愛媛銀行カードローンの審査は通りやすい？金利・返済・借入方法についても徹底解説

今回は愛媛銀行が取り扱う4種類のカードローンを徹底解説します。

愛媛銀行のカードローンには大手銀行のカードローンにはない、いくつかのメリットがあります。

その一方で消費者金融と比較して融資までの時間がかかるなど、いくつかの注意点もありますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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愛媛銀行カードローンの基本情報

愛媛銀行の４種類のカードローンは、ともに無担保保証人なしで利用できる使い道自由のカードローンです。

また銀行カードローンには珍しく、専業主婦でも利用できるカードローンがある点が特徴といえます。

申し込める人の条件

愛媛銀行のような地方銀行が取り扱うカードローンの場合、「銀行の営業エリアに住んでいる」または「申し込む銀行と取り引きがあること」という条件が設定されていることがあります。

その点、愛媛銀行の「ひめぎんクィックカードローン」は。全国どこからでも申し込めますし、愛媛銀行と取り引きがなくても申し込めます。

なお「愛媛銀行カードローン円姫」については、申し込み時に愛媛銀行の口座届出印の提出が必要となっており、すでに愛媛銀行と取り引きしている人しか申し込めせん。

＜愛媛銀行カードローンの申し込み条件一覧＞

金利や限度額などの基本的なスペックも見ていきましょう。

以下は４つのカードローンの金利と限度額を一覧にしたものです。
愛媛銀行カードローンのなかでは「カードローン円姫」の上限金利がもっとも低く、13.5%となっています。

そのほかのカードローンでも上限金利は14.5～14.8%ですので、消費者金融の上限金利18.0%よりは低く設定されていることがわかります。

「たったこれだけの金利差か…」と思われるかもしれませんが、たとえば100万円を金利18%と金利13.5%で1ヶ月間借りた場合、以下のような利息の差が発生します。

＜100万円を借りた場合の利息の差＞
・金利18.0%の場合…約14,800円
・金利13.5%の場合…約11.180円
金利差　　　　　　3,620円

＜金利と限度額一覧表＞

30日間の無利息キャッシングが可能

愛媛銀行カードローンのなかには、30日間の無利息キャッシングサービスが利用できるカードローンがあります。

愛媛銀行の4種類のカードローンのなかで「ひめぎんクィックカードローン」だけは、Web契約限定で契約後30日間は利息がかかりません。

いまや大手消費者金融では当たり前になっている「30日間の無利息キャッシング」ですが、銀行カードローンで利用できるところは限定されているため、利用してみる価値はありそうです。

ただし愛媛銀行カードローンの無利息キャッシングは、「初回借り入れ後」ではなく「初回契約後」から無利息期間がスタートします。

したがってカードローンの契約後、借り入れをしないと無利息キャッシングの恩恵は受けられませんので、注意しましょう。

必要書類

愛媛銀行カードローンの申し込みには、いくつかの書類を提出する必要があります。

「カードローン円姫」だけは愛媛銀行の届出印が必要となりますが、そのほかの３つのカードローンに申し込む場合は、原則「本人確認書類のみ」で申し込めます。

ただし、申し込み金額が60万円以上の場合は、源泉徴収票や確定申告書の控えなどの所得証明書類を提出する必要があります。

これらの所得証明書類については、愛媛銀行カードローンだけではなく他社銀行カードローンや消費者金融カードローンに申し込む際にも必要になることがあります。

カードローンの利用を検討しているなら、どこに申し込む場合でも収入証明書は事前に用意しておいたほうがいいでしょう。

本人確認書類提出時の注意点

愛媛銀行に本人確認書類を提出する際には、以下の点に注意する必要があります。

＜インターネットで画像をアップロードする場合＞

• 手振れに注意し文字が鮮明に写っているか確認してから提出する
• 蛍光灯の写り込みに注意する

＜最近引っ越した場合＞

• 申し込み情報として登録した住所と本人確認書類に記載されている住所が同じかどうか、よく確認してから提出する
  ※住所が異なっている場合は、書類の再提出や補助書類の提出を求められるケースがあるため

収入証明書類提出時の注意点

所得証明書類を提出する際にも、以下の点に注意が必要です。

• 常に最新の書類を用意する（一昨年の源泉徴収票などは証明書としては使えない）
• 「会社名、市町村長印」などがきちんと記載されているか確認する

また勤務先によっては源泉徴収票の発行に時間を要することもありますので、愛媛銀行カードローンに申し込むことがあらかじめわかっている場合は、早めに勤務先の総務部などに依頼しておきましょう。

保証会社が絡む他社カードローン延滞者は審査落ちの可能性も

さきほどの「利用できる人の条件」のところでも触れましたが、愛媛銀行カードローンを利用するには「保証会社の保証を受けられること」という必須条件があります。

4種類のカードローンの保証会社は以下のとおりですが、各々の保証会社は愛媛銀行カードローンの保証業務だけをおこなっているわけではなく、他社金融機関のローンの保証をしている場合があります。

＜愛媛銀行カードローンの保証会社一覧＞

保証会社が絡んでいる他社ローンで延滞履歴がある場合、たとえ信用情報機関の情報は消えても、保証会社の社内情報にはずっとネガティブな情報が残り続けていることがあります。

したがって該当する保証会社が絡む他社ローンで、過去に金融事故を起こしたような場合は、愛媛銀行カードローンの申し込みは控えたほうがいいかもしれません。

愛媛銀行カードローン申し込みから契約までの流れ

愛媛銀行カードローンはインターネットや店頭でも申し込みが可能です。

今回は自宅に居ながらでも申し込める「インターネットからの申し込み手続きの流れ」について解説します。

インターネットでの申し込み

愛媛銀行カードローンをインターネットから申し込む場合は、以下の流れとなります。

消費者金融カードローンの場合、インターネットからの手続きで申し込みから契約まで完結でき、申し込み日に振り込みキャッシングも利用できます。

しかし愛媛銀行カードローンの場合は、インターネットからの申し込みでも自宅へ専用ローンカードが到着しないと利用できないようになっていますので、急ぎの資金を必要としている場合は不向きといえます。

＜インターネットでの手続きの流れ＞

1. 愛媛銀行公式サイトから申し込む
2.  審査
3.  審査回答
4. カードの郵送（本人限定郵便）
5.  利用開始

愛媛銀行カードローンの借り入れや返済方法

つぎに借り入れや返済方法についても見ていきましょう。

借り入れ方法

愛媛銀行カードローンの借り入れ方法は、基本的には専用ローンカードでATMからキャッシングするのみとなります。

ただしクイックカードローンについては、契約時の即日振り込みが可能です。（※愛媛銀行以外の口座でもOK）

利用できるATMは以下のとおりで、主要なコンビニATMや四国地方の提携銀行ATMが利用できます。

＜利用可能なATM＞

即日融資は不可

ちなみに銀行カードローンについては、2018年1月から即日審査回答・即日融資ができないようになっています。

それはカードローン申し込み時に、銀行側が「利用者が反社会的勢力ではない」ということを確認するように義務付けられているためです。

この確認には警察庁のデータベースが利用されますが、照会から結果がでるまでには最低でも1日かかりますので、残念ながら即日融資は受けられません。

返済はATMでOK

つぎに返済についてですが、愛媛銀行カードローンの返済日は「1ヶ月の間で自由に返済してもいい」ということになっています。

ただし借り入れ金額によって最少返済額が決まっています。

各カードローンの借り入れ額と最少返済額については、以下の公式サイトをご確認ください。
参考愛媛銀行カードローン（各カードローンのページから商品概要書などを確認）

返済方法は以下のとおりで、カードローン口座への入金かATMで返済する方法があります。

＜返済方法＞

愛媛銀行カードローンの審査は厳しい

愛媛銀行カードローンは銀行カードローンですので「消費者金融よりは審査が厳しいのでは？」と思われる方もいると思います。

そこで愛媛銀行カードローンの審査では、どんな点を主にチェックされるのか詳しく見ていきます。

審査で重視されるポイント

愛媛銀行カードローンの審査は、基本的な審査を銀行がおこない信用調査などは保証会社が実施する流れとなります。

保証会社としては以下の点を審査でチェックします。

・返済能力…年収や他社借り入れの返済額を見てきちんと返済できる人かどうか？
・他社借り入れ状況…他社返済額だけではなく、延滞をしていないかどうか?
・過去の金融事故歴…過去に任意整理や自己破産などの債務整理をしたことはないか？

審査の項目はこれだけではありませんが、審査の際には利用者の調査結果をすべて点数化（スコアリングという）していき、合計点数が低いと審査落ちということになります。

愛媛銀行カードローンの審査に落ちる人の特徴

残念ながら愛媛銀行カードローンの審査に落ちてしまう人には、以下のような特徴があります。

以下に該当する場合は、申し込みを控えたほうがいいかもしれません。

• 返済できるだけの年収がない（一般的に年間の借金返済額が年収の35%を超えると危険と言われています）
• 他社ローンを延滞している（クレジットカードの支払いも含む）
• 信用情報機関のデータに傷がある
• 申し込み内容に不備や虚偽申告がある

在籍確認の電話はかかってくる

ちなみに愛媛銀行カードローンの審査では、利用者の返済能力を確認する作業の一環として、職場への在籍確認があります。

これは個人名で職場に電話をかけることによりおこなわれますが、「カードローンの審査で電話した」などと用件を伝えることはありません。

ただ普段個人名で電話がはいる可能性が少ない職場では、同僚に怪しまれる可能性もあります。

そんなときには「愛媛銀行にマイカーローンを申し込んだので電話があるかも」と、適当な言い訳を事前に伝えておくといいでしょう。

愛媛銀行カードローンの利用に向いている人

ここまでご紹介した愛媛銀行カードローンの特徴などをふまえ、結局のところ愛媛銀行カードローンの利用に向いている人とはどんな人なのか整理してみます。

愛媛銀行の営業エリアに住んでいる人

愛媛銀行カードローンは全国どこからでも申し込めますので、愛媛に住んでいないと利用できない…ということはありません。

しかしながらATMからの借り入れや返済、そしてなにかトラブルがあった場合にはすぐに銀行に相談にいく必要があることなどを考えると、やはり愛媛銀行の営業エリアに住んでいる人が利用に向いている…ということになります。

普段から愛媛銀行と取り引きしている人

愛媛銀行に毎月積み立て貯金をしている、または愛媛銀行を給与振り込み口座として利用しているというような人も、愛媛銀行カードローンの利用をおすすめします。

毎月コツコツと愛媛銀行に貯蓄をしていたり、決まった給料が入金されている履歴があると、銀行としては「利用者の返済能力」をすぐに確認することが可能です。

愛媛銀行とまったく取り引きをしていない人と、毎月取り引きをしている人とでは銀行が判断する「信用力」も当然違ってきます。

毎月の返済金額をおさえたい人

愛媛銀行カードローンの毎月の返済額は借り入れ残高によっても変動しますが、20万円～30万円程度の借り入れであれば毎月5,000円の返済で済みます。（カードローンの種類によって、若干条件はことなります）

銀行カードローンのなかでは最少返済額が1万円から…となっているところがありますので、「毎月の返済額を少しでもおさえたい」という人は、愛媛銀行カードローンの利用に向いているといえます。

融資を急いでいない人

さきほどもお伝えしたとおり愛媛銀行カードローンは即日融資不可となっています。

通常、カードの郵送などを含めると申し込みから利用開始まで1週間～10日程度必要となります。

そのため「とくに急ぎの資金を必要としていない」という方は愛媛銀行カードローンを利用すべきですが、融資を急いでいる人は消費者金融カードローンを利用したほうがいいかもしれません。

愛媛銀行カードローンの口コミ

最後に愛媛銀行カードローンを利用した人の口コミなどもいくつかご紹介しておきます。

＜42歳 会社員男性　A・Hさん＞

消費者金融で50万円程度借りていたのですが、金利が高いので愛媛銀行カードローンに借り換えたくて申し込みました。他社借り入れがあるので審査落ちも不安でしたが、年収と返済状況をきちんと見てくれたのか審査に通過し80万円で可決しました

＜35歳 専業主婦　Y・Kさん＞

専業主婦でも利用できるカードローンを探していて、愛媛銀行カードローンにたどりつきました。主人の収入なども確認され、なんとか10万円で可決しました。子どもの学費がピンチだったのでありがたかったです。がんばって返済していきます

まとめ

愛媛銀行カードローンは金利も低く、全国どこからでも申し込める便利なカードローンです。

ただ即日融資が不可だったり、60万円以上の申し込みで収入証明書が必要になるなど、若干手続きが面倒というデメリットもあります。

今回の情報を参考に、愛媛銀行カードローンが自分に合っていると思ったなら、必要書類をきちんと揃えて一度申し込んでみるのもありですね。