よく、投資とは無縁な人から「株なんて儲かるわけないだろ」と言われます。
それを言われると私は「いやいや…現に私は儲かってるんですけど…」と言いたくなりますが、そう言いたくなる気持ちもわかります。
株をよく知らない方にとっては、株は「よくわからないギャンブル」という印象でしょうし。
それにコロナショック後はより社会が不安定で、株=儲かるイメージはさらに遠くなっています。
そしてこれはポジショントークです。
自分の立場によって感じ方が変わります。
お金がなくて、株をやりたくてもできない人からすると「株なんて儲かるわけないだろ」と言いたくなるものですし、
過去株で手痛い失敗をして、その失敗を今も引きずっている方にとっては、「株なんて儲かるわけないだろ」の言葉に同意したくもなります。
しかし手堅く株で儲けを出している人にとっては、「株なんて儲かるわけないだろ」の言葉は、いやそれは違うと否定したくなるもの。
ということで、今回はそんな株に対して否定的な意見に対して、客観的な観点から「株は儲かるのか否か」を確かめていきたいと思います。
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「株なんて儲かるわけない」は本当か?
さて、客観的に第三者目線も交えながら、「株なんて儲かるわけないだろ」は本当なのか。
株でいくらがんばっても儲かることはないのか。
考えてみましょう。
株価が変動するリスクがこわい?
「株なんて儲かるわけない」と言っている人の中でも、株を買ったことがない人の割合は大きいです。
「株ってよくわからないけど、株価の変動に合わせて売買するのは怖い。俺がやっても儲かるわけがない」
を株なんて儲かるわけないでまとめているのです。
確かに人間、見えないリスクに恐怖を感じるのはいたって自然なこと。
しかしそのリスク恐怖で、「どうせ株なんて儲かるわけない」で切り捨ててしまうのは、思考停止で機会損失です。
リスクをとらない日本人の国民性か?
国民性として、日本人は臆病で慎重です。
その国民性が良く働くことももちろん多いですが、株取引において臆病な性格はノイズです。
時に株の売買ではリスクを取りにいかないといけないことも多いですし、損を承知で利益確定しなくてはいけないことも多いです。
しかもコロナショック後経済は停滞して、「株価大暴落」のリスクも常について回ります。
そうしたリスクを許容できるか否か、これが株で儲けられるかどうかを決めるポイントです。
長期目線で言えば株価は上がっている
長期目線で見れば株価は上がり続けています。
2010年はまだ世界中がリーマンショックの煽りを受けていたこともあり、株価は低迷しています。
しかしその後経済は上向きに。
つまり、10年前に買った株は単純計算で二倍以上の株価が付いているということ。
これを見ても「株なんて儲かるわけない」と言えますか?
保有株をずっとホールドしていれば得している
世界一の投資家、ウォーレン・バフェットも言っている通り、「株は長期投資」が基本です。
短期で細かく売買するよりも、長期投資のほうが最終的なプラスは大きくなるのです。
しかし中には短期で株を売買して「得した損した」をやっている人も。
そんな細かい利益確定をしているのは、パチンコと変わりません。
運良く儲けていたとしてもそれはパチンコと変わりません。
株はギャンブルではありません。
「良い企業の株を買う」という投資なのです。
それを勘違いしている人ほど、「株なんて儲かるわけない」なんて事を言いがちです。
株で儲かってない人は逆張りで失敗している
株で儲けが出てない人は、えてして「株トレンドに逆行して買う」という逆張りを行いがちです。
逆張りは確かに、成功すれば値動きの頭を取れるので利益は大きいです。
しかし逆張り一本にかけるのはリスク管理で考えるとかなり危険です。
リスク管理的には、トレンドの動きをみて、頭を確認してから順張りするのが、とくに初心者にはおすすめです。
「儲けを100%取る」必要なんてないわけですから、確実に買っていくための買い方をしましょう。
そうするだけで、「株なんて儲かるわけない」なんて言わなくなるはずです。
「株なんて儲かるわけないだろ」に対する私の反論
さて、株なんて儲かるわけない」について、上では客観的に反論しました。
ここからは、私なりの見解で反論していきたいと思います。
最初に言っておくと、私は基本的に、順序立ててリスク管理しながら買えば株は儲かると思っています。
チャートを見てトレンドを感じてから買ってるか?
チャートには、株で儲かる、儲からないのヒントがたくさん現れています。
出来高が上がっていればその後の株価は大きな変化があります。
ローソク足をみれば、今後株価が上がるか下がるか?目安を見つけられるはず。
移動平均線をみれば、株価の下がる、上がるタイミングの目処も立ちます。
株で儲けてない人に聞きたいですが、本当にしっかりチャートをみて、今後のチャートの動きに予想を立てて買っているでしょうか?
適当なタイミングで、適当に銘柄を選んで買ってはいませんか?
チャートをみて、タイミングを見定めて買う努力をしていれば、「株なんて儲かるわけない」なんて言わないと思います。
誰かの意見で株を買ってないか?
株をやっている人はそれなりにいますが、誰かの意見に惑わされて株を買っていませんか?
株をやっている人はみな、自分の保有株を上げたいと思っているので、「この株は上がるよ」と言うもの。できるだけ多くの人に自分の保有銘柄を買ってもらいたいですからね。
しかし本当にその銘柄の株価が今後上がるかどうかを決めるのは、その「上がるよ」と言っているその人ではありません。
決めるのは、世間のトレンド、チャートの動向、出来高、情勢、企業の内情です。
多角的に情報を集めて、株を買うか考えてください。
多角的に物事を考えてない人ほど、株は儲からないと言いがちな気がします。
目的意識を持って株を買っているか?
目的意識を持たず、なんとなく株を買っている人ほど、株で儲けられないものです。
目的意識とは、「ゴール」と言い換えても良いです。
なんのために株を買うのか。
株のプラスをどこまで求めるのか。
生活資金の充足なのか、老後資金がほしいのか。
何か欲しいものがあって、それを買うためのお金か。
それによって、いつ買っていつ売るのか。
そのタイミング、ルールも変わってきます。
「なんとなく儲かればいいな」くらいの気持ちで株をやったって、イレギュラーなチャートに対応できないのでいつか損します。
「株なんて儲かるわけないだろ」ほ本当にするか否かは本人次第
実際、株で儲けている人がいるのですから、「株なんて儲かるわけない」はその時点で間違っているわけです。
ろくに株も買わずに儲かるわけないなんて言うのは、その時点で思考停止なのです。
リスクを怖がって、「儲かるわけない」という人に言いたいですが、何もせずただ銀行にお金を預けているのもそれはそれでリスクだと思いませんか?
コロナショックのような事があって、いつ自分の収入が途切れるかもわかりません。
そのリスクを考えても、株をやらないほうがリスクがあるとも思ってしまいますが…。
個人的にはしっかり考えて株を売買すれば儲けられると思います
個人的には、「株なんて儲かるわけない」という決めつけが間違っていると思います。
本人の性格もあるでしょうが、「儲かるわけない」は思考停止しすぎです。
どうして儲かるわけないのか教えてほしいくらいです。
しっかり情報を集めて、多角的に自分で判断すれば、株取引は儲かります。
ギャンブルのように、誰か一人だけ勝つ「ゼロサムゲーム」ではないのですから。
「株なんて儲かるわけない」まとめ
今回は、記事を通して「株なんて儲かるわけない」という意見に反論してきました。
事実、株で儲けている人が多いのですから、「儲かるわけない」はその時点で間違っているわけですが…。
とにかく、コロナショックで日本経済がかなり逼迫している今、「株で資産形成」の判断を下すタイミングとしては正しいと思います。