「借金の支払いができずに、最終的には夜逃げをした」
ドラマや映画でよく見るシーンですが、実は現実でもこのような状況は起こりえます。
人気漫画の闇金ウシジマくんでは、借金地獄に陥ってしまった人の末路が描かれています。
ハッピーエンドで終わる話もありますが、悲惨なエンディングを迎えるシリーズもあり、その末路は悲惨なもの。
こちらの記事では、借金地獄の末路がどのようになってしまうのか解説していきます。
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借金地獄への道はどのようになる?
まずは借金地獄になる人は、どのような道をたどるのか解説していきます。
金融機関からの借金が積み重なる
借金をする人は、ほとんど銀行カードローンや消費者金融からの借金からはじまります。
生活費・ギャンブル・事業など借り入れをする目的は様々ですが、借金が増えてくるとある現象が起こります。
それは借金をしたお金を自分のものだと思ってしまうこと。
カードローンの借金はATMにカードを入れれば出てくるので、キャッシュカードを使っているような感覚になってしまいます。
筆者は500万円以上の借金地獄に苦しみましたが、気づいたらそのような感覚になっていました。
借金への慣れというのは本当に恐ろしいものです。
闇金に手を出すと借金地獄へのはじまり
借金が積み重なってくると、日々の支払いがかなり苦しくなります。
家賃や生活費が支払えなくなり、金融機関からの返済もできなくなります。
そうなると毎日金融機関から電話がかかってきて、次第に精神的に追い込まれていきます。
その苦痛から逃れようと闇金に手を出す人がいますが、そうなると借金地獄へのはじまり。
闇金はそもそも法律違反な金利で貸付をしているので、取り立ても法外な対応をしてきます。
金融機関からの借金のみであれば早めに債務整理をするべき
闇金に手を出してしまうと、いよいよ借金地獄から抜け出せなくなります。
もしあなたが借金をしているのであれば、金融機関からの借金以上の借金は絶対にやめておきましょう。
金融機関からの借金であれば債務整理をしてゆっくり返済することもでき、死ぬことはありません。
しかし闇金に手を出してしまうと、本当に人生が終わってしまうことがあります。
金融機関からの借金だけであれば、まだ借金地獄から抜け出すことは可能ですよ。
夜逃げをすれば借金地獄から逃れられる?
ドラマや映画で借金地獄に陥った人がおこなうことが夜逃げ。
画面の中でおこなわれていることですが、現実にも夜逃げ屋というものは存在します。
はたして夜逃げをすれば、借金地獄から逃れることができるのでしょうか。
夜逃げをしても住民票が移せない
夜逃げとはその名の通り、多くの人が寝ている夜に逃げるように引っ越しをすること。
もちろん家主さんにも告げず、ひっそりと引っ越しがおこなわれます。
夜逃げを専門にする夜逃げ屋の中には、引っ越し先の手配をしてくれる会社もあるようですね。
※あくまでDVなどの被害から逃げるのを手伝うと謳っていますが…(おそらく便宜上かと思われます。)
夜逃げは借金の取り立てから逃げることが目的なので、住民票も移せません。
住民票を移してしまうと調査されて、新しい住所に取り立てが来てしまいます。
住民票が移せないと生活にさまざまな支障をきたす
「たかが住民票を移せないだけで、生活ってそんなに変わるの?」
このような疑問を持つ人もいると思いますが、夜逃げの場合生活は大きく変わってしまいます。
まず夜逃げをするということは借金の取り立てに追われているということなので、元の住所にはしばらくもどれません。
また住民票を移せないということは、公的なサービスが一切受けられないということ。
つまり運転免許証の住所変更や保険証の発行などが、できなくなることがあります。
運転免許証の住所変更をしていないと、銀行口座の開設もままならず、就職も一苦労。
保険証の発行ができないと、風邪をひいても病院に行けない状態になります。
このように夜逃げをして住民票を移せないと、生活にさまざまな支障をきたします。
水道光熱費を本人名義で支払うと居場所がバレるケースもある
夜逃げして住民票を移せなくても問題ない方も中にはいるかもしれません。
しかし生活で必ず必要になってくるライフラインである水道光熱費の支払いをしないで暮らしていくのは、不可能ですよね。
他人名義で水道光熱費を支払えるなら話は別ですが、扶養者でもいない限り基本的に不可能ですよね。
そこから結局居場所を突き止められてしまうこともあるようです。
夜逃げ屋の中には引越し先を紹介してくれる会社もあるようなので、そこらへんの対策もできているのかもしれませんが…。
夜逃げをしても取り立てにおびえる日々を過ごすことになる
そして夜逃げをしたとしても、完全に借金の取り立てから逃げられたわけではありません。
街中で偶然見つかってしまうかもしれませんし、何らかのツテがあり見つかってしまうこともあるでしょう。
つまり夜逃げをしたとしても、取り立てにおびえる日々を過ごさなければなりません。
そのような生活をしていては、生きた心地もしませんね。
人生を長い目で見るのであれば、夜逃げをするというのは決していい選択肢ではありません。
闇金に手を出してしまった人の末路は?
借金地獄に陥って夜逃げを選択する人は、実際は少ないと思います。
しかし借金地獄でお金の工面に困ると生活も立ち行かなくなってしまいます。
普通の消費者金融からお金を借りようとしても借金地獄というくらいですから多重債務は当たり前、返済の遅延や借入残高も総量規制ギリギリの状態でしょうから、お金を貸してくれる会社は「普通は」ないでしょう。
しかし世の中には「闇金」が存在します。
闇金は総量規制などの賃金法は当然無視。
利息制限法などで定められた最大金利も平気な顔でぶち破っています。
人気漫画「闇金ウシジマくん」のカウカウファイナンスの金利は「トゴ(十日で5割)」です。
普通に考えたらこんなところからお金を借りるなんてありえないのですが、借金地獄で追いつめられると判断基準がぶれてしまい「闇金でもお金を貸してくれるなら」と手を出してしまう人もいます。
以下から闇金に手を出してしまった人の末路について紹介いたします。
最初は数万円
既に触れているように闇金の利息は利息制限法を無視した法外な数字が設定されています。
借金地獄に陥ると、消費者金融からの借金を他の消費者金融から借金をして返済するようになります。
期日をできるだけ延長してぐるぐる借金を回すのです。
そうすると総額の借入残高に変化はありませんから利息だけが増えていくことになります。
だんだんと増えていく利息に借り入れ限度額が追い付かなくなり、これ以上首が回らなくなると、今度は闇金からお金を借りて借金の返済に充てるようになります。
しかし闇金に手を出すといよいよ終わりです。
金融庁に認可された金融会社の利息とは違います。
借金を借金で返済する構図が真綿で首を絞めていくものだとしたら、闇金はロープで一気に首を絞められるものです。
緩やかに増えていく通常の利息と違い、元金に対して数十日程度で二倍以上に利息が膨らみます。
最初は消費者金融への返済に足りない数万円を借りてもすぐに膨れて「補填分」だったはずの借金が「メインで返済しなくてはならない」借金に変化するのです。
闇金は様々な方法で絶対に取り立てる
なぜ返済能力が低い人や信用情報が良くない人に一般的な消費者金融はお金を貸さないと思いますか?
それは法律で過剰な取立てが禁止されているからです。
金融庁…国に認可された会社が無理な取立てを行えば、当然大きなコンプライアンス違反として営業停止になります。
だから返済能力が低く、信用情報が良くない、所謂「貸し倒れリスクが高い」人には極力お金を貸さないようにしているのです。
一般的な業者が取り立てでできるのは、電話や書面で返済してくださいとお願いをするくらいです。
少しでも乱雑な言葉を使えば、ネットが普及したこのご時世ですからあっという間に噂は広がってコンプライアンスを疑われます。
しかし闇金はそもそも利息制限法や総量規制などの法律も守っていませんから、コンプライアンスも何もありません。
乱雑な言葉遣いで返済を催促し、恐喝や暴力的な行為も当然のように行うなど、どんな手を使ってでも利息を回収するためどんな人にもお金を貸すのです。
一度闇金に手を出してしまうともう普通の方法で逃れるすべはありません。
違法な金利と犯罪的な取立てで生活は闇金中心に…
法外な金利ですから、逃れるためには一気に返済するしかありません。
しかしそもそもお金の工面困っているから闇金に手を出した人が大半です。
消費者金融からまとまったお金を借りることもできませんし、頼れる人もいない状態…。
通常の消費者金融からお金を借りていた時なら、少し余裕ぶって娯楽にお金を使っていたこともあると思いますが、闇金に手を出してしまったらそんな余裕はもうありません。
数々の嫌がらせで精神的にも身体的にもボロボロになり、利息の返済に追われて「闇金への返済」が生活の中心、目的になります。
そうなってしまっては生きている意味が無くなってしまいますよね。
最悪自殺…
誰かに相談する・頼る発想がない人がなってしまう可能性があります。
闇金への返済が生活の中心になってしまうと、生きている意味を考えてしまうようになります。
闇金の沼にハマった人は「いっそ死んだ方が楽なのでは…」と思ってしまいます。
最悪のケースでは自殺まで行ってしまうのです。
そうなると貸し倒れになるわけですが闇金は気にしません。
ここまで債務者を追い詰めていれば違法な利息で元金も利益も既にしっかりと回収しているからです。
ソフト闇金の出現で債務者が闇金に手を出しやすくなってしまった
また現在では「ソフト闇金」と呼ばれる対応が優しい闇金(利息制限法は当然無視)が横行しているので、恐いイメージの闇金を想像していた人にとっては借りやすい状況があります。
検索すると簡単にソフト闇金の業者がずらっと結果に並びます。
しかしソフト闇金も中身は闇金と何も変わりません。
「ソフト」の単語に騙されないようにしましょう。
借金地獄に陥らないためにすべきこと
夜逃げをしても大方ばれてしまいますし、闇金に手を出したら状況はむしろ悪化してしまうことを説明してきました。
そもそも借金地獄に陥らなければ、上記の手段を考えることもありませんよね。
それでは借金地獄に陥らないためには、どのようなことができるのでしょうか。
借金が積み重なる前に対応する
借金地獄に陥らないためにしなければならないこととして、借金が積み重なる前の対応が挙げられます。
先ほども借金が積み重なることが、借金地獄への入り口であることを解説しました。
金融機関からの借金であればまだ対応できる部分も多いですが、闇金に手を出してしまうと対応できる方法も少なくなってしまいます。
大切なのは借金が積み重なる前にしっかり反省して、今の状況を改善しようと思う気持ちです。
まず自分の借金がいくらあるのかをしっかり把握することが重要です。
無料法律相談を活用する
借金の返済に悩んでいるのであれば、まずは無料法律相談を活用しましょう。
法テラスという国が設立した法律相談機関であれば、誰でも無料で法律相談ができます。
相談相手は借金のことに詳しい弁護士なので、今の状況をどうすればいいのかアドバイスをくれますよ。
弁護士は客観的な視点でアドバイスをくれるので、自分では気づけなかったことに気づかせてくれることも多いです。
借金してしまったことを責められるのではなく、現状をどうすれば打破できるのかを考えてくれるので、とても貴重な場ですよ。
既に借金地獄に片足を突っ込んでいる場合の対処法
借金地獄に陥らない方法も何も、既に借金地獄に片足を突っ込んでる方もいると思います。
複数の消費者金融からお金を借りている多重債務者だ…。
借金返済で生活が苦しい…。
少しでもそう思ったことが一度でもあるなら借金地獄に既に片足を突っ込んでいる可能性があります。
そんな借金地獄に片足を突っ込んでいる人、既に借金地獄状態にハマっているという人のために対処法を紹介いたします。
参考にして一刻も早く借金地獄から抜け出しましょう。
おまとめローンを活用する
借金地獄から抜け出すためには、確実に借金の返済をしていくことが重要です。
「はぁ?そんなの当たり前でしょ!それができないから苦労しているんだ!」
と思うかもしれませんが、工夫次第で借金得返済の難易度は低くできます。
複数の消費者金融から借金をしていると自分が総額いくら借金しているのか、借金の管理が難しいです。
金利もバラバラで、返済日も返済期日も違いますから返済が面倒で難易度の高いものに感じてしまうのです。
総額の借金額も常に把握するのが面倒で、借金が一生終わらないものなのではないかと錯覚し「完済」という名のゴールが見えてこないのです。
しかしおまとめローンを使って借金を一本化すれば、借金の総額を把握しやすくなり管理がしやすくなります。
さらに多くの場合、消費者金融よりもおまとめローンの金利の方が安いので借金の総返済額も減少させることができるかもしれません。
借金地獄に片足を突っ込んでいる方には特におすすめの方法となります。
自己破産をする
借金の返済ができない人が、無料法律相談に行くと債務整理を勧められることが多いです。
債務整理にはおもに3つの種類があり、
- 任意整理
- 個人再生
- 自己破産
のいずれかを選択することになります。
返済可能な借金であれば任意整理を、返済不可能だと判断されれば自己破産を勧められることが多いですね。
債務整理をすると人生が終わってしまうと考えている人がいるかもしれませんが、債務整理は人生をやり直すための手段です。
たとえば自己破産をすると借金が一度ゼロになるので、そこから人生の立て直しができます。
筆者も過去に自己破産をしたのですが、自己破産後生活を立て直し、今では平穏な生活を送っています。
債務整理は人生を終わらせる手段ではなく、人生をやり直すための手段であることを、今一度認識しておきましょう。
借金地獄から自己破産をした体験談
ここまで借金地獄に陥った人の末路について解説してきました。
筆者もかつて500万円以上の借金に苦しみましたが、自己破産をして人生を立て直しました。
つまり借金地獄の末路に行く一歩手前から、なんとか立て直したということです。
もし借金地獄に苦しんでいる人がこの文章を読んでいるのであれば、この体験談を参考にして抜け出す方法を模索してください。
借金が積み重なり日々の生活費が支払えなくなる
筆者が借金地獄に苦しんだ原因は、自身の事業がうまくいかなくなったことが原因です。
サラリーマンから独立する前に金融機関からお金を借りて、独立後はその資金をもとに事業をしていました。
はじめのうちはうまくいっていて借金も減っていたのですが、取引先が倒産してから事業が一気に傾きます。
毎月の返済日が苦しくなり、借金をして借金をなんとか返済するという日々を1年ほど過ごしていました。
まともな食事ができず体重もどんどん減っていきましたし、夜もうまく眠れませんでした。
そのような状態では仕事もうまくいくはずもなく、どんどんと窮地に追い詰められていきます。
取り立ての恐怖で精神的にも追い詰められる
借金地獄に苦しんでいるとき、1番きつかったのが精神的に追い込まれていたことです。
なんとか借金を返済している最中に事業の立て直しができず、いよいよ日々の返済ができなくなります。
そうなると毎日金融機関から電話がかかってきて、借金返済の催促をされます。
もちろん自分が返済できないのが悪いのはわかっているのですが、電話にでられず精神的に追い込まれてしまいます。
精神的に追い込まれてしまうと正常な判断ができず、電車に飛び込もうと思ったこともありました。
精神的に追い込まれるということはそれほど辛いことで、正常な判断を奪ってしまいます。
自己破産後生活を立て直す
そんな追い込まれた状態の筆者でしたが、家族にも借金の通知がいったことから、両親から呼び出しをうけます。
そこで両親と相談し、弁護士に相談することを決めました。
自分の人生を案じてくれた両親には、今でも本当に感謝しています。
弁護士に相談した結果、筆者の借金をすべて返済することは難しく、自己破産を勧められます。
はじめは自己破産に抵抗がありましたが、弁護士から今後の生活をしっかり考えなさいと諭され手続きを進めます。
その後半年ほどかけて自己破産手続きが終わり、今では平穏な生活を取り戻しています。
金融機関から電話がかかってくることもないので、精神的に落ち着いていることが1番の要因でしょう。
筆者の場合自己破産をしたことで、借金地獄から抜け出せました。
自己破産のデメリットも把握しておこう
自己破産によって借金地獄から立て直した話は良く聞きますよね。
確かに借金地獄になってしまった場合、借金の返済の取り立てや返済の大変さを考慮すれば自己破産をした方が圧倒的にその先の人生が好転するでしょう。
しかし借金地獄に陥った人に推奨される自己破産も決してメリットばかりではありません。
以下から自己破産をしたときのデメリットについて紹介していきます。
連帯保証人や保証人がいる場合、破産者の借金が対象の人に引き継がれる
自己破産者の借金に連帯保証人や保証人がついていた場合は、破産者の借金がそれらの人たちに引き継がれることになります。
自己破産は鎌倉時代に行われた借金をチャラにする「徳政令」とは違います。
お金にできるものがあれば可能な限り借金の返済に充てるので、連帯保証人がお金を所持している場合は連帯保証人に借金の返済義務が発生します。
自己破産は連帯保証人の承認なしで可能なので自分だけ助かって連帯保証人を地獄に突き落とす(いれば、ですが)行為である認識だけは持っておきましょう。
不動産や車などの財産を失う
不動産や車などの財産は失う恐れがあります。
住んでいるところが田舎で車が生活するうえで必需品である場合などは免れる場合もあります。
しかし嗜好に寄った車種であった場合などは、売却対象になる可能性もあります。
ただし両方とも競売にかけられて借金の返済に充てることになるので、購入者が現れるまでは住宅・自動車ともに引き続き使用可能です。
ローンが完済していて市場価値の低い車の場合は手放さなくて済む
車が売却の対象になるのは、多くの場合市場価値が20万円以上あるからです。
というのも自己破産で手放さなくてはならないものが「20万円以上の市場価値があるもの」と決まっているからです。
それと99万円以上の現金を所持していた場合は、それも没収になります。
(自己破産の手続きをして99万円以上の現金を所持しているパターンはそうそうないとは思いますが)
なのでローンが完済されている車で、市場価値が低い車の場合は売却を免れる場合があります。
借入が不可能になる
当たり前ですが、自己破産をすればしばらくの間借り入れは不可能になります。
そもそも借り入れが問題ないとしても、自己破産は信用情報として残るので貸してくれる金融機関は存在しないと思いますが…。
5年間はクレジットカードやキャッシングの利用ができなくなり、10年間は住宅ローンやマイカーローンといった目的別ローンを金融機関から融資を受けることができなくなります。
帳消しにならない債務もある
自己破産はすべての借金や債務が帳消になると思われがちですが、対象外の債務が存在します。
- 税金
- 損害賠償
- 罰金
- 雇用者の場合は労働者への給料支払い義務
上記の債務は自己破産をしても消えません。
損害賠償など一部は「相続権の放棄」によって無効化できることもあります。
警備員や士業など一部就けない職業が発生する
自己破産をしてしまうと一部の職業に就くのに制限がかかってしまいます。
就くことのできなくなる職業は以下です。
- 一部の士業(弁護士や弁理士、通関士など)
- 公務員の委員(教育委員会や公証取引委員会など)
- 団体企業の役員(信用金庫や労働派遣業)
- 会社の取締役や執行役員
- 一部の職業(警備員や質屋の経営、廃棄物処理業者など)
該当しない会社員であれば、自己破産後も通常通り就業することは可能です。
官報という国が発行する機関紙に住所と名前が掲載される
国が発行する機関紙の「官報」に名前と住所が乗ります。
名前と住所が乗るので闇金業者などから自己破産しててもお金を貸しますよなどと営業が来ることがあるようです。
会社や家族に知られないで自己破産することは難しい
自己破産は家族や会社に知らせるものではありませんが、家族の所得証明や会社の退職金額の証明書が必要になるため、書類の請求時にほぼ確実に自己破産の事実がバレてしまいます。
(退職金額の証明書なんて日常の生活の中で使う機会なんてありませんから)
何らかの手があればバレないように工作することもできるかもしれませんが、ほぼ確実にバレると思っておいた方がいいでしょう。
借金地獄の末路は悲惨なものです
ここまで借金地獄の末路について解説してきました。
筆者の場合借金地獄からなんとか抜け出せたので、かなりラッキーなパターンでしょう。
しかし現実には借金地獄に陥ってしまったがため、悲惨な末路を迎えた人もたくさんいます。
借金地獄の末路は本当に悲惨な状態になるので、その前に対応することがとても大切です。
借金に苦しんでいる人は、債務整理などの手段をつねに頭に入れておきましょう。
まずは自分の力だけで解決しようとせずに誰かに相談しましょう。