お金が無い時、急にお金が必要になってしまった時に、無保証・無担保でまとまったお金を借りることができる便利なツールのカードローン。
カードローン毎に金利や特徴などが違います。
例えばじぶん銀行カードローンは、auユーザーのみお得な金利優遇を受けることができるなど、独特のサービスを展開しているカードローンもあります。
じぶん銀行カードローンが優秀で借りやすい銀行カードローンだったとしても、じぶん銀行カードローンの審査基準をクリアせねば利用することはできません。
いったいどんな人が審査に通り、借り入れ可能となるのでしょうか?
詳しく調べてみましょう。
目次
じぶん銀行カードローン基本スペック
まずは審査基準の話をする前に、じぶん銀行カードローンの基本スペックをおさらいしてみましょう。
金利 | 2.2~17.5% |
---|---|
限度額 | 最高800万円 |
審査 | 最短一日 |
融資 | 最短一日 |
金利を見ると、下限金利の低さには目を見張るものがありますが、実際に多くの人が借りるのは10万円前後でしょうから見るべきは上限金利の「17.5%」になります。
ネットバンクとはいえ、銀行系のカードローンの金利は基本的に「13~14.5%」ほどで設定されていることが多いですから、安いとは言えない金利です。
※少額融資(10万円前後)の場合は、基本的に上限金利が適用されます。
そのため、じぶん銀行カードローンを利用する際には可能限り高額融資(高額な借り入れ限度額の設定)を受けるのをおすすめします。
auじぶん銀行の口座を持っているなら早い審査・融資スピード
審査と融資も、auじぶん銀行の口座を持っている人混雑時以外など条件がすべて揃った時には「最短一日」という銀行系のカードローンにしては時間のかからないスピードを持っています。
融資の開始までは、上記のように最短一日と少し時間がかかりますが、審査結果の通知は「口座を持っている場合は」最短即日で通知が来るようです。
スマホのキャリアがauの場合
さらに、カードローンの利用時に「auID」を登録すれば、金利が最大0.1%優遇されるというサービスもあります。
auユーザーならではのサービスですね。
auユーザーならじぶん銀行を使用している場合、「auポンタポイント」などのポイントがたまりやすいメリットもあるので検討の余地はあるのかと思います。
どれくらいメリットに感じるかは個人差があるとは思いますが、使用しているスマホのキャリアで金利が変わるサービスは他のカードローンでは見られない、ちょっと珍しいものですよね。
審査で決められる適用金利
じぶん銀行カードローンで設定されている「2.2~17.5%」という金利ですが、具体的に適用される金利は「審査結果に応じて」決まります。
審査で決まった限度額によって、それに応じた金利が当てはめられるのです。
限度額 | 金利 |
---|---|
710万円~800万円 | 2.2~3.5% |
610万円~700万円 | 3.5~4.5% |
510万円~600万円 | 4.5~5.0% |
410万円~500万円 | 5.0~6.0% |
310万円~400万円 | 6.0~7.0% |
210万円~300万円 | 7.0~9.0% |
110万円~200万円 | 9.0~13.0% |
10万円~100万円 | 13.0%~17.5% |
auユーザーの金利優遇が適用されれば、ここからさらに「0.1%」金利が下がります。
返済額が1000円からと少額
毎月の最低返済額が「1000円」と、他のカードローンの最小返済額にくらべて低いです。
毎月の返済額は多く設定した方が結果的に支払う利息額は少なくなるので、できればそちらの方がおすすめですが、あらかじめ返済計画を立てたうえで計画的に利用する分には便利な設定額です。
auユーザー以外は基本的にメリットはない
基本スペックの項目で触れていますが、銀行系カードローンにしては金利が高いです。
即日審査・最短翌日融資もauユーザーかつ、じぶん銀行に口座を持っている人でないと適用されないです。
auユーザーかつじぶん銀行に口座を所持していない人の場合は「消費者金融並みの金利で消費者金融よりも融資の開始が遅いカードローン」になります。
条件を満たしていれば消費者金融よりも少しだけ金利が安く、他の銀行系に比べると審査や融資のスピードが早いカードローンになるのですが…。
じぶん銀行カードローン審査の流れ
じぶん銀行カードローンのスペックについて説明してきました。
auユーザーに限り、優秀なカードローンということをわかっていただけたと思います。
auユーザーの方は少し興味が出たのではないでしょうか?
じぶん銀行カードローンへ申し込んでから、じぶん銀行カードローンに契約するまでの流れもみていきましょう。
WEBから申し込み
じぶん銀行は実店舗を持たないネット銀行のため、実店舗から申し込みはできません。
申込方法は、WEBからじぶん銀行カードローンの公式サイトへアクセス、そして申し込みを選択する必要があります。
サイト内の申し込みフォームを埋めて、申し込み情報をじぶん銀行側に送信します。
申し込み情報を元に審査
申し込みフォーム内の情報を元に、じぶん銀行と保証会社のアコムが審査を行います。
ここで見られるのは主に「属性」。年収や勤務先など、生活に関わる情報です。
それらの情報がスコアで表され「加点形式」で評価が行われます。
この時加点されるスコアがじぶん銀行カードローンの審査基準を満たしていた時、審査は次のフェーズへ進みます。
在籍確認
じぶん銀行から、申込情報にあった勤務先の会社へと「在籍確認の電話」がかけられます。
在籍確認は「会社に在籍している」ことを確認できさえすれば良いため、本人が電話に出る必要はありません。
同僚でも部下でも上司でも誰が電話に出ても「会社にいる」ことが確認できれば終わりです。
銀行名で電話か個人名で電話か選択可能
会社に「じぶん銀行から電話がかかってくる」ことに対して「嫌だ」と思う人も多いでしょう。
そういった方のために、在籍確認で「じぶん銀行」を名乗るか「個人名」で電話がかかってくるか、申込時に選択することができます。
必要書類提出
在籍確認が終われば、もう契約は目前です。
あとは、本人確認書類と、必要ならば収入証明書を提出すれば、実質審査は終わりです。
書類の写真やデータを提出するのが簡単ですが、公式サイトには、印刷用の返信用封筒がダウンロード可能です。
カードローン契約
書類が確認できれば、じぶん銀行カードローン契約の案内メールが届きます。
その契約内容を確認すれば、契約は完了です。
その後1週間ほどして、ローンカードが自宅に届きます。
そのカードを使って、近くのATMからお金を借り入れてください。
じぶん銀行カードローンの審査基準
じぶん銀行カードローンの審査基準ですが、様々な情報を見る限り、そこまで厳しくないという印象です。
多くの場合、金利を見れば審査基準が甘いか厳しいかは予測がつきます。
銀行系であること、大手消費者金融よりも若干金利が安いことを考えれば「甘い」言い切れるほどではないものの、特に問題ない属性と信用情報の持ち主ならトラブルなく審査に通るはず。
じぶん銀行の申込資格には安定継続した収入のあるお客さま(自営、パート、アルバイトを含みます)
とありますから雇用形態も特に問題ありません。
申し込み資格から「自衛、パート、アルバイトも含む」ということは、そういった人達に申し込んでもらいたいという表れ…とまでは言いませんが、「スマホを所持しているだけの収入があれば概ね問題ない」程度の認識で問題ないのではないでしょうか?
保証会社のアコムから推測される審査基準
じぶん銀行カードローンの保証会社は「アコム」です。
銀行カードローンの審査を主に請け負うのは、この保証会社です。
つまりじぶん銀行カードローンへ申し込むと、申し込んだ人はこのアコムの審査を受けることになります。
アコムと言えば大手消費者金融で有名。
プロミスやアイフルなど、他の大手消費者金融と比べても、アコムの審査は甘いと有名です。
しかしそもそもアコムとじぶん銀行カードローンの金利が違いますから、まったく同じ審査基準にしているとは考えにくいです。
三菱UFJ銀行のバンクイックなども、保証会社をプロミスにしていますが(グループ会社だからですが)、プロミスとバンクイックとの金利差は「約2.5%」も違います。
大手消費者金融と中小消費者金融程の差があるのに、審査基準が同じとは考えにくいですよね。
なのでアコムの審査が甘い=じぶん銀行の審査が甘いと考えるのは避けた方が良いです。
どちらかと言えば、消費者金融の金利に近いじぶん銀行の金利を考えると審査基準が消費者金融並みであってもおかしくない…という認識の方がいいのではないでしょうか?
アコムのカードローン返済でトラブルがあれば審査に落ちやすくなる
アコムのカードローン利用中に返済遅延など、トラブルがあった場合、その記録に起因してじぶん銀行カードローン審査に落ちやすくなってしまいます。
心当たりがある方は、くれぐれも気をつけてください。
というよりも保証会社のアコムに限らず、他のカードローンやクレジットカードなどの信用情報の傷はどこのカードローンの審査においても不利になる事項です。
審査通過率でみるアコムの審査基準
カードローンの審査基準を調べるための手がかりに、消費者金融が株主向けに公開している「審査通過率」があります。
審査通過率が高ければ高いほど、審査が甘いということです。
ここでは参考に2017年10月の大手消費者金融3社の審査通過率を載せておきます。
消費者金融名 | 審査通過率 |
---|---|
アコム | 47.2% |
アイフル | 46.4% |
プロミス | 46.8% |
わずかではありますが、アコムの審査通過率が一番高い数字となっています。
この月はたまたまアコムもそれほど審査通過率は高くありませんが、他の月の審査通過率はもっと高く、他の消費者金融とも開きが生じています。
私の見る限り、いつもアコムは高い審査通過率が出ていますからアコムの審査は柔軟だと言えるのです。
じぶん銀行カードローンは即日審査には対応していない
じぶん銀行は、申し込み自体は24時間365日受付ています。
そしていつ申し込んでも、特に問題なければ審査結果を最短即日知らせてくれます。
※じぶん銀行に口座を持っている場合に限ります。
審査に関して、極端に弱い属性や、過去問題が残っている信用情報が見つかった場合は、審査に長い時間がかかってしまうことも。
ただし融資の開始は銀行系カードローンの宿命ですが、最短でも翌日以降になることは理解しておきましょう。
じぶん銀行カードローンの審査時間を短縮するコツ
じぶん銀行に口座を持っていないと審査に2日以上時間がかかってしまうこともあるじぶん銀行カードローン。
しかしコツを押さえておけば、じぶん銀行カードローンの審査時間がなるべくかからない方法で申し込むことも可能です。
審査するじぶん銀行側に立って考えれば、どんな人に審査時間がかからないか見えてくるはずです。
希望借入額を少なく申し込む
じぶん銀行カードローン申し込み時に伝える「希望借入額」。
この金額を少しでも少額で申し込めば、じぶん銀行カードローンの審査で必要以上の時間がかからなくなります。
少ない金額なら、じぶん銀行側も「返済不能リスクが低い」と判断するので審査に時間がかからなくなるのです。
平日の午前中申し込む
じぶん銀行カードローンの申し込み時間は、「平日の午前中」がおすすめです。
理由は簡単。
平日の午前中は申し込みが混み合っておらず、スムーズに審査が始められるからです。
じぶん銀行カードローン審査落ちの理由
じぶん銀行カードローンの審査基準について推測してみましたが、審査に落ちてしまったとしたら、その審査落ちの理由にもある程度の予想をつけることができます。
じぶん銀行に電話で、「どうして審査に落ちたのか?」を聞いたとしても、その答えを教えてくれることはありません。
カードローンの審査基準はどの消費者金融も銀行も他者にもらせないトップシークレットなのです。
しかしカードローン審査についてある程度の知識があれば、だいたいの審査落ちの理由を予想することができます。
じぶん銀行カードローン審査落ちの理由として考えられるものをいくつかご紹介いたします。
「年収」「勤続年数」など「属性」の審査基準を満たさなかった
やはり、支払い能力において「年収」や「勤続年数」などの「属性」重要な情報です。
カードローン審査において「年収」の金額はそれほど重要ではありませんが、「収入の安定性」はとても重要視されます。
収入条件がじぶん銀行の定める審査基準を満たさなかった時、じぶん銀行カードローンの審査に落ちてしまいます。
この辺りの情報を審査前に強化することは難しいですが、「嘘をつかないこと」「入力ミスのないこと」などを心がけておきましょう。
信用情報に金融トラブルが記録されていた
じぶん銀行カードローンの審査基準において重要なのが「信用情報」です。
信用情報に過去のキャッシング利用などで起こした金融トラブルが見つかった時点で、じぶん銀行カードローンの審査において大きなマイナスとなります。
例えば他社キャッシングにおける返済遅延、また過去行った債務整理の記録などがあると、いくら「属性」で高スコアを出していたとしても審査に落ちやすくなると思っておきましょう。
在籍確認が取れなかった
じぶん銀行カードローン審査の最後にあるのが「在籍確認の電話」です。
この在籍確認の電話は、申し込んだ人が会社に在籍しているかを確認するだけのものですが、この在籍確認が取れないと審査落ちとなります。
じぶん銀行カードローンの審査では、在籍確認の電話を他の方法で代用することはできません。
また、それまでの審査でどれだけ高スコアだったとしても、在籍確認が免除されることは絶対にありません。
しっかりと在籍確認の電話がかかってくることを想定し、電話の対策を行っておきましょう。
※大企業や外出が多く電話が取りにくいなどの職場環境でない限りは問題ないと思いますが…。
じぶん銀行カードローンの在籍確認がどのように行われるのかは、詳しい内容は以下の記事を参照してください。

他社カードローンに同時申し込みをしている
「短期間の他者カードローン同時申し込み」を行っていると、じぶん銀行カードローンの審査でかなり不利です。
他者カードローン申し込みが多いと、「お金に困っている=返済能力が低い」と思われてしまうからです。
じぶん銀行カードローンへ申し込む際は、じぶん銀行に絞った申し込みを行いましょう。
auユーザーは審査で優遇されるのか?
auユーザーは、申込時auIDを登録すれば最大0.5%の金利優遇を受けられるじぶん銀行カードローンですが、果たしてauユーザーはじぶん銀行のカードローン審査でも優遇されるのか?
疑問に思った私は電話で聞いてみることに。
すると、返答は「auユーザーであっても審査結果には影響しません」とのことでした。
少し期待しましたが…コンプライアンス的にもauユーザーの扱いを通常に比べて高くするのは問題があるのでしょうか?
しかし審査結果の通知の速度などauユーザーならでは得点があるので、表面上に出すわけにはいかないだけで少しは優遇されていそうな気もしますが…。
案外知られていないのですが、「スマートフォンの割賦支払い」もローンの一つに当たります。
auじぶん銀行は、auのグループ会社なので、「スマートフォンの割賦支払い」による支払いを信用情報・利用実績として見て審査の通過の材料としている可能性はあります。
裏を返せば、スマートフォンの支払いに遅延があれば、問題視される可能性もあるということになりますが。
auユーザーが優遇されるのは金利のみ
上記の回答を言葉通りに受け取るならauユーザーが優遇されるのはあくまで「金利のみ」ということのようですね。
しかし金利が下がるのは、継続的にカードローンを利用する上でかなり重要です。
auユーザーはぜひ、じぶん銀行カードローンの利用を検討してください。
まとめ
auユーザーやじぶん銀行の口座所持者には優秀な設定が組まれている「じぶん銀行カードローン」。
借り換え、おまとめローンにも対応できる、最短翌日融資に対応したカードローンです。
じぶん銀行カードローン利用者が気にしてしまうのが、「他のじぶん銀行カードローン利用者の口コミ」です。
カードローンに関する情報は、ネット上でサイト運営者がじぶんの都合のいいように書くことが多いので、ネットを見るだけでは正しい情報がわからなかったりします。
今回は間違いなく正確な「じぶん銀行カードローン利用者の口コミ」をご紹介します。
実際にじぶん銀行カードローンを使った人でないと、じぶん銀行カードローンの使い勝手、そして公式サイトには紹介されていない「真のメリット・デメリット」も見えてくるはずです。
じぶん銀行カードローンは、大手消費者金融などと比べると若干マイナーなため、利用者も比較的少なめですが、間違いなく一定数存在します。
そんな、カードローン利用者の中では少数派「じぶん銀行カードローン利用者の口コミ」を見ていきましょう。