オリックス銀行カードローンで融資を受けるなら「審査」は避けられません。
審査では「属性」や「信用情報」などから申請者の返済能力を判断。
基準を見たせばカードローンを利用することができます。
オリックス銀行カードローンでお金を借りたいなら、あらかじめ審査項目や基準について詳しく理解しておきましょう。
そうすればある程度、対策も可能なのではないでしょうか?
今回は「オリックス銀行カードローンの審査基準」について解説していきます。
目次
オリックス銀行カードローン基本情報
金利 | 1.7~17.8% |
---|---|
限度額 | 最高800万円 |
審査 | 公式サイト参照 |
融資 | 公式サイト参照 |
オリックス銀行カードローンの基本スペックは上記になります。
銀行系カードローンは消費者金融と比較して最大金利が低く設定されていることが多いのです。
しかしオリックスでは、大手消費者金融の「プロミス」と同じ最大金利。
銀行系なので即日融資は不可能ですから、あまり優秀なカードローンとは言えないかもしれません。
それならせめて審査は甘くあってほしいですが…。
カードローンの審査項目について
カードローンの審査に通過したい。
それなら審査する会社が申請者のどこを見て返済能力を判断しているのかがわかれば、対策も立てられるかもしれません。
銀行系や街金やサラ金と呼ばれる消費者金融など、全国に多数のカードローン会社が点在しています。
しかしそのほとんど会社で詳細な審査基準や審査項目は公表されていません。
※審査の方針自体を発表しているところはあります。
「じゃあカードローンの審査項目を事前に知ることはできないの?」と思われるかもしれません。
しかし申請者の情報で返済能力を判断できるステータスは限られますよね?
たとえば、身長や体重といった身体的数値は返済能力を判断する材料にはなりえません。
返済能力を見極められるものに絞っていけば、おのずとカードローン会社が審査においてなにを見ているかの判断がつくのです。
全国のカードローンに共通するものなので、オリックス銀行カードローンでも通用するものです。
属性
カードローンの審査は申請者の属性をもとに返済能力を判断します。
属性とは「年収」や「職業」「雇用形態」など申請者の収入額や収入の安定性がわかるステータスのことです。
これらの情報を総合的に見たもの=返済能力となります。
オリックス銀行が定めいている最低ラインを上回れば、審査の通過。
その審査の中で申請者の返済能力を高いと判断すればするほど、借り入れ限度額(申請者ごとに設定される最大融資額)も大きく設定されやすくなります。
元々大した借り入れを予定していない方もいると思います。
しかし基本的にカードローンの金利は借り入れ限度額によって決定されるます。
多くの借り入れを希望していなくても高い限度額を設定されるのに越したことはないです。
それでは以下から主な属性について紹介していきます。
年収
オリックス銀行に限らず、カードローンの新規借入時の借り入れ限度額は年収の10%前後に設定されることが多いです。
それほど基本的かつベースとなる属性が「年収」になります。
当然ですよね。
年収=収入です。
収入が無ければお金を借りても返済できません。
わかりやすく申請者の返済能力を判断できる属性なのでカードローンやそのほかの信販系の商品の審査時でも最重要視されます。
年収がゼロならお金を借りることはできません。
年収の「金額」は、審査通過後の借り入れ限度額に関係しています。
審査の通過においては「収入の有無」が重視される項目になります。
職業
カードローン会社は最低限の収入の有無と、
「安定的な収入があるか」
も重視します。
いくら年収が高くても「不安定・不定期の収入」であれば、審査の通過ができない可能性もあります。
たとえば、株式投資やFXのみを収入源としているトレーダーやパチプロや競馬などのギャンブルのみで生計を立てている場合。
ギャンブルに勝っている時の収入は高いのでしょう。
しかし勝てなくて無収入になる可能性もありますよね。
最悪、お金がマイナスになることもあります。
年収が高くても収入が途切れる可能性のある職業をカードローンの審査は、良しとしません。
そこで見られるのが、「職業」になります。
上記のような不安定な収入ではなく、バイトでもパートでも会社組織に勤めていれば「申請者に安定的な収入」があると判断されます。
正社員であったり、公務員や就業に国家資格などを必要とする職業などの替えが効きづらい職業は、借り入れ限度額も高くしてもらいやすくなります。
雇用形態
雇用形態も「収入の安定性があるか」を判断するための属性となります。
正社員は会社から福利厚生や傷病時、出産時など補償を受けることが可能です。
しかしアルバイトやパート、契約社員などの有期雇用の場合はどうでしょう?
有給休暇の取得は可能ですが、適用される福利厚生は会社によって異なります。
怪我などで働けない期間は収入が途絶えてしまいます。
基準以上の収入があれば、アルバイトやパートだからと言って審査に落ちることはありません。
しかし借入限度額については期待をしない方がいいでしょう。
勤続年数
職業や雇用形態が「仕事の安定性」だとすれば、
勤続年数は「申請者本人の安定性」を判断する属性になります。
転職を繰り返している人と同じ会社にずっと勤めている人。
年収は同じでも転職を繰り返す人は、転職活動中収入がなくなる可能性があります。
また「仕事はいつでも辞めることができるもの」と就業について楽観的なイメージを持たれやすくなります。
一方で同じ会社に長く勤めている人は、急に仕事を辞める心配も少ないですよね。
一つの物事を長く続けている人に対して信頼感が出ます。
公務員や国家資格が必要な職業は、会社都合でクビになることは少ないです。
しかし本人が嫌ならやめることはできます。
公務員だとしても勤続年数が少なければ、普通の会社員でも勤続年数が高い方が有利に見られることもあるのです。
既婚者か独身者か
意外に思われるかもしれませんが、家族構成も審査の通過に影響する属性になります。
既婚者であれば、本人が働くのが難しくなった時にも配偶者が働くことが可能ですよね。
働き手の数・働ける人の数が多いことは返済において有利と判断されるのです。
子供の有無
子供の有無については、審査する会社によって有利不利が異なります。
子供がいれば生活費が高くなるので不利に思いますよね?
しかし子供がいれば返済に対しても責任感が強くなると判断し、有利に見る会社もあるのです。
居住形態
居住形態は、貸家よりも持ち家の方が有利と判断されます。
持ち家なら仮に申請者が破産になっても、持ち家を売ることで資金が作れます。
貸し倒れになるリスクが少なくなるのです。
属性の対策
上記で紹介してきた属性のうち、勤続年数や居住形態、家族構成などは簡単に変えられるものではありません。
転職や就職をすれば年収や職業、雇用形態の変更は可能です。
しかしカードローンの審査を有利にするために行うものではありませんよね。
残念ながら属性については現状のもので審査に臨むしかありません。
信用情報
信用情報は申請者の借り入れの現状や意識などを判断する項目です。
上記で紹介した属性がいくら優秀でも、信用情報が悪ければ審査に通過できません。
属性は主に借り入れ限度額の設定に使われる側面が大きく、信用情報は主に審査の通過に大きく影響します。
信用情報は金融機関が情報共有しており、信用機関に問い合わせることで確実にバレるので嘘は通用しません。
ただし属性と異なり、ある程度対策を講じることができます。
それでは信用情報で見られるポイントについて解説していきます。
他社からの借り入れ状況
オリックス銀行カードローンの申請時、他社から借り入れがあるい場合。
他社のカードローンの借り入れ残高はカードローンの審査に大きく影響します。
「他の友人からお金を借りていて、まだお金を返していない友人」にお金を貸して欲しいと言われた場面を想像してみてください。
お金を貸すことができますか?
友人関係にもよりますが、快くお金を貸すことはできませんよね。
カードローンの審査においても他のカードローン会社からの借入残高があると、返済能力を疑われることになります。
自社への返済の他にも返済先があれば、その分貸し倒れのリスクも高くなりますよね。
他社からの借入残高はできるだけまとめておく
3社や4社など、複数の金融機関から借り入れがある場合。
金利が一番安い会社に借り入れをまとめてしまう方法がおすすめです。
まとめたところで借り入れの総額に変化はありません。
しかし借金総額の管理はしやすくなります。
審査側としても複数の借入先があるよりは、借金に対する意識が高い人、借金額を把握している人と判断してくれます。
上述しているように信用情報で嘘はつけません。
ではなぜ申請時に信用情報の申告させるのか。
それは申請者の借金に対する意識を見るためです。
信用機関に情報開示して申告内容と違えば、故意ではなくても「意識が低い」と見られます。
カードローン会社はそれだけ申請者の借金への意識を重要視しているのです。
もし限度額の関係で一つのカードローンに借り入れをまとめられないなら、おまとめローンで一度借金をまとめてしまうことをお勧めします。
おすすめのおまとめローン消費者金融は以下の記事で紹介しています。

同時期に他社のカードローンに申請している
同時期に複数のカードローンに申請していると審査に不利になります。
「複数のカードローンにも申請するほどお金に困っている」と判断されます。
早く融資を受けたい場合、審査に落ちる可能性を考慮すると一社ずつ申し込むのは非効率ですよね?
だから同時期に複数のカードローン会社の申し込む…確かに効率的です。
しかし、それをやってしまうと上述の理由で審査に不利になってしまいます。
…悪気なく効率を重視して、やってしまっている人が多いので注意が必要です。
申請を考えている会社が複数ある場合は、優先順位をつけて一社ずつ申請していく
検討対象が複数ある場合でも、優先順位を決めて一社ずつ申請をしていきましょう。
またカードローンの審査の厳しさは金利の高低に比例している傾向があります。
申込先のカードローンの特徴を理解し、同じような特徴を持つ会社を複数検討対象に入れるのはやめましょう。
一つに落ちれば、同じような特徴のもう一方の審査にも落ちる可能性が高いです。
信用情報がブラック
信用情報がブラックとは、
過去にカードローンやクレジットカードなどの利用実績において、
- 返済遅れ
- 債務整理
- 多重債務
などの金融事故を起こしている状態のことを言います。
※「信用情報に傷がついている」とも言います。
お金を貸しても約束の日までに返さない、そもそもお金を返さない人にお金は貸したくありませんよね。
言葉では「改心したのでこれからは返済に遅延しません!」なんて友人関係ではありませんから、通用しません。
解説してきた、
- 他社カードローンからの借入残高
- 同時期に複数のカードローンに申し込んでいる
などは審査の通過に不利にはなりますが、確実に通過できなくなるものではありません。
しかし「信用情報ブラック」は、審査に大きな不利として働きます。
信用情報がブラックの場合、基本的にすべてのカードローン審査には落ちると考えていいかもしれません…。
信用情報がブラックは対策不可
信用情報は5年間は記録に残るものです。
自分の意志で消すことはできません。
「それなら5年待てば信用情報の傷は消えて、以降は問題なくカードローンの審査に通過できるのか」
と言えば、そうではありません。
信用情報がまっさらな状態「スーパーホワイト」も審査に不利に働きます。
信用情報スーパーホワイト
- 年齢が30代後半以上
- 信用情報に利用履歴がない
以上二つを満たす信用情報を「スーパーホワイト」と言います。
名称だけ見れば、審査に有利そうですよね。
しかしスーパーホワイトは審査に不利に働きます。
上記で解説した5年間で信用情報は消えるという点。
債務整理の経験があり、その記録が残る5年間金融機関がお金を貸してくれなければ、その人の信用情報は履歴なしの「スーパーホワイト」になります。
30代後半の場合、
- 信用情報がブラックでお金を貸してくれなかったのか
- 今まで本当にカードローンやクレジットカードを利用したことがないのか
判別がつかないため、審査に不利になるのです。
希望借入額が低いと審査難易度が下がる
希望借入額でカードローンの審査難易度は変わります。
友人とのお金の貸し借りを想像するとわかりやすいかもしれません。
1000円くらいなら簡単に貸せますが、それが10000円だと少し貸すのをためらいませんか?
カードローン会社にとっては貸す金額が多くなればなるほど、貸し倒れのリスクが増えます。
さらに限度額を高くしてしまうと、それに応じて金利も下げなくてはならなくなることもあります。
銀行側も大してお金を借りてくれなさそうな人に不用意に高い限度額を設定したくないです。
カードローン側のメリットに沿って低い希望限度額を申請すれば審査の難易度は下がります。
オリックス銀行カードローンの審査基準は厳しい?
カードローンの審査項目についてご理解いただけたかと思います。
最大金利も高め、即日融資にも対応していない…。
それならせめて審査難易度は低くあって欲しいですよね。
オリックス銀行カードローンの審査難易度はどうなのでしょうか?
オリックス銀行カードローンの審査は通りやすい
オリックス銀行カードローンの審査はカードローン全体で見ても厳しくないです。
銀行系カードローンにしては「17.8%」の数字は破格ともいえる高さ。
基本的にカードローンの審査難易度は最大金利の高低に比例します。
オリックス銀行カードローンの金利は消費者金融並みですから、審査基準は大幅に下げられることになります。
オリックス銀行のカードローンを利用したいと思っている方にとっては朗報なのではないでしょうか?
オリックス銀行カードローン審査の流れ
オリックス銀行カードローンの審査難易度が低いことを紹介しました。
利用を検討していた方には朗報だったのではないでしょうか?
審査難易度がわかればあとは申し込みをするだけです。
申し込み、実際に審査のあとお金を借り入れるまでの流れを紹介しますね!
オリックス銀行カードローン申し込み
まずは、オリックス銀行カードローンへ申込みを行います。
PC、スマホからの入力ならそれほど長い時間はとられないはず。
ちなみにこのとき、「ご希望の利用限度額」に入力する金額を少なくすることで、審査通過率が上がります。
仮審査
審査に申し込むと申込情報をもとに属性の審査と信用情報の審査が行われます。
この審査はコンピューターでシステマチックに行われるので、ほとんど時間が取られません。
仮審査結果通知
仮審査が通れば、登録したメールアドレスに結果が届きます。
当然ですが、この仮審査が通ったという連絡がこないとその後の審査に進みません。
書類提出
本審査のための必要書類をアップロードで提出します。
必要な書類は以下になります。
- 本人確認書類
有効期限内で、氏名・住所・生年月日が記載されている書類- 運転免許証
- 健康保険証+住民票または公共料金等の領収書の写し(現住所の記載)
- パスポート※顔写真つきのものに限る
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 在留カード・特別永住者は特別永住者証明書
また希望する借り入れ限度額が50万円以上の場合は収入証明書が必要になります。
- 収入証明書
- 源泉徴収票
- 納税証明書
- 確定申告書
- 住民税決定通知書
本審査
必要書類の提出が完了すれば、本審査に移ります。
属性は事前に記入していると思うので、主に信用情報や在籍確認などがおこなわれます。
在籍確認
この段階で、申し込んだ人の電話に在籍確認を行う連絡がきます。
在籍確認の準備をしてください。

メンバーズナビにログインして契約手続き
在籍確認が完了すれば、申告した電話番号宛てに審査結果が通知されます。
オリックス銀行カードローンでの最初の融資はATMではなく、指定口座への振り込みで行われます。
オリックス銀行カードローンの専用ページ「メンバーズナビ」にログインして、振込依頼を出してください。
これにて借り入れ完了です。
ローンカード受け取り
審査に通過するとローンカードが発行されます。
最初の借り入れは振込の形になりますが、ローンカード受け取り後は、ローンカードを使用してATMでの借り入れになります。
ローンカードは簡易郵便で郵送されるので、受け取れるようにしておきましょう。
オリックス銀行以外でおすすめしたいカードローン
オリックスの審査基準や審査の申し込み手順について解説しました。
しかしオリックス銀行カードローンの金利で融資を受けるなら他におすすめしたい会社があります。
最大金利もオリックス銀行のカードローンと大して変わらないので審査も問題ないです。
プロミス
大手消費者金融プロミスの最大実質年率は「17.8%」でオリックス銀行カードローンと同じです。
しかしサービスの充実度が違います。
プロミスは「初めてプロミスから借り入れる人」を対象に「30日間無利息サービス(※)」をおこなっています。
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
30日間で借り入れを完済すれば、利息はゼロになります。
またプロミスは即日融資にも対応しています。
アプリローンならバーチャル上にキャッシングカードを作成することで、カードを受け取る手間を省けるうえに審査の通過後すぐに近くのATMから借り入れが可能です。
手間やスピードを考えた時にもっともおすすめできるカードローンです。
アコム
アコムの最大金利は「18%」で、オリックス銀行カードローンとの金利差は「0.2%」です。
オリックス銀行より金利が高いならアコムにする必要はないのではないか?と思われるかもしれませんが、
アコムもプロミス同様に「はじめて借り入れる人の利息を30日間無料にするキャンペーン」
を常におこなっています。
30日間で完済すれば、利息はかかりません。
アコムも消費者金融なので即日融資に対応しています。
まとめ
オリックス銀行カードローンの審査基準は、大手消費者金融並みです。
最大金利が高い分、審査に通りやすい特徴を持っています。
しかしオリックス銀行カードローンを使うならサービスの豊富な大手消費者金融を利用した方が良いです。
金利もそこまで変わらずに金利無料キャンペーンや即日融資にも対応しています。
どうしてもオリックス銀行カードローンを利用したい方は、紹介した審査の流れを参考に契約してみてくださいね!