コロナショックもあり世界情勢が不安定な今、人々の資産運用への意識はさらに高まっています。
そして、資産運用への意識、そして株式投資への興味が一番高まるのが「30だし」という節目の年代です。
会社では役職がつくなど、年収が上がる人も多いでしょう。
30代にもなると家族が増える人もいるでしょうか。
そうした「余裕」と「将来への意識」のバランスが取れ始めるのが30代なのです。
今回は、
- 30代から始める資産運用
- 30代の資産運用に株式投資がおすすめな理由
- 30代の株式投資でミスしないために
- コロナ禍における株式投資
- 老後2000万問題を解決するために
このあたりを解説していきます。
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30代から真剣に資産運用について考えるべき
がむしゃらに遊んだり働いた20代。
そして少し落ち着いてきたタイミングの30代で、資産運用について考えるのも無理ありません。
なにもせず迎える老後と、しっかり資産運用して備える老後。
どちらがより豊かな老後を迎えられるか、言うまでもありません。
人生というのは、じょじょに慣れで生きてしまうもの。
30代の節目を逃すと、ダラダラ余生を過ごしてしまう可能性も高いです。
貯金ではリスクに備えられない
中には、「しっかり貯金して老後に備える」と言っている人も多いです。
しかし貯金だけでは備えとして不十分です。
銀行口座にお金を預けていても、つく利子は0.001%とかそこらです。
銀行にお金を預けているだけでお金がどんどん増えたのはバブルまで。
これからは「お金の増える資産運用」を考えないと、老後に資産を残すことなんてできるわけがないのです。
現金だけでは今後の社会情勢はリスクがある
自分の資産を現金だけで持っておくのは危険です。
確かに日本円は比較的信用度の高い貨幣ではあります。
しかしいつ日本円の価値が急落するかわかりません。
例え日本円の価値が急落しても、資産を分散して持っておけば、資産が大幅に目減りすることはないのです。
30代の資産運用には「株式投資」がもっともおすすめ
30代がやるべき資産運用には様々思いつきますが、中でも個人的に株式投資をおすすめしたいです。
株を買って、株を資産として持っておくのは、あらゆる利益の面で有効だからです。
30代から資産運用を考えるならぜひ、株式投資を選択肢の大きな一つとして考えてみてください。
少額から積み立てられる
株式投資は少額から始められるのが大きなメリットです。
特に積立NISAを使った投資信託への積立なら、数千円単位で行うことができます。
それに、NISA口座なら利益から税金が徴収されることもありません。
30代から株式投資での資産運用を考えるならぜひ、少額から積立投資を初めてみませんか?
長期的な資産形成ができる
株式は、インフラに強い優秀な資産です。
インフラで物価が上がったとしても、それに応じて会社の価値も上がるので株価が上がってくるからです。
ですから、30代のうちから成長株を買っておくのは、後々のことを考えても資産運用として有効です。
成長企業の株価は基本的に右肩上がり
今回のような自然災害などの被害があっても、基本的に世界の経済は強くなっています。
もちろん、トレンドは時代に合わせて変わっていきますが、成長企業はずっと成長し続けています。
早いうちから今後伸びる企業に投資しておくのは、後々のことを考えるとおすすめです。
30代の株式投資において気をつけるべきポイント
30代の株式投資はあらゆる面でおすすめですが、株式投資は同時にリスクも孕んでいるので注意深く行う必要があります。
30代で株式投資を始めるならどんなことに注意するべきか、ここでお教えします。
ギャンブル気分で株を買わない
株を買うのは、ギャンブルとは違います。
あくまで投資なわけですから、「株価が上がるかわからないけど一か八か買ってみよう」で買うものではないのです。
様々な指標や、社会情勢、チャートの形を考慮してから株を買うか決めて、株価が上がれば「やっぱり」というものです。
投資は本来、成長する企業に行うもの。
良い企業かわからないけど、とりあえず投資するものではないのです。
人の言いなりで株を買わない
株を買うときは、自分の判断で買うようにしましょう。
誰かの言うとおりに株を買うと、後々トラブルの種となります。
くれぐれも、自分の基準で株を買うようにしてください。
誰かの意見は、自分に都合の良いことを言っている可能性もあることを頭に入れてください。
投資詐欺に気をつける
今も昔も「投資詐欺」は後を立ちません。
「○○円私に預けてくれれば、必ず○倍にして差し上げます」
「今○○に投資すれば、資産は大幅に増えます」
など、都合の良いことばかり言う人には注意してください。
基本的にあなたのお金を増やすのは、自分自身だけです。
他人がもし「増やしてあげる」と言ってきても、基本的にその言葉を信じてはいけません。
30代でコツコツ資産を貯めてきた人なら、自分のお金の扱いに慎重かもしれません。
しかし30代でなにかまとまったお金がポンと手に入った人は、お金の使い方や価値がわかってないこともあり、下手なお金の動かし方をしかねません。
しっかり勉強して自分の判断で株を買う
株の世界は奥が深いです。
調べても調べても、新たな情報が出てきます。
そして常に社会情勢は変わります。
「過去と似た状態」はあるかもしれませんが、過去とまったく同じ状態というのはありえません。
常に最新の情報に注意を向けながら、現在の株式相場に目を向けていきましょう。
コロナ禍では常に「暴落」の気配を考えておく
コロナ禍で株式投資を行っている私のような人もいるでしょう。
コロナショックで世界経済は大打撃を負いました。
そんな状況では、株価の動きも平時通りまともな動きをするわけがありません。
実体経済はボロボロ
実際のところ、お金は動かず実体経済はボロボロです。
しかし株価はコロナ以前の相場にまで戻っています。
株価は企業の売上とともに上がっていくものですから、企業の業績が下向きな状態で株価だけ独り歩きしている状態です。
そんな状態が普通なわけありません。
もし株価が実体経済と同じ評価になったとしたら、日経平均株価は大暴落。
しかし現状株価が安定しているのは、日銀の金融緩和や給付金バブルなど様々な要因が重なった結果です。
とはいえいつまでも今の状態が保つとは思えません。
いつ株価が正常の値段に戻るかわからないのです。
人によっては、「もう今の状態がアフターコロナ相場である」という人もいますが、暴落するシナリオも頭に入れておきましょう。
暴動、国家間紛争など暴落の材料は多い
コロナ禍では、ただでさえコロナの感染リスクという大きすぎるリスクを抱えています。
そんな社会が平常通り回らない状況において、アメリカではデモや暴動、アジアでは紛争、中米では貿易摩擦など問題が耐えません。
当然社会情勢が傾けば、社会の写し鏡である株価にも影響が出ます。
社会情勢が薄氷を渡るような状況であるコロナ禍では、株式投資を行うのもリスクが耐えません。
老後2000万円貯めるためには30代から投資をはじめるべき
金融庁の金融審議会「市場ワーキング・グループ」が公表した報告書を元に提言された「老後2000万円問題」が問題になったのも1年ほど前の話。
「老後を過ごすためには貯金が2000万円必要」
「年金を当てにするべきではない」
そうしたことを政府から言ってしまうのは問題だと思いますが、老後にしっかりと貯蓄が必要なのは間違いない事実です。
先を見据えた資産形成には、少しでも早いスタートが望ましいです。
資産形成には時間がかかり、少しでも早く始めるほうが結果が出やすいからです。
年金を期待できない将来への備えを
繰り返すようですが、年金には期待できません。
年金問題を解決するためには長い期間必要ですが、現状年金問題に対する抜本的な対策がされているようには見えません。
少子化が進めば進むほど、あとあと今の若者が年老いた時苦しむことになります。
そして日本の国力も落ちていく。
そんな時代に置いて、老後になんの備えもしないでただ年老いていくだけ、というのはあまりにも危険です。
株式投資など、なんらかの手段で資産形成を行うのは、はっきり言ってマストです。
「不安」を払拭するには行動しかない
老後は誰しも不安を抱えています。
自分がどうなるのか、それは誰にもわからないのです。
老後に嫌な予感、不安な未来が少しでも見えているなら、少しでも自分の未来のために行動してください。
不安を減らすためにできることは、はっきり言って「行動を起こす」しかないのです。
30代から株式投資 まとめ
30代は、全年代でもっとも株式投資を始める人の割合が多くなる年代。
ある程度自分の生活にも余力が生まれて、自分の将来について考え始めるのが30代という年代です。
株式投資は、一朝一夕で儲かるものではありません。
少しでも投資に向けて動き出して、将来にお金を残すことができるように行動をはじめてください。