投資信託とは何かわかりますか?
投資信託はプロの専門家に投資や運用を任せられるお得な商品です。
今回はそんな投資信託の仕組みを徹底解説。
- 投資信託の仕組み
- 投資信託で得られる利益
- 投資信託のメリットとデメリット
- 投資信託のリスク
- 投資信託のコツ
- 投資信託の始め方
- 投資信託の種類
この記事を読めば、以上のことがわかります。
投資信託はいわばレストランの料理のようなもの。
難しいものではないため、気楽に読んでみてくださいね。
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投資信託とは
投資信託とは、投資家たちからお金を集めて、その資金を元に投資・運用の専門家が資産運用をしてくれる商品のことです。
信頼して投資を託すから、「投資信託」という名前がついているわけですね。
株にも様々な銘柄があるように、投資信託にもさまざまな種類があります。
好きな投資信託を選び、利益を得られるのが投資信託の強みです。
プロに任せるとはいえ、失敗することもあります。
利益ばかりではなく、損失が発生する可能性もある点には注意してください。
投資信託は言ってみればレストランの料理のようなもの
もう少しわかりやすく、投資信託をレストランの料理に例えて考えてみましょう。
レストランには料理人たちがいて、さまざまな料理を作って提供してくれます。
私たちは客として、メニューの中から好きな料理を注文することができますよね。
トマトが食べたいなら、トマトが入っている料理を頼みます。
料理人は腕によりをかけて、さまざまな素材を組み合わせて料理を作り提供してくれるわけです。
投資信託も同じような仕組みになっています。
レストランでいう“料理人”が投資信託でいう“専門家”であり、“素材”が“株や債券”と置き換えてみてください。
提供される“料理”こそ、“投資信託”になるわけです。
販売会社にいるプロの投資家が、さまざまな素材(株や債券)を使って1つの商品にまとめ、利益を客に提供してくれる。
これが投資信託です。
どれだけ「美味しい料理」=「利益のある投資信託」なのかは、頼んだプロの専門家次第というわけですね。
投資信託の仕組み
投資信託は、証券会社や銀行・郵便局で購入できます。
あくまで購入先は販売会社であり、運用しているのは別の会社です。
また、集めたお金の管理も運用会社ではなく、信託銀行という組織が行っています。
投資信託には、3つの組織が関わっているわけですね。
「販売会社」
「運用会社」
「信託銀行」
この3つで成り立っているのが投資信託、ということとなります。
運用会社はあくまで指図するだけであり、実際に投資などを行っているのは信託銀行です。
図式としては
客 ⇄ 販売会社 ⇄ 運用会社 ⇄ 信託銀行 ⇄ 金融市場
となります。
それぞれ役割を分担していることで、どこかが倒産してしまったとしても、投資信託に使ったお金がすべてなくなるなどという危険を減らしているわけです。
それぞれの役割を詳しくみてみましょう。
販売会社
投資信託を買ったり、利益分を受け取ったりする、窓口的存在です。
投資家たちと投資信託を繋ぐ橋渡し役であり、直接やりとりをする相手となります。
レストランでいえば、“ホールのスタッフ”というわけですね。
運用会社
実際に投資信託を作ったり、データ分析などをしたりして運用方法を考えているのが、運用会社です。
専門家(ファンドマネジャー)がいるのがこの会社であり、投資信託が上手くいくかはここにかかっています。
レストランでいう“料理人”のような存在です。
信託銀行
実際に取引を行い、株や債券を管理するのが信託銀行です。
運用会社の指図を受け、投資家たちから集めたお金で投資をしてくれますし、保管もしておいてくれます。
レストランでいえば、レジ係のようなものですね。
投資信託で得られる利益
投資信託で得られる利益は主に2つ。
- 分配金
- 売買益
プロの投資家が得た利益を分配してもらうことも、投資信託の売却・解約で利益を得ることも可能です。
分配金がそのまま次の投資分として使われるケースもあるので、お金の支払われ方はきちんと確認しておいてください。
換金方法は2つある
投資信託では、監禁方法が2種類あります。
- オープンエンド型
- クローズドエンド型
1つずつ詳しくみてみましょう。
オープンエンド型
オープンエンド型は、いつでも換金できるシステムの投資信託です。
日本で扱われている投資信託の多くはオープンエンド型であり、基本的に売りたいといえばお金に換えることができます。
クローズドエンド型
クローズドエンド型は、換金に応じないシステムの投資信託です。
換金に応じないと書くと、損をしているかのように感じますが、取引所などで他の投資家に売却することでお金に換えることができます。
お金に換えたいなら自分で換えてくれる相手を見つけてね、というわけです。
投資信託のメリット
投資信託のメリットは大きく4つ。
- 分散投資ができる
- 少額から始められる
- 初心者でも手を付けやすい
- 個人では投資しにくい領域に投資できる
初心者の方にもおすすめできるのが投資信託です。
そのメリットを確認してみましょう。
メリット①分散投資ができる
投資信託は、いくつもの投資先をセットにした商品です。
1つの商品を買うだけで、複数の投資先に投資ができます。
投資を分散させることで、リスクを減らせるというのは大きなメリットといえるでしょう。
分散投資とは
そもそも分散投資とは何なのか、解説していきます。
分散投資とは、投資先を複数にしたり投資するタイミングを分けたりすることで、損失のリスクを減らす投資方法です。
株に投資するにも、1つの銘柄にだけ投資をしていては損失が発生した時に回避することができません。
もしも複数の銘柄を持っていれば、どれか1つで損失が発生しても他でカバーできるのです。
投資信託なら、株だけでなく債券にも、日本だけでなく世界各国にも投資が可能。
多種多様な投資が一度にできるため、リスクを低くできます。
メリット②少額から始められる
100円からでも始められるのが、投資信託の大きなメリットです。
株式投資では、通常数万円かかることを考えるとかなりの少額ですよね。
中にはTポイントを使って投資信託ができるところもあるため、要チェックです。
メリット③初心者でも手を付けやすい
投資のことはよく知らない、そんな方でも気軽にチャレンジができるのが投資信託のいいところです。
プロの専門家が代わりに投資や運用をしてくれるため、投資の知識が薄くても始めやすいといえます。
また、プロに任せる分、時間を取られすぎないのもメリット。
投資の勉強をする時間がない方はもちろん、こまめに市場をチェックできない方でも投資信託なら取り組めます。
投資をしたことがなくても始めやすい、初心者におすすめの投資方法だといえるでしょう。
メリット④個人では投資しにくい領域に投資できる
世界の株式や債券に、個人で投資するのはなかなかに難しくハードルの高い行動です。
投資信託であれば、プロの専門家が代行してくれるため、複数の国に投資が可能。
特殊な金融商品に手が出せるなどのメリットがあります。
投資信託を使うことで、より初心者でも使いやすく、手の届かないところまで投資することができるというわけですね。
投資信託のデメリット
メリットもあれば、デメリットも当然あります。
投資信託のデメリットは3つ。
- 手数料などの費用がかかる
- 元本保証がない
- 価格更新が1日1回
1つずつみていきましょう。
デメリット①手数料などの費用がかかる
投資信託では、関わる組織が多い分さまざまな場面でコストが発生してしまいます。
- 購入するときにかかる手数料
- 投資信託を保有している期間払う手数料
- 監査や売買にかかる手数料
- 解約時にかかる手数料
それぞれどんな手数料なのでしょうか。
購入時手数料
投資信託を買う時に払う手数料です。
購入金額の数%を払うこととなります。
一般的には、購入金額の1~3%が手数料として必要です。
信託報酬
投資信託を買った後、保有している間にも毎日手数料が発生します。
それが、信託報酬というもの。
預けているお金から、「運用管理費用」として毎日差し引かれていきます。
年0.5%~2%が一般的です。
投資信託の保有額に応じて額は変わるということですね。
少ない額ならともかく、大金ともなると信託報酬もそれなりの額になってしまいます。
監査報酬
投資信託では、会社のように決算を定期的に監査してもらうことがあります。
その投資信託が公正かどうか、透明性があるかなどがみられ、その監査にかかるお金を払わなければなりません。
売買委託手数料
株などの売買時に発生する費用も負担しなければなりません。
取引の数が多いだけ、手数料も膨らんでしまいます。
信託財産留保額
解約する際にも、お金が発生してきます。
投資家が投資信託をやめる場合、換金することになるわけですが、そうなると投資信託の資産を売却しなくてはなりません。
売却には手数料が発生するため、その分を解約者本人に負担してもらおうというわけです。
投資信託は任せられるという利便性がある分、さまざまな手数料が発生します。
扱う会社によっては発生しない手数料もあるので、きちんと調べておきましょう。
手数料が発生しない分、ほかの手数料が割高になっていることもあるので要注意です。
デメリット②元本保証がない
そもそも元本とは、利益を生み出す基礎となる財産のことを指します。
つまり、投資信託に使ったお金を元本というわけですね。
投資信託では、買った時よりも価格が下がり損をしてしまう可能性があります。
必ずしも元本を保証してくれるわけではないのです。
あくまで投資と運用を任せているだけであり、利益が絶対に出るわけではないのが投資信託のデメリットだといえます。
デメリット③価格更新が1日1回
株式投資であれば、リアルタイムで変動する株価を元に取引ができます。
しかし、投資信託ではそれができません。
投資信託の値段のことを「基準価額」というのですが、この基準価額、価格更新が1日1回なのです。
加えて、取引の時に参考にできるのは前日の基準価額のみ。
当日の基準価額を知ることはできません。
投資信託では当日の価格を見ずに取引する「ブラインド方式」が採用されています。
いくらで購入したかは、買った後にわかるわけです。
価格を見られないなんて、なんだか不公平な気がしますよね。
しかしこの「ブラインド方式」、むしろ公平さを保つためのシステムなのです。
ブラインド方式
短期的に投資する投資家と、長期的に投資する投資家間を平等にするための制度がこのブラインド方式です。
短期的に投資する場合、「価格が上がったら売る・下がったら買う」というように投資すれば得がある分、長期的に投資するよりも有利となってしまいますよね。
せっかく長いこと保有している人からすれば、不公平となるわけです。
投資信託が1人のお金だけではなく、みんなのお金を1まとめにしてやっていると考えればわかりやすいかもしれません。
せっかく皆のお金で投資をしているのに、短期的な利益を求めて勝手に投資額を動かされては困ってしまいますよね。
複数人が関わる以上、勝手な行動をされては困るわけです。
また、投資信託は複数の株や債券で成り立っていますし、基本的に売りたければ必ず売れるし買いたければ必ず買えるという性質をもっています。
株などであれば、買う人と売る人がいて取引が成立すれば売買が行われるもの。
市場に出ている株の数は常に一定であり、買いたい株の数と売りたい株の数によって価格が産出されます。
一方投資信託は、買う人が多ければ数は増えますし、売る人が多ければ数は減り、常に増減するもの。
結果、リアルタイムでの価格算出が難しいという背景もあるといえるでしょう。
投資信託が抱えるリスク
メリット・デメリットのほかにも、リスクについても知っておきましょう。
投資信託を始めるうえで知っておきたいのが、4つのリスク。
- 価格変動リスク
- 為替変動リスク
- 金利変動リスク
- 信用リスク
1つずつ詳しくみていきましょう。
価格変動リスク
株や債券に投資をするわけですから、当然それらの価格変動には注意しなければなりません。
株式や債券は、景気や企業の業績、需要と供給の変化によって価格が変動します。
上がると思っていたのに下がることもありますし、その逆も当然おこるもの。
予想外の価格変動が起こりうるリスクには注意しておかなければなりません。
為替変動リスク
日本円と海外の通貨を交換する際のレートは常に変動しています。
投資信託は海外のものにも投資できるため、為替変動のリスクがあることは知っておきましょう。
金利変動リスク
債券は、金利の変動に影響されるものです。
金利が上がれば債券の価格は下落しますし、金利が下がれば上がります。
債券を取り扱う投資信託には、金利変動リスクがついてまわるのです。
信用リスク
投資先が信用できるかどうかというのもリスクとなります。
例えば、債券を発行する企業が倒産してしまえば、支払額が変わってしまうなんてことにも。
リスクは投資信託によって種類も大きさも異なるものです。
自分が選んだ投資信託にはどんなリスクが含まれているのか、きちんと理解しておくのが良いでしょう。
初心者がおさえておくべき投資信託のコツ
投資信託を始める時に知っておいてほしいコツは4つです。
- 積立投資をする
- 長期的に保有する
- 手数料が安いものを選ぶ
- 定期的に見直す
1つずつみていきましょう。
積立投資をする
投資信託を定期的に購入し積み立てていくことで、購入価格を抑えられる可能性があります。
買い続けるうえで、「高い価格の時は少なく安いときには多く買う」ということをすれば、より安く変える可能性があります。
買うタイミングを複数回にわけておくことで、高い価格の時に買ってしまうリスクを下げられるわけですね。
長期的に保有する
長い期間保有することで、値動きの幅をおさえることができます。
毎日価格をチェックする必要はありませんし、価格の変動に一喜一憂する必要もありません。
収益は安定したものとなりますし、複利の効果も大きくできます。
長い期間投資を行うことで、利子や分配金を再投資し、利息を付けられるからです。
解約金の負担も減るため、長期的に保有することをおすすめします。
手数料が安いものを選ぶ
投資信託によって、手数料は異なります。
少しでも手数料が安いものを選べばそれだけ利益にも差が出るため、よく考えて購入したほうが良いでしょう。
定期的に見直す
投資信託は、プロに任せてお金を預ける投資です。
任せるという性質上、放置しがちになってしまう恐れがあります。
初心者の方であればなおさら危険です。
投資のことはよくわからないから全部任せる、ではよくありません。
投資信託をするなら、定期的な見直しをするようにしましょう。
リスクばかり大きくなってリターンが小さいと感じれば、買い替えや資金配分の見直しをしてください。
投資信託は、あくまでプロのサポートがつく投資だと考えるくらいがちょうどよいのかもしれません。
投資信託の始め方
投資信託の仕組みやコツを理解したところで、いよいよ始める時です。
投資信託を始めるまでの流れは以下の通り。
- 投資信託を探す
- 証券会社や銀行で口座開設
- 口座に入金
- 投資信託を購入
すでに利用している口座があれば、そのうえで投資信託を探すのもありでしょう。
投資信託には実際どんなものがあるのか
投資信託で扱われる商品には主に次のような種類のものがあります。
- 債権
- 株式
- 不動産
- コモディティ
- その他
コモディティは、原油や金、穀物など日常生活に必要不可欠な資源のことです。
これらが数種類まとめられている投資信託を買えるわけですね。
さまざまな投資信託の種類
投資信託そのものにもいくつか種類があります。
- 「ETF」「J-REIT」などの上場している投資信託
- 「MRF」「MMF」などの株式を含まない公社債投資信託
- レバレッジを利用して効果を大きくしようとするブルベアファンド
- 相場が上がろうが下がろうが利益を追い求めるヘッジファンド
さまざまな種類があるため、興味があれば調べてみると良いでしょう。
投資は地道に慎重に
投資は地道に慎重に行うのが成功の秘訣です。
- できるだけ地道に取り組む
- 少額投資を心掛ける
- 分散投資を心掛ける
- 周りに流されない
以上のことを心掛けて取り組んでくださいね。
投資信託は任せられるのがメリットとはいえ、自分で考えて決断していくことが、今後にもつながるというもの。
任せきりにするのではなく、よりよい投資をするために自分で試行錯誤をしてみることをおすすめします。
終わりに
いかがだったでしょうか。
投資信託は、初心者にも手を出しやすい商品です。
不安であれば、購入時にいろいろ相談してみるのも良いでしょう。
投資信託はギャンブルではありません。
とはいえ、リスクがあり損をする可能性もあるのは事実。
なんとなくで始めるのはおすすめできません。
一攫千金を狙うのではなく、着実にお金を増やす手段として、投資信託を活用してくださいね。