JAの教育ローン審査は厳しい?他の教育ローンとの違いはある?

JAの教育ローン
教育ローン

教育ローンの利用を検討する場合、「国の教育ローン」か「金融機関が取り扱う教育ローン」のどちらかを検討される方がほとんどだと思います。

どのローンを利用するかは人それぞれですが、金融機関の教育ローンの中でも意外に知られていないのが「JAの教育ローン」です。

あまり広告などを見かける事がない「JA教育ローン」ですが、実は低金利で利用できたり他の教育ローンとは異なるメリットもたくさんあります。

そこで今回は、JAの教育ローンのスペックや、他の教育ローンと何が違うのか?詳しく解説していきたいと思います。

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JAの教育ローン「融資限度額と金利」について

まず最初に、JAの教育ローンの金利や限度額など、基本的なスペックからご紹介していきます。

JA教育ローンの基本的なスペック

以下は、JAバンク東京あおばの教育ローンのスペック表です。

限度額10 万円以上 1,000 万円以内(1万円単位)

※教育ローンの借入額および無担保ローン残高(極度額)の合計額が 500 万円を超える場合は、JA組合員の加入が必須

金利
  • 固定金利…年2.780%~年3.280%(保証料含む)
  • 変動金利…年2.375%~年2.875%( 〃 )
金利引き下げ条件
  1.  JA指定口座を給与振込口座として指定している場合…年▲0.100%
  2. JA指定口座を年金振込口座として指定している場合…年▲0.100%
  3. JAカードを持っている、又は新規契約する場合…年▲0.100%
  4. JA指定口座を公共料金の振替口座として指定している場合…年▲0.100%
借入れ期間在学期間(最長6年)の据え置き期間を含め、最長15年間
保証人不要(三菱UFJニコス株式会社)の保証が受けられる事が条件

ちなみに、JAの教育ローンの金利は、全国各地のJAにより若干条件が異なります。

詳しい条件については、JAのホームページに該当地域の郵便番号を入力する事で、利用したい地域のJAが取り扱うローン条件が出てきますので、そちらを参考にしてみて下さい。

参考URLJA教育ローン 店舗検索

JAの教育ローンと銀行教育ローンとの比較

次に「JA教育ローンは他の銀行教育ローンなどと比較して、どんな違いがあるのか?」という点についても見ていきます。

銀行教育ローンとの比較

一つ目は銀行の教育ローンとの比較です。

以下は、主な銀行の教育ローンとJA教育ローンとを比較した表ですが、メガバンクの教育ローンと比較した場合、「利用限度額」と「申し込める人の居住条件」の2点が最も大きな違いと言えます。

条件 三井住友銀行の教育ローン 三菱UFJ銀行の教育ローン JA教育ローン
融資限度額 10万~300万円 30万円~500万円 10万円~1,000万円
金利 年2.975%(固定・無担保型) 年3.975%(変動) 年2.780%~年3.280%(固定)
利用できる人の条件 ・安定した収入のある20歳~65歳以下の人

  • 前年度税込み年収が200万円以上の人
  • 全国から申し込み可能 ・安定した収入のある20歳~70歳以下の人
  • 前年度税込み年収が200万円以上の人
  • 勤続年数1年以上
  • 全国から申し込み可能 ・安定した収入のある20歳~65歳未満の人
  • 管轄JAの営業エリアに住んでいる、又は勤務している人

保証会社 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 株式会社ジャックス 三菱UFJニコス株式会社

国の教育ローンとの比較

次に国の教育ローンとも比較してみます。

国の教育ローンとの違いは、主に以下の2点です。

  • 限度額…国の教育ローンの利用限度額は基本的に350万円まで(JA教育ローンは1,000万円まで)
  • 年収条件…年収が規定の上限を超えると利用できない(JA教育ローンは年収の上限規制なし)

国の教育ローンは、低収入の世帯でも利用できるように用意されたローンですので、高収入世帯の人は最初からJA教育ローンや銀行教育ローンを検討したほうがよさそうです。

JAの教育ローンは審査が厳しい?

また、「審査面」で比較すると、JAの教育ローンに優位性はあるのか?見ていく事にします。

JAの教育ローンの審査難易度

まず気になるのは「JAの教育ローンは審査は緩いのか?」という点です。

この点については、JAの教育ローンの審査基準が公開されていない為、審査が緩い・厳しい…という事は一概には申し上げられません。

また、一般的に「審査が厳しい」「審査に通りやすい」というのも、利用者一人一人の客観的な視点で言われている事ですので、人それぞれ…といった要素が多いのも事実です。

ただ、JAの教育ローンを含め、一般的なローン審査の場合は、主に以下の項目について審査が行われますので、この審査項目をクリアできない場合は、審査通過は難しくなります。

  • 利用者本人に安定した収入があるか?
  • 他社借入れが多い、また返済が滞りがち…などの返済能力の問題はないか?
  • きちんとした勤務先に勤めており、一定年数以上勤務しているか?(理想は勤続3年)
  • 信用情報機関の情報に傷はないか?(過去債務整理をした事実があるなどはNG)
  • 本人確認書類、合格証明書、授業料の支払い根拠書類など、金融機関が指定する必要書類が揃えられているか?

審査には時間がかかる

以上のような項目で審査されるJAの教育ローンですが、申し込みから審査までの時間がかかる点が少々気になるところです。

JAの教育ローンはWEBから申し込み出来るのですが、審査途中で必要書類を郵送したりする必要がある為、実際には申し込みから融資実行までは1~2週間程度かかってしまいます。

JAの教育ローンの審査に落ちる人の特徴

では、JAの教育ローン審査に落ちてしまう人には、どんな特徴があるのでしょうか?

この点について、結論から申し上げると先ほどお伝えした「審査項目」をクリアできない人が審査に落ちる」という事になります。

さらに申し上げると、教育ローンの場合は借入れ金額が300万円を超えるケースもあり、また返済も長期にわたりますので、やはり「返済能力」「収入の安定度」という点が最も厳しくチェックされます。

なお、JAの組合員になれば審査時に優遇されるのでは?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的に組合員であるか否かは、審査通過には直接影響はありません。

JAの教育ローンの審査通過する為のコツ

ちなみに、JAの教育ローンの審査にどうしても通りたい場合は、以下の点に注意する事をおすすめします。

  • 必要書類について不備がないように、事前に調べておく(特に学校関係で必要となる書類)
  • 本人確認書類などは最新の書類を用意できるようにしておく(特に転居した場合などで、実際の居住場所と免許証の記載住所が異なる場合は注意)
  • 他社借入れ(カードローンなど)がある場合は、できるだけまとめておく(借入れ件数を減らしておくだけでも有利)
  • 他社借入れの返済は絶対に遅れないようにしておく
  • 審査申し込みしてから融資実行されるまでは、本人連絡がスムーズにいくように、常に電話に出れるようにしておく。

JAの教育ローンが利用できない時はどうすべき?

最後に、残念ながらJAの教育ローンの審査に落ちてしまった場合、どうすべきか?いくつかの対処法を見ていきます。

審査落ちしてから再度申し込むのは危険

まず、JAの教育ローンの審査に落ちたからといって、むやみに他社ローンに次々と申し込む事だけはやめましょう。

なぜなら、複数のローンに同時申し込みした場合、「申し込みブラック」という状態…、つまり「お金に困って次々とローンを申し込む人」というレッテルが貼られてしまい、2件目以降のローン審査はすべて落ちる可能性があるからです。

各種ローンに申し込んだ際は、信用情報機関に金融機関からの照会履歴がすべて残ってしまいますので、同時に申し込むのは、せめて2~3社までにしておくことをおすすめします。

同じ保証会社が取り扱うローンには申し込まない

また、JAの教育ローンの審査に落ちるということは、保証会社である「三菱UFJニコス」の保証を受けられなかった…という事でもありますので、同社が保証する他のローンに申し込むのもやめましょう。

三菱UFJニコスが保証するローンとしては、地方銀行のカードローンなどが挙げられます。

また、三菱UFJニコスとアコムは同じ「MUFGグループ」の企業ですので、アコムに申込む…さらにはアコムが保証するローンに申し込む事も、控えたほうがいいかもしれません。

奨学金も検討する

次の対処法としては、奨学金を検討する…という方法もあります。

ただし、奨学金には「無利子タイプ」と「有利子タイプ」とがあり、特に無利子タイプについては学業の成績が一定基準を超える必要があります。

また、奨学金の申し込みから融資決定までには1ヶ月前後を要する場合もありますので、急ぎの資金調達には不向きです。

少額であれば消費者金融カードローン

もし、用意すべき資金が50万円以内…と少額であれば、面倒な教育ローンに申し込まずに「消費者金融のカードローンに申し込む」という方法もあります。

消費者金融のカードローンは、即日審査・即日融資が可能ですので、特に急ぎで入学金の納付が必要…という場合には、おすすめの資金調達方法と言えます。

さらに、アコムやプロミスなどの大手消費者金融では、無利息キャッシングのキャンペーンがあります。

ボーナスなどのまとまった収入が見込める場合には、無利息キャッシングを利用して入学金などを支払っておき、あとでまとめて返済すれば金利負担も0円で済みます。

JAの教育ローンの審査について、まとめ

JAの教育ローンは、たしかに低金利で利用できますし、最高限度額も1,000万円までと、余裕のある教育資金を用意する事が出来ます。

ただし、利用可能な居住地域に制限があったり、保証会社の審査が絡むなど、少しハードルが高い事もおわかりいただけたかと思います。

いずれにせよ、教育資金を用意する場合は、ある程度「進学に必要なお金」は事前にわかっているはずですので、進学前に慌てる事のないように事前の準備が重要と言えますね。