北洋銀行は北海道内では地銀の北海道銀行より大規模な金融機関です。
そんな北洋銀行ですが、カードローンだけでなくマイカーローンも提供しています。
マイカーローンは車を購入する資金に充てるだけでなく、メンテナンス費用やパーツの費用に充てるなど、車に関連する費用として活用できます。
車の購入を考えている人はもちろん、車が好きな人にもありがたいローンですよね。
マイカーローンは低金利で借りられる代わりに審査が厳しい傾向もあります。
しっかりと審査を通過できるように条件を整えましょう。
今回の記事では北洋銀行のマイカーローンの基本情報や審査基準について説明します。
しっかり読んで北洋銀行のマイカーローンの審査に通過しましょう。
- 最短30分で審査完了!即日融資も可!
- はじめての方なら最大30日間無利息!
- Web完結!郵送物一切なし!
- 実質年率
- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短1時間
マイカーローンとカードローンの違い
カードローンの金利は基本的に13~14%以上に設定されることが多いです。
しかしマイカーローンの金利は、3~5%ほどとかなり安いです。
下記で基本情報を紹介予定ですが、たとえば北洋銀行のマイカーローンの金利は「最低2.3~最大4%」となっています。
お金を借りるという点では同じで、種別も「ローン」なのに、なぜカードローンとマイカーローンにここまで金利の差があるのか解説いたします。
この違いを知っておくことは、マイカーローンの審査基準をより深く理解することに繋がります。
しっかりと読んでおきましょう。
カードローンは「フリーローン」
カードローンは使用用途が自由の「フリーローン」と呼ばれるローンです。
生活費に使おうが、娯楽に使おうが、車に使おうが、何に使おうが自由です。
返済期日や返済額もある程度自由に設定できすし、設定された借り入れ限度額内であれば、返済が完了していなくても自由に引き出せるなど融通が利きやすい点がカードローンの魅力です。
融通が利きやすく、使用用途が自由なので金利が高いのです。
利息制限法によって100万円以上の借り入れに設定できる最大の金利は15%を超えてはならないと決まっているものの、カードローンの多くの利用者が数十万程度の借り入れ額です。
数十万程度の少額でマイカーローン並みの金利にしてしまうとそもそも融資側(銀行や消費者金融)の利益が少なくなっていしまい、貸すメリットが薄くなってしまいます。
なのでカードローンの金利は高く設定されているのです。
カードローンは総量規制の対象
カードローンは総量規制と呼ばれる「年収の3分の1以上」のお金の融資を制限する法律の対象内です。
たとえば年収が300万円の人がカードローンなどの総量規制対象の融資で借りれる額の合計は100万円までということになります。
マイカーローンは「目的別ローン」
使用用途が自由のカードローンに対して使用用途が限定されているローンのことを一般的に「目的別ローン」と言います。
目的別ローンにはマイカーローンをはじめ、住宅ローンや教育ローンなどが存在しています。
マイカーローンは車の購入や車関連のものにしか使用できす、住宅ローンは家の購入にしか使用できないといった形です。
お金の使い道を融資側が把握できること、そもそもカードローンと違いローンの使用者に直接現金が渡らないので貸し倒れるリスクがカードローンよりも低い為、金利が低く設定できるのです。
カードローンの性質は「融資」ですが、同じローンでも目的別ローンは「立替」を性質とするクレジットカードの分割払いに近いかもしれません。
自動車の購入資金を銀行がマイカーローンとして立替をして、ローン利用者が銀行に立替てもらった分のお金を利息付で返していくイメージです。
目的別ローンは総量規制の対象外
カードローンは総量規制の対象内に入りますが、目的別ローンは総量規制の対象には入りません。
自動車は新車なら百万円前後はしますし、中級車だと300万円から500万円はします。
中古車で車種や状態によっては百万円くらいはかかります。
中々現金で支払える金額ではありませんし、もしマイカーローンが総量規制の対象内に入るものだとしたら新車を買おうとすれば年収が1000万円近くないといけないことになりますよね。
日本人の平均年収が約500万円と言われていますから、それではマイカーローンを使用することは出来なくなってしまいます。
総量規制の対象外という側面でもカードローンよりクレジットカードの分割払いに似ていると言えます。
※クレジットカードのショッピング枠も総量規制の対象外です。
しかしクレジットカードよりはるかに大きい額を「貸す・立て替える」ことになるので、審査は当然クレジットカードよりも厳しくなるのです。
北洋銀行マイカーローンの基本情報
北洋銀行マイカーローンは以下の条件でサービスを提供しています。
借入可能額 | 10万円以上1000万円以下 |
---|---|
金利 | 4.0%を基本とした変動金利(最低2.3%) |
利用可能年齢 | 20歳以上70歳未満(75歳までに完済すること) |
担保・保証人 | 不要 |
返済期間 | 300万円未満は6ヶ月以上10年以内 300万円以上は6ヶ月以上12年以内 |
利用不可の条件 | マリンスポーツ関連の費用としては使用不可 スノーモービルの取得資金としても使用不可 |
以上の条件でサービスを提供しています。
借入可能な金額がそれなりに高い点に加えて、金利も最低で2.3%まで下げてくれるメリットを持っています。
担保も出さなくていいので、担保を提供して将来的に厳しい状況に陥る心配もありません。
返済期間もある程度確保されているので安心できるでしょう。
北洋銀行マイカーローンの審査基準は?
北洋銀行マイカーローンの審査基準は以下の通りです。
- 安定した収入を確保する
- 安定した仕事をしている
- 他社借入に問題がない
- 信用情報に問題なし
- マイカーローンの用途に違反していない
- 保証会社から保証を受けれる
- 北海道内に住まいと仕事先がある
以上の条件をクリアしている人がマイカーローンを利用できます。
他のローンと同じ基準がいくつもありますが、マイカーローン限定の基準もあるので注意しましょう。
ここからは審査基準を詳しく解説します。
安定した収入を確保する
北洋銀行マイカーローンは、安定した収入を確保している人が利用できます。
最大で1,000万円まで借りられる北洋銀行マイカーローンは、高い限度額になればなるほど審査基準は厳しくなります。
審査を通過したいと考えるなら、安定した収入を確保し、なおかつ返済能力を示しましょう。
返済能力がないと判断されれば審査に落とされてしまいます。
安定した仕事をしている
安定した仕事をしていなければ審査を通過できません。
収入が不安定な仕事をしている場合、審査に落とされる可能性が出てしまいます。
また、仕事をしてから1年未満だと、安定して収入を得られるか不安に感じられてしまい、審査に落とされてしまいます。
審査を通過したいなら、最低でも1年以上は仕事を続けたほうがいいでしょう。
転職後は特に気を付けて審査を受けてください。
転職したてなら前職の所得証明書や転職後の所得証明書などを提出する
転職は人が収入をあげる数少ない方法やタイミングの一つです。
収入アップを目指して転職をした場合、転職であがった収入を考えて自動車の購入を考えてマイカーローンを利用しようと思う人もいますよね。
本来であれば融資に問題のない属性や信用情報なのに勤続年数が少なくて安定した仕事を持っていないと判断してしまうのは、申請者としても融資する北洋銀行としても不本意です。
ですので、転職したてで勤続年数に不安がある場合は「前職の所得を証明できるもの」と「現職の所得証明書数か月分」を提出しましょう。
そうすれば北洋銀行としても「安定した収入と仕事を持つ人」として見られるので、転職したてでも問題なくマイカーローンの融資を受けることができると思います。
他社借入に問題がない
他の会社から借りていると審査に落とされやすくなります。
マイカーローンだけでなく、カードローンや住宅ローンも対象となるので気を付けてください。
他社で借りている場合は返済し、返済能力を高めておけば問題ありません。
収入に対して他社借入がかなり多い場合、審査に落とされる確率が相当高いので注意しておきましょう。
信用情報に問題なし
過去に信用情報で問題が起きている場合、信用情報に問題となる情報が残されていれば審査に落とされてしまいます。
マイカーローンに限らず、カードローンや住宅ローン、分割払いの未払いも対象となります。
債務整理をしている人は、債務整理後しばらくは情報が残ってしまうので審査を受けないほうがいいでしょう。
信用情報は自分でもお金を払えば確認できます。
不安に感じられるなら信用情報を1度確認しておきましょう。
マイカーローンの用途に違反していない
マイカーローンを使える範囲で利用するか審査で確かめられます。
マリンスポーツ関連で使ったり、スノーモービルの購入に利用するのは違反行為ですので、審査に落とされます。
また、マイカーローンでも改造車を作る費用には使えない可能性が高く、審査に落とされます。
違反行為に該当する用途に使わないよう、使い道はしっかり説明しておきましょう。
保証会社に保証を受けれる
家を借りる際などにも「保証会社」の存在はありますよね。
保証人を必要としない代わりに「保証会社」が保証人のかわりをする制度です。
属性や信用情報をもとに保証会社の保証が受けられるかどうかの審査をします。
いわば北洋銀行ではなく、保証会社による審査の意味合いが強いです。
この借り審査に通過できなくても北洋銀行の審査を受けることは可能なのですが、この審査に通過できないとマイカーローンの金利が1%上がってしまいます。
せっかく金利の安いマイカーローンを選んでいるのに金利が上がってはもったいないですよね。
是非審査に通過したいところです。
北海道内に住まいと仕事先がある
北洋銀行は道内に住んでいる人で、なおかつ道内で仕事をしている場合のみマイカーローンの利用を認めています。
道外で仕事をしている人、道外に住んでいる人は対象に入らないと考えてください。
北海道で仕事をしていない、住んでいない人は他のマイカーローンを探してください。
北洋銀行の審査の流れ
北洋銀行のマイカーローンの実際の審査の流れについて解説していきます。
北洋銀行のマイカーローンの審査には本審査の前に仮審査と呼ばれる事前審査を受けて通過する必要があります。
- 仮審査
- 本審査
- 在籍確認
- 融資開始
の流れになります。
それぞれの項目ごとに解説していきます。
仮審査(事前審査)
北洋銀行のマイカーローンの審査申し込みをすると最初に行われるのが仮審査です。
さきほどの北洋銀行の審査基準の項目でも少し触れていますが、北洋銀行の審査というよりも保証会社が保証をするかどうかの審査です。
この仮審査の結果(保証会社が保証審査の結果)は、3か月有効です。
本審査
仮審査を通過したら、いよいよ北洋銀行のマイカーローンの本審査に移ります。
既に保証会社が申請者の属性や信用情報については審査しています。
なので北洋銀行の本審査は、
- 提出書類の再確認
- 申請情報に嘘の記載がないか
- 実際に購入する予定の車の金額(融資額)の確認
が主な内容になります。
仮審査の段階では購入予定の車(融資してもらいたい金額)は申請しません。
北洋銀行の審査の段階で初めて希望の融資額を申請するのです。
仮審査に通過すれば基本的に本審査も通過できると考えていいのですが、融資額が高額な場合は落ちる可能性もありますので注意が必要です。
在籍確認
カードローンでも存在する在籍確認ですね。
本審査の一環として行われます。
本当に記載されている会社に勤務しているのかを電話で確認します。
北洋銀行のマイカーローンの審査は何日程度で完了する?
仮審査は即日結果がでますし、本審査自体も2~3日ほどで完了するようです。
審査自体は上記のように数日程度で終わりますが、実際に融資が始まるタイミングは一週間程度はかかるようです。
カードローンと違いマイカーローンなどの目的別ローンは、緊急性を要する物でもないと思うので融資の開始のタイミングはあまり気にならないとは思います。
しかし審査はドキドキする時間を考えると、どれくらいで完了するのか気になってしまいますよね。
北洋銀行マイカーローンの金利を下げるには
北洋銀行マイカーローンの基準金利は4.0%です。
しかし最低の金利は2.3%に設定されており、金利は下げる方法があるのです。
変動金利ですので、経済情勢によって金利は下がる場合もあります。
また、ネットからの申込みで0.1%の金利優遇措置が取られるので、ネットから申し込んだほうが断然お得です。
できる限りネットを使って北洋銀行マイカーローンの審査を受けましょう。
更に、北洋銀行のサービスを使っていると金利を下げてくれるケースもあります。
より高い信用を得て、金利を下げてもらえるようにしましょう。
なお、信用できないと判断された場合、審査を通過したものの金利を1%引き上げる措置を取ります。
返済する利息がかなり増えてしまうので、1%の引き上げを受けないように信用できる内容で審査を受けましょう。
北洋銀行マイカーローンは上手に審査を受ければ使いやすくなる
北洋銀行マイカーローンの審査基準は、カードローンと似たような側面もあります。
安定した収入と仕事、そして使い道などをしっかりと説明し、確実に審査を通過しましょう。
金利を下げたい人は、より信用を得られるように心がけつつ、北洋銀行のサービスを積極的に使うといいでしょう。
安心できる情報が多数提供されれば、最低金利の2.3%も実現する可能性が高まります。
北洋銀行だけでなく他のマイカーローンも検討してみては?
北洋銀行は他の多くのマイカーローンよりもお得な金利で融資を受けることができます。
しかし北海道に住んでいて、北海道に勤務先があることが北洋銀行のマイカーローンの条件です。
北海道に住んでいて勤務先が北海道以外というのは地理的に考えずらいですが、絶対にそのような方がいないとは言い切れません。
全国どこに住んでいても融資を受けることができるマイカーローンも存在しますし、北海道在住・勤務の方も金利面を重視して借入先を選ぶなら他にもおすすめの会社や銀行が存在します。
損保ジャパン日本興亜のマイカーローン
損保ジャパンの提供するマイカーローン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」は固定金利のマイカーローンになります。
※北洋銀行は変動制です。
基本情報は以下のようになります。
借入金額 | 借入期間 | |
---|---|---|
500万円~1000万円 | 6ヵ月~5年 | 5年6ヵ月~10年 |
1.90~1.99% | 1.90~2.55% | |
20万円~499万円 | 6ヵ月~5年 | 5年6ヵ月~10年 |
1.95~2.85% |
北洋銀行のマイカーローンの金利が最低2.3%、基本4%ということを考えると北洋銀行よりもお得ですよね。
さらに固定金利なので北洋銀行のように景気が悪い時は高くなるということもなく、定額になるので管理がしやすい特徴があります。
三菱UFJ銀行マイカーローン
三菱UFJ銀行も「ネットDEマイカーローン」というマイカーローンサービスを全国展開しています。
損保ジャパンと異なり、金利は変動制で基本の金利は「2.975%」となっています。
融資額によって金利が変わるということはありません。
ただし北洋銀行同様に景気によって金利が左右します。
また勤続年数が1年以上が融資の最低条件として設定されているので、審査が厳しい側面があるのには注意が必要です。
しかし北洋銀行の基本金利が4%であることを考えると基本金利が1%以上下がるのはかなり魅力的です。
おわりに
北洋銀行のマイカーローンについて審査基準や審査の流れなどを解説してきました。
北洋銀行のマイカーローンは確かに金利面でも安い方ですし、北海道展開の金融機関としては大規模で信頼もできる金融機関です。
北洋銀行に口座を持っていたり、北洋銀行のカードローンなどを使用している場合は金利がさがることもありますし、管理がしやすいメリットがあると思います。
しかし北洋銀行の他にも金利面だけを見れば優秀なマイカーローンもありますので、北海道に住んでいるなら北洋銀行のマイカーローンと決めずに他のマイカーローンも検討してみてはいかがでしょうか?