀行のグループ企業の主な顧客層が専業主婦だと、その銀行のカードローンを利用しやすい傾向にあります。
例えば、イオン銀行カードローンや楽天銀行カードローンなどがそれにあたります。
スーパーのイオンのメインの客層は主婦ですから、イオン銀行が専業主婦にカードローンを利用しやすくするのは自然ことだといえますよね。
また、審査の通過基準の緩さばかりではなく、専業主婦自身がカードローン審査に通過しやすい状況であればさらに審査は緩く感じられるでしょう。
- 信用情報に問題がないこと
- 他に借り入れがないこと
この2点をクリアしていれば問題なく審査には通過できるはずです。
そうした点も踏まえて、専業主婦でも利用しやすい銀行カードローンをご紹介したいと思います。
以下にご紹介する銀行カードローンの条件は、いずれも専業主婦が利用する場合のものです。
静岡銀行カードローン
限度額 | 10万円~50万円 |
---|---|
金利 | 14.5%(100万円以下の場合の金利) |
年齢制限 | 満20歳以上69歳以下 |
口座の開設 | 要 |
- 三大地方銀行の一つなので絶対の安心感がある
- 申込みは全国どこからでもスマホ一台でWEB完結
- セブン銀行ATMなら利用手数料が無料
- 初めての利用なら最大45日間分の利息のキャッシュバックあり
楽天銀行カードローン
限度額 | 10万円~50万円 |
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金利 | 14.5%(100万円未満の場合の金利) |
年齢制限 | 満20歳以上60歳以下 |
口座の開設 | 不要 |
- ほとんどのコンビニATM利用手数料が無料
- 楽天銀行の口座開設は不要
- 定期的に金利半額キャンペーンが行われている
- 楽天ユーザーだとポイントが貯まりやすい
イオン銀行カードローン
限度額 | 10万円~50万円 |
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金利 | 13.8%(90万円以下の場合の金利) |
年齢制限 | 満20歳以上64歳以下 |
口座の開設 | 不要 |
- イオン銀行の口座開設はもちろん不要
- 銀行カードローンとしてもかなり低金利
- 24時間365日手数料無料で借入可能
信用金庫のカードローン
専業主婦が借りられる銀行カードローンが少なくて困っているという場合は、銀行以外のカードローンにも目を向けてみてください。
例えば、ほとんどの信用金庫のカードローンは専業主婦の借入にも対応しています。
普段から信用金庫利用している専業主婦なら、信金カードローンの利用も検討してみるとよいでしょう。
おわりに
以前より少なくなったとはいえ、専業主婦でも利用できるカードローンは探せば意外とあるものです。
ただし審査が緩い、激甘だと感じるかどうかは、そのカードローンが各々に適しているかどうかによって異なるものだと考えておいてください。
専業主婦でも利用できるカードローンの中から自分の条件にピッタリ適合する商品を選べば、結果として審査の緩いカードローン、激甘のカードローンだといえるのですね。
あなたにとって審査の緩いカードローンに巡り合えるよう、しっかリサーチしてください。