未成年がカードローンで借りるには?未成年でも借りられる方法はある?

未成年がカードローンで借りるには? 未成年でもお金を借りられる方法はある?
ライフ

「未成年だけどカードローンでお金を借りたい…」
「カードローンで借りたいけど親に頼みにくいな…」

などなど、カードローンを使おうと考えている人のなかで、こうお思いの方もいますよね。

なかには大学での付き合い、生活費での工面などでまとまったお金が必要なこともあることでしょう。

では未成年でもカードローンで借入ができるのか。具体的に見ていきましょう。

  1. 未成年だと親の同意なしでカードローンの契約はできない
    1. 2022年4月からは18歳でも親権者の同意なしでカードローンに契約可能
    2. 未成年だと契約取り消しができる
    3. 未成年者本人も契約を取り消せる?
  2. 未成年にお金を貸すのは金融機関にとってリスクが高い
  3. カードローン以外で18歳からお金を借りる方法は?
  4. 奨学金
    1. 奨学金の特徴
    2. 奨学金を借りる際の注意点
      1. 入学時に必要な金額は自分で準備しておかなければならない
      2. 制度をよく理解して借りること
  5. 学生ローン
    1. 学生ローンの特徴
      1. 限度額は少ない
      2. 審査は厳しくない
      3. 使い勝手はよくない
      4. 18歳でも親の同意なしでお金を借りられる業者も!
    2. 学生ローンでお金を借りる際の注意点
      1. 金利が高いので借り入れは慎重に
      2. 実際に借りられる初回の金額はかなり低め
  6. クレジットカードのキャッシング枠
    1. クレジットカードのキャッシング枠とは?
    2. クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りる際の注意点
      1. 未成年が利用するカードにはキャッシング枠が設定できないことも…
      2. 消費者金融よりも利息が高くなるケースがある
  7. ろうきんのカードローンには18歳から利用できる商品もある
    1. ろうきんのカードローンとは?
    2. ろうきんカードローンでお金を借りる際の注意点
      1. 18歳、19歳の未成年が利用する場合は親の同意が必要
      2. 勤続年数、前年度年収などの条件がある
      3. お金を借りるまでに時間がかかる
  8. 18歳から利用できる!おすすめ消費者金融系カードローン2選
    1. ①アコム
    2. ②プロミス
  9. おわりに
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未成年だと親の同意なしでカードローンの契約はできない

未成年の方だと、カードローンに契約するときは親の同意が必要です。

現にカードローンの申込欄には「親権者の同意」を求める欄があり、親権者本人が氏名・連絡先を書かないといけないんです。

■親権とは?
子どもの利益のために,監護・教育を行ったり,子の財産を管理したりする権限であり義務。
(引用元ページ:法務省

お金を貸す側からするとお金が返ってこないリスクもありますし、未成年に対して進んで融資しようと考えませんよね。

2022年4月からは18歳でも親権者の同意なしでカードローンに契約可能

2022年4月からは成人年齢の引き下げにより、成人年齢が20歳から18歳へと引き下げられます。

民法における成人年齢は「一人で有効な契約をすることができる年齢」を意味しますから、18歳でも親権者の同意なしでカードローンの契約ができるわけです。

またカードローン契約だけでなく、クレジットカードの作成や10年間有効なパスポートの作成などもできるようになります。

未成年だと契約取り消しができる

未成年者の場合、親権者の同意なしに契約したカードローンについては、親の意思で契約取り消しができます。

未成年者は法律での約束を守るのが難しいとされているため、”制限行為能力者制度”によって守られているわけです。

とはいえ上記によりローン契約が無効になって返済義務がなくなれば、お金を貸す側は損をしてしまいます。

そのリスクを避けるためにも、消費者金融系のカードローンや銀行カードローンでは、未成年者に向けて貸付をしていないケースがほとんどです。

以上の点からカードローンでお金を借りるのは難しいため、他の手段で借りられないか検討するのが得策ですね。

未成年者本人も契約を取り消せる?

法定代理人の同意を得ずに行われた契約は、いつでも取り消すことができます。

しかも、未成年の法定代理人である親だけしか契約行為を取り消せないわけではなく、契約をした未成年者本人自身も契約を取り消すことが可能なのですね。

さらに、未成年者が行った契約を取り消しすると、その契約は契約時に遡って最初から無効になってしまいます。

契約自体がなかったものとして取り扱われるので、未成年者が受け取った商品やサービスが手元に残っていれば、残っている分だけを返せばよく、消費してしまった部分については返済する義務もなくなるのです。

未成年にお金を貸すのは金融機関にとってリスクが高い

ただ逆にいえば、親の同意があれば18歳、19歳の未成年でもカードローンを利用できるということになると思いませんか?
それなら、親の同意書を提出した未成年についてはカードローンの利用を認めてくれてもよさそうなものですよね。

なぜ、カードローン会社はどこも利用条件を「満20歳以上」に限定してしまったのでしょうか?

それはカードローンの商品上の性質によります。

カードローンは、お金を借りたい人が無担保・無保証人で手軽に簡易な審査でお金を借りられる点を第一のセールスポイントにしています。

本人確認書類だけで審査を受けられるのもそのためです。

ところが、親の同意書を持った未成年者の審査まで引き受けるとなると、同意書に内容をしっかり調査する必要がでてきますから、審査が非常に煩雑になってしまいスピーディな審査ができなくなってしまいます。

こうした理由で18歳、19歳の未成年は最初からカードローンを利用できないようにしているのです。

カードローン以外で18歳からお金を借りる方法は?

上記で紹介したカードローン以外だと、以下の方法でもお金を借りられます。

  • 奨学金
  • 学生ローン
  • クレジットカードのキャッシング枠
  • ろうきんのカードローン

それぞれの貸付制度について説明していきましょう。

奨学金

「奨学金」といえば、日本学生支援機構の貸与型奨学金を利用する人がダントツで多いです。

奨学金の特徴

奨学金制度は、大学や短期大学、専門学校などで学ぶ人が学資の負担を軽減するために利用するものであって、
未成年自身が、

  • ちょっとお金が足りなくて困っているからどこかで借りたい
  • 欲しいものがあるけれども今手元にお金がないので借入できるところを探している

という場合に利用できるものではありません。

ただ、金利の上限は3%と(ここ数年は0.5%以下の水準)かなり低いので、進学費用に不安がある学生にとっては非常にありがたい制度だといえます。

奨学金制度は教育ローンと比較されることも多いですが、奨学金と教育ローンが決定的に異なるのは、

  • 奨学金は未成年である学生自身が申し込む
  • 教育ローンは親が申し込む

という点でしょう。

奨学金を借りる際の注意点

奨学金を利用する場合は以下の点に注意してください。

入学時に必要な金額は自分で準備しておかなければならない

奨学金の申し込み手続きは期間が限定されており(高校在学中と大学入学直後)、時期を逃してしまうと借りられなくなってしまいます。

また、奨学金の申し込み手続きが完了したとしても実際に奨学金を受け取れるのは、

  • 高校在学時に申し込みをした人…5月頃
  • 進学後に申し込みをした人…7月頃

です。

入学金と最初の学費納入時期には間に合わないので、その分の費用は自力で捻出しなければなりません。

制度をよく理解して借りること

また、奨学金は本人の意思だけで借りられるわけではなく、親や親類に保証人になってもらわなければならないので、「簡単にお金を借りられる」という感じでもありません。

奨学金制度は以前は日本育英会が運営していましたが、2004年からは日本学生支援機構に事業が引き継がれています。

ただ、この時に奨学金制度は「金融事業」であるとはっきりと位置づけられ、以降、返済に関する規定が非常に厳格化されていますので、利用する場合は充分な注意が必要です。

返済に関しては、

  • 3ヶ月以上長期延滞するとブラックリスト入りする
  • 滞納3ヶ月~9ヶ月には債権回収専門会社による取り立てが始まる
  • 滞納9ヶ月を超えると自動的に法的措置に移行する

と定められています。

現在の制度は、学生の親世代が利用してきた奨学金制度とも全く異なってしまっているので、親子で制度について理解を深め、本当に奨学金に頼った方がいいか十分考慮したうえで利用するべきでしょう。

学生ローン

18歳、19歳の未成年はカードローンを利用できません。

しかし、学生については、お金を借りたい学生を対象に融資をしてくれる「学生ローン」というサービスがあります。

学生向けの消費者金融と考えれば分かりやすいでしょう。

20歳以上の学生を対象にしている業者が多いですが、業者によっては18歳からでも利用できます。

学生ローンの特徴

学生ローンも大手消費者金融と同じ貸金業者ですが、大手消費者金融とは次の点が異なります。

限度額は少ない

学生ローンの借入限度額は、最大でも50万円というところがほとんどです。

また、学生ローンも消費者金融ですから、総量規制が適用され年収の3分の1までしか借りられません。

実際の限度額は10万円程度と、学生が無理なく返済できる金額に設定されています。

審査は厳しくない

学生ローンの融資対象は、お金を借りたい学生です。

学生相手でアルバイトしかしていないと最初からわかりきっているので、審査の基準も緩やかです。

アルバイトをして安定した収入さえあればお金を借りられるといった感じでしょうか。

限度額が低く貸し倒れのリスクも小さいので、在籍確認もありません。

使い勝手はよくない

学生ローンは借入方法・返済方法がかなり限定的です

借入方法店頭での借り入れ

振込融資

など

返済方法店頭での返済

振込返済

郵便書留

など

24時間365日いつでもATMから借り入れや返済が可能な大手消費者金融と比べて、学生ローンの使い勝手はあまりよくありません。

18歳でも親の同意なしでお金を借りられる業者も!

基本的に、学生ローンは20歳以上の学生なら利用可能ですが、なかには18歳から利用できる業者もあります。

18歳から借りられる学生ローン

学生ローン限度額・金利親の同意の要不要
アイシーローン1万円~50万円

10.0%~20.0%

不要
カレッヂ未成年は限度額10万円以内

17.0%

不要
フレンド田1万円~50万円

15.0%~17.0%

必要

18歳の学生が学生ローンを利用する場合は、限度額が低くなったり親の同意が必要になったりするなど、やはり条件が厳しくなる傾向にあります。

学生ローンでお金を借りる際の注意点

学生ローンを利用する場合は、以下の点に注意してください。

金利が高いので借り入れは慎重に

学生ローンなら18歳から借りられるといっても、金利は消費者金融とほぼ同程度で非常に高いです。

無計画に借りてしまうと、どんどん利息がふくれあがって返済できなくなってしまいますので、気軽にお金を借りないように気をつけてください。

実際に借りられる初回の金額はかなり低め

学生ローンは消費者金融ですから、借りられる金額は年収の3分の1までと定められています。

そう聞くと、
「がっつりアルバイトをしていて年間150万円以上稼いでいるから、限度額の50万円満額借りられるかも」
と考えてしまいます。

しかし、初めて学生ローンを利用する場合だと、借りられる金額は多くても10万円程度です。

いきなりまとまった金額を借りられるケースはまれですので、その点はよく理解しておいてください。

クレジットカードのキャッシング枠

クレジットカードは18歳以上から作ることができます。

もしクレジットカードにキャッシング枠がついていれば、その金額の範囲で提携ATMなどからお金を借りることができますよ。

クレジットカードのキャッシング枠とは?

クレジットカードというとショッピングをする時に利用するイメージが大きいですが、実はお金を借りられる機能がついている場合があります。

それがクレジットカードのキャッシング枠です

通常はショッピングに利用できる限度額、つまりショッピング枠の範囲内でキャッシング枠が設定されています。

クレジットカードにはショッピング枠は必ず設定されていますが、キャッシング枠はいってみればオプションのようなもの。

ですから、どのクレジットカードにもついているとは限りません。

ただ、利用者が希望すれば、キャッシング枠のついていないクレジットカードにあとからキャッシング枠を設定できますし(要審査)、お金を借りる必要を感じないのならキャッシング枠をなしにもできます。

クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りる際の注意点

クレジットカードでキャッシングをする場合は以下の点に注意してください。

未成年が利用するカードにはキャッシング枠が設定できないことも…

18歳から利用できる学生向けのクレジットカードの場合だと、ショッピング枠の上限額は最大でも30万円程度で、キャッシング枠はそもそもついていないことが多いです。

学生向けのクレジットカードなら比較的キャッシング枠をつけやすいですが、それでも限度額はせいぜい5万円~10万円程度です。

やはり、まとまった金額を借りることはできませんので覚えておいてください。

消費者金融よりも利息が高くなるケースがある

クレジットカードのキャッシング枠の金利はほぼ固定で18%程度です。

キャッシングは一括で返済するのが基本ですが、リボ払いにできます。

ただし、リボ払いにするとさらに利息負担が大きくなってしまうのですね。

ほとんどの大手消費者金融では無利息サービスが提供されていますが、クレジットカードのキャッシング枠にはそういったサービスはついていないため、リボ払いにした場合は消費者金融よりも利息が高くなる傾向にあります。

くれぐれも注意しましょう。

ろうきんのカードローンには18歳から利用できる商品もある

一般的なカードローンは20歳以上でないと申し込みができませんが、ろうきんのカードローン「マイプラン」なら18歳から利用できる場合があります。

ろうきんのカードローンとは?

ろうきんの正式名称は「労働金庫」です。

その名が示す通り、労働組合などで働く仲間がお互いに出資し合って設立した協同組織の金融機関なのですね。

全国にはエリアごとに13のろうきんがあり、サービスの内容は各ろうきんごとに少しずつ異なります。

ろうきんのカードローンは名称を「マイプラン」と統一していますが、サービス内容や適用金利などはそれぞれのろうきんによって多少の違いがあります。

ろうきんは営利を目的としない金融機関ということもあり、「マイプラン」の金利はおよそ5%~10%程度と非常に低く抑えられています。

基本的に「マイプラン」18歳以上なら利用可能ですが、未成年は「マイプラン」を利用できないろうきんもありますので注意しましょう。

ろうきんカードローンでお金を借りる際の注意点

ろうきんカードローンを利用する際には以下の点に注意してください。

18歳、19歳の未成年が利用する場合は親の同意が必要

未成年がろうきんカードローンを利用する場合は、親の同意が必要です。

親の同意を得られない場合は、ろうきんカードローンを利用できません。

勤続年数、前年度年収などの条件がある

ろうきんカードローンを利用するには、以下の条件を満たす必要があります。

  • 勤続年数1年以上
  • 前年度年収150万円以上

ろうきんカードローンは18歳から借りられますが、その場合でも1年以上の勤続年数が必要です。

18歳でろうきんカードローンを利用するとなると、17歳より前から働き始めていて17歳の時点で150万円の収入がなければなりません。

18歳でろうきんカードローンを利用するのなら、中卒か高校中退で働き始めてないといけないですから、ある意味なかなかハードルが高いといえるでしょう。

お金を借りるまでに時間がかかる

ろうきんカードローンは、消費者金融や銀行カードローンなどのようにネットだけで全ての手続きを行うというわけにはいきません。

必要書類は郵送や来店でやり取りするので面倒ですし、時間もかかります。

最終的にローンカードを受け取るまでに1ヶ月程度かかることもあると考えておいてください。

未成年なので、多少時間がかかってもできるだけ金利の低い金融機関でお金を借りたいという人には向いているローンだといえるでしょう。

18歳から利用できる!おすすめ消費者金融系カードローン2選

カードローンで借りるとなると、ほとんどが利用条件「満20歳から~」と設定されているケースがほとんど。

成人年齢が18歳に引き下げられても、20歳にならなければ利用できません。

ですが一部カードローンでは、18歳からでも利用できるケースがあります。具体的に以下の通りです。

■おすすめの消費者金融系カードローン

サービス名金利利用限度額融資時間申込方法借入方法
①アコム
アコム-ロゴ
3.0%~18.0%1万円~800万円最短即日Web・電話・店舗・郵送・無人店舗振込、提携ATM、アコムATM、店頭窓口
②プロミス
プロミス-ロゴ
4.5%~17.8%1万円~500万円最短即日Web・電話・店舗・郵送・自動契約機振込、提携ATM、プロミスATM、プロミスコール(電話)、店頭窓口

1つずつ見ていきましょう!

①アコム

アコムバナー-300×250

金利3.0%~18.0%
利用限度額1万円~800万円
融資時間最短即日
申込方法Web・電話・店舗・郵送・無人店舗
借入方法振込、提携ATM、アコムATM、店頭窓口

アコムでは年齢面だと高校生を除く18歳以上の方が利用でき、いまイチバンおすすめしたいカードローン。

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②プロミス

プロミス

金利4.5%~17.8%
利用限度額1万円~500万円
融資時間最短即日
申込方法Web・電話・店舗・郵送・自動契約機
借入方法振込、提携ATM、プロミスATM、プロミスコール(電話)、店頭窓口

プロミスでも安定収入があれば、年齢18歳からでも申込可能(高校生は申込不可)

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おわりに

18歳、19歳の未成年は、自分一人だけの力ではなかなかお金を借りられません。

ただ、未成年はまだ社会経験が浅いですから、お金を借りるよりお金をやりくりする習慣を身につけるほうがいいでしょう。

とはいうものの、未成年でも本当にお金に困った時にはどうしたらいいのか、どのような選択肢があるのかを知っておくことは大切なことです。

本当に困ったときにはこんな方法もある、ということを頭の隅にとどめておいてもらえれば幸いです。