この記事を読まれている方の中には、「歯並びが気になり、矯正を検討した事がある」、さらには「インプラント治療を検討した事がある」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?
特に、歯列矯正は子供から大人まで、歯並びやかみ合わせを矯正する為に治療を受ける人は多いのですが、保険が効かないために治療費が非常に高くつくのが難点です。
しかし、そのような高額な治療費に対応できるように、歯科医では様々なデンタルローンを取り扱っています。
そこで、今回はそのような高額な治療費でも対応できるデンタルローンについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
また、デンタルローンの審査のポイントや、その審査に通る為のコツについてもお伝えしていきます。
【この記事はこんな人におすすめ】
- 矯正やインプラントを検討していて、おすすめのデンタルローンについて知りたい人。
- 現在保険の効かない歯科治療を行っていて、実費では払えずデンタルローンを検討している人。
- デンタルローンの利用条件や、その審査に通る秘訣について知りたい人。
- 最短30分で審査完了!即日融資も可!
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- 3.0%~18.0%
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- 800万円
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歯医者でデンタルローンを利用する人が多い理由
まず、デンタルローンについて詳しくご紹介する前に、保険の効かない歯科治療の種類について、さらには「なぜそのような高額治療をする人が増えているのか…」という点を考えてみたいと思います。
保険が効かない治療内容とは
もちろん、一般の虫歯治療などであれば健康保険の対象になりますので、自己負担額は高くても3割程度と、それほど高額になる事はありません。
また、日本には高額医療費制度がありますので、どれだけ治療費が高くなったとしても、一定額以上の金額は負担しなくても良いようになっています。
しかし矯正治療やインプラント治療など、一般的に「病気ではない治療」については健康保険適用外の治療となる為、基本的に全額自己負担となってしまいます。
尚、主な保険適用外の歯科治療としては、以下のようなものが挙げられます。
- 歯列矯正
- インプラント(人工歯根技術)
- 歯の健康診断
- 虫歯予防のための処置
ただし、以上の治療の中でも次の項目に当てはまる場合は、医療費控除の対象になる事もありますので、全額自己負担になるか、または確定申告をして還付金を受け取る事ができるかどうかについては、歯科医や税務署にお問い合わせされる事をおすすめします。
<医療費控除の対象となる歯科治療の例>
- 発育段階にある子供の成長を阻害しないようにするために行う歯列矯正
- その治療を行う為に病院に通った通院費(交通費)
矯正やインプラント治療をする人が増えている理由
以上の通り保険適用外となる歯の矯正治療やインプラント治療ですが、最近治療を行う人の数は増えてきています。
以下URLは少し前の調査データとなりますが、インプラント治療に使う歯科材料の輸入量を示したものです。
これを見ると、今から16年前の平成14年の輸入量と現在の輸入量を比較すると、ほぼ倍増しており、いかにその治療を行う人が増えているかがおわかり頂けると思います。
参考URL:歯科医師需給問題を取り巻く状況
では、なぜそのような保険のきかない矯正治療や、インプラント治療をする人が増えているのでしょうか?
理由①インプラント治療は利益率が高い
インプラント治療をする患者数が増えている一つの背景には「インプラント治療はとても儲かるから」という歯科医側の理由があります。
中には、一般の歯科医が1ヶ月で稼ぐ治療費を、たった一日で稼いでしまうインプラント治療専門の歯科医もいるようです。
理由②歯並びのコンプレックスを解消したい人が増えている
また、患者側にも増加の理由はあります。
特に、歯の矯正については歯並びをコンプレックスとして抱えている人や、歯並びが悪く肩こりなどの健康被害を被っているような人が最近とても増えており、たとえ高額であったとしても歯科矯正にチャレンジしてみたい…という大人が多いのも事実です。
「歯科矯正をして、人前で笑う事が恥ずかしくなくなり、性格まで明るくなった!」
「矯正をしてかみ合わせを修正したら、これまでどんな病院でも治らなかった身体の不調が消えた!」
という体験談はよく聞く話です。
ちなみに矯正治療に要する期間は短くても半年、長ければ1年以上かかり、少し勇気のいる治療です、
しかし、矯正のメリットは意外にも大きいため、それほどの犠牲を払ってでもコンプレックスを解消して、健康や美貌を手に入れたいという人が多いのも頷けます。
高額な治療費の相場と、利用できるローンの種類
では、ここからはそんな歯の矯正やインプラント治療にかかる費用の相場と、おすすめのデンタルローンについて詳しくご紹介していきたいと思います。
矯正治療の相場
まず、矯正治療にかかる費用の相場についてです。
歯の矯正と言っても、一部分を矯正する方法や全体を矯正するもの、また裏側矯正やマウスピース矯正など様々な矯正方法があり、各々費用も異なってきます。
大まかな費用については、以下に表にまとめておきましたので、参考にしていただければと思います。
矯正方法 | 費用の目安 |
---|---|
ブラケット矯正(ブラケットと呼ばれる金属製やセラミック製の器具で歯並びを矯正する方法) | 80~150万円程度 ※部分矯正で50万円前後、上下の強制であれば100万円以上必要 |
裏側ブラケット矯正(ブラケット装置を舌側(歯の裏側)に装着する矯正治療) | 100~150万円 ※短期間の裏側調整は150万円以上かかる事もある。</p><p> |
マウスピース矯正(就寝時だけマウスピースを付けて強制する資料方法) | 80万円前後 |
セラミック矯正(クイック矯正)(セラミックの被せ物(人工補綴物)を使って、歯並びを整える治療方法) | 1本あたり7~15万円程度 |
インプラント治療の相場
次に、インプラント治療にかかる費用についてです。
以下の表にあるとおり、インプラントは最初の診断料も非常に高くつきますし、その後の手術料などを含めると一本あたり20万円~40万円程度かかる計算になります。
また、手術後もメンテナンス費用や数回の通院が必要になってきますので、一本あたりの総額は30万円~50万円前後は覚悟しておいたほうが良さそうです。
治療項目 | 費用の目安 |
---|---|
初診相談 | 無料〜数万円 |
診断料(手術の事前準備に掛かる諸費) | 1万5千円〜5万円程度 |
手術料(材料費を含む) | 10万円〜35万円程度/1本あたり |
人工歯(上部構造) | 5万円〜15万円程度/1本あたり |
参考URL:日本インプラント株式会社
歯の治療に使えるローンの種類
では、そんな高額な歯の治療に使えるデンタルローンの概要やメリットやデメリットについても触れていきます。
また、おすすめのデンタルローンについても、いくつかご紹介したいと思います。
デンタルローンとは
まず、デンタルローンの概要からです。
デンタルローンとは、銀行や信販会社が取り扱うローンの事を指しますが、主に歯科医と信販会社が提携している例が多いようです。
一般的なカードローンとは異なり、利用用途も限られる為、比較的低利で利用できる点が特徴です。
デンタルローンを利用するメリットとデメリット
次に、デンタルローンのメリット・デメリットについてです。
メリット
デンタルローンのメリットはいくつかありますが、最も多いメリットは「ローンを利用することで治療の幅が広がる」と言う点が挙げられます。
先ほどお伝えした通り、健康保険の範囲内では一般的な虫歯治療など、病気の範囲内でしか歯科治療はできません。
しかし、デンタルローンを利用することで、保険の効かない高額治療も受ける事ができ、貯金がなくても今まで手の届かなかった歯列矯正やインプラント治療等の高額治療にもチャレンジすることができます。
また、デンタルローンは長期返済も可能ですので、治療が長期にわたって行われる歯列矯正でも余裕をもって返済できるというメリットもあります。
デメリット
一方、デメリットについてです。
デンタルローンのデメリットは、なんといっても「返済が生活の負担になる」という点です。
矯正やインプラント治療は、総額で100万円を超えるケースもあるため、特に若い世帯の場合は収入がそれほど多くない為、返済が重くのしかかる…というリスクがあります。
デンタルローンを利用するなら銀行系?信販系?
先ほどもお伝えした通り、デンタルローンは銀行や信販会社が取り扱っていますが、ここからは低金利で手軽に利用できるおすすめのデンタルローンにはどのような商品があるのか、いくつかご紹介していきたいと思います。
銀行で利用できるデンタルローン
まず、銀行のデンタルローンからご紹介します。
銀行のデンタルローンは非常に低金利、かつ長期返済が可能な点が特徴といえます。
イオン銀行のデンタルローン
おすすめのデンタルローンの一つ目は「イオン銀行のデンタルローン」です。
イオン銀行のデンタルローンは、上限金利が適用されたとしても金利手数料は年率で10%未満と非常に低利で利用可能です。
さらに、借入限度額も最高700万円ですので、かなり余裕のある融資を受けることができます。
<イオン銀行デンタルローンの利用条件>
- 適用金利:年3.8%~年8.8%
- 借入限度額:30万円~700万円
- 借入期間1年から8年
また、イオン銀行のデンタルローンは、インプラントや矯正はもちろんホワイトニングなど、とにかく歯にまつわる費用のことなら何でも利用することが可能です。
参考URL:イオン銀行のデンタルローン
三井住友銀行のフリーローン無担保型
次に、デンタルローンとしても使える三井住友銀行のフリーローンもおすすめです。
このローンの利用条件は以下の通りですが「最長10年以内」と、非常に長期にわたって返済することが可能です。
さらには、三井住友銀行の住宅ローンを利用していて、かつフリーローンの返済遅延がない場合は、通常の店頭金利よりも3.0%優遇される特典もあります。
<三井住友銀行のデンタルローン利用条件>
- 適用金利無担保型:年5.975%
- 借入限度額:10万円~300万円
- 借入期間:1年~10年以内
ただし、三井住友銀行のフリーローンの申し込みには、本人確認書類や収入証明書に加え、利用用途が証明できる書類を提出する必要があります。
また、ローン契約が完了した後でも、支払い済み確認書類の提出が求められるケースもあります。
参考URL:三井住友銀行のフリーローン無担保型
信販系のデンタルローン
次に、信販会社が取り扱うデンタルローンについても見ていきましょう。
オリコのデンタルローン
信販会社のデンタルローンの代表格といえば、オリコのデンタルローンです。
オリコのデンタルローンの主な特徴は以下の通りです。
- 限度額が10万円~500万円まで
- 申し込みはWebで完結出来る(後日、口座振替依頼書だけが自宅へ郵送される。)
- 審査は最短3分、長くても半日程度で完了
- 20歳未満でも18歳以上で安定した収入があれば申し込み可能。
※ただし未成年者の場合は親権者に保証人になってもらう必要がある。
・通常は6回~60回までの分割払いが可能。
※歯科医によっては6回~84回まで分割可能。
ちなみに、オリコのデンタルローンは、提携している歯科医によって金利手数料や分割払いの回数が異なってきます。
その為、より詳しい利用条件を知りたい方は、まず歯科医に相談される事をおすすめします。
参考URL:オリコのデンタルローン
デンタルローンで審査が最も通りやすいのは?
以上の通り、おすすめのデンタルローンはいくつかありますが、デンタルローンに申し込んだ場合は、必ず審査が伴います。
では、デンタルローンを利用する場合の審査のポイントと、審査に通るためのコツは何なのか、いくつかの大切な点についてもお伝えしておきます。
ローンによって審査が厳しい、緩いがあるのはなぜ?
まず、デンタルローンの審査でチェックされるポイントは以下の4点です。
- 利用者本人に安定した収入があるかどうか?
- 他社の消費者金融や銀行カードローンなどで多額の借金をしていないか?
- 他社借り入れで延滞や債務整理をした履歴がないか?
- 信用情報機関の情報に傷はないか?
また、上記でご紹介したデンタルローンを「審査の厳しさ」という点で比較すると、信販会社のデンタルローンよりは銀行のローンの方が審査は厳しくなります。
これは、銀行のデンタルローンを利用した場合、「銀行の基本的な審査」+「保証会社の審査」と、二重の審査が行われるからです。
特に、保証会社の審査については、その保証会社が保証している他のローンで返済遅延などが発生していると、その銀行のローン審査には通らない可能性が高くなります。
(例:三井住友銀行のフリーローンを利用する場合、このローンの保証会社はSMBCコンシューマーファイナンス株式会社の為、プロミスで延滞した事があると審査に落ちる可能性が高い)
デンタルローンの審査に通る為のコツ
次に、デンタルローンの審査に通るためのコツについても、いくつかお伝えしておきます。
- デンタルローンの審査申し込みは正確に、そして本人情報や他社借入情報は正直に書くこと。
- 他社カードローンやキャッシングなどを利用している場合は、できる限り返済しておくこと。
- 他社借り入れは延滞しないように注意をすること。
- できるだけ勤続年数が長く、収入が安定している状態で申し込むこと。
- 利用予定のデンタルローンを含め、自分が抱える借金返済額は「年収の25%~35%以内」に入るように、多額の申し込みは避けること。
尚、使い道自由のカードローンと比較し、デンタルローンや銀行の目的ローンなどは、比較的審査は通りやすい傾向にあります。
デンタルローンを利用した後の注意点
以上の通り、デンタルローンは高額な治療費にも便利に使え、今まで躊躇していた矯正やインプラント治療などにも挑戦できる為、保険適用外の治療を受けるうえでは「とても頼りになる存在」と言えます。
しかし、ローンの融資が下りて返済が始まった後でも、いくつか注意すべき点があります。
返済の遅れなどに要注意
デンタルローンの利用中に最も注意したい点と言えば、やはり「返済の遅れ」です。
一度や二度、数日間返済が遅れるぐらいなら誰にでもあることなのですが、デンタルローンの返済が3ヶ月以上滞ってしまうと、そのローンは延滞扱いとなり信用情報にも事故情報として掲載されてしまいます。
このような履歴が残ると、今後他のカードローンや住宅ローン、さらにはマイカーローンなどを申し込んでも審査落ちしてしまう可能性が高くなります。
また、返済を滞らせたまま放置していると、銀行や信販会社は法的な措置に出ます。
その結果、給与や不動産など財産の差し押さえなどが執行される事もありますので、ローンを契約した後は必ずきちんと返済するようにしましょう。
追加の治療費が発生することも
また、デンタルローンを組んで治療を始めたはいいものの、後々“追加の医療費”が発生し、あらためてデンタルローンを組み直さないといけない…、または他社のフリーローンなどで借り換えをしないといけないというケースも発生します。
このように予期せぬ治療費が発生し、新たな出費の心配をしないといけないケースも想定されます。
しかし、この点は信頼できる歯科医に相談する事である程度は回避出来ます。
したがって、歯科医を選ぶ際にはインターネットや広告などのイメージだけで判断せず、信頼できる知人の紹介や口コミなどを参考にされる事をおすすめします。
デンタルローン、まとめ
今回はデンタルローンの概要や、いくつかのおすすめのデンタルローンをご紹介しました。
たしかに、デンタルローンは貯金がなくても高額な歯科治療にチャレンジする事ができ、それをきっかけに人生も前向きになれたり健康面で大きなプラス効果をもたらしてくれます。
しかし、その一方で数十万円~百万円以上の借金を抱える…というリスクもあります。
自分の中で「どこまでのリスクを許容するか?」という点はとても悩ましいところではあります。
しかし、せっかく自分の為に利用するデンタルローンなのですから、そのローンが原因で借金地獄に陥り、これからの人生を苦しめる事のないように、無理ない範囲でローンは組みたいものですね。