株の勉強を始めるあなたに!株の基本知識とおすすめ勉強法

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株で得したい!

投資で稼ぎたい!

そう思いつつ、株は難しそうだからと一歩を踏み出せない方は多いはず。

そんな方たちのために、今回は

  • 株式投資の基本情報
  • 覚えておきたい基礎用語
  • 株の勉強方法

を徹底解説します。

奥深い株の世界、この記事を読めばその入り口に立つ助けとなるでしょう。

ぜひ参考にしてくださいね。

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株の勉強を始める前に

勉強している人

株式投資をしたいから勉強をする、とても素晴らしい考えです。

でもその前に、いくつか確認しておいてほしいことがあります。

それは、

  • 株にかける時間を確保できるか
  • いくら株に使えるのか
  • 株でどうなりたいのか

の3点です。

株にかける時間を確保できるか

宝くじなら、買った後は当選発表日を待つだけです。

しかし、株はそうはいきません。

日々情報を収集し、新たに勉強し、分析していくことが大切です。

たとえ勉強するだけにしても、できれば毎日習慣づけていったほうがよいというもの。

ただでさえ忙しい状態で勉強を始めれば、「勉強は週末にやろう」と先延ばしにし、結局できなかったという結末になりかねません。

今の生活スタイルで株を始めることが可能なのかどうか、どうすればその時間を捻出できるか把握しておきましょう。

いくら株に使えるのか

まだ株を始めるのが先の話だとしても、使うお金がいくらくらいなのかは考えておいたほうが良いです。

いくら投資に回せるかわかっていれば、勉強の際に自分に置き換えてシミュレーションができますし、知るべき情報も変わってきます。

株に使うお金が数万なのか、数十万なのか、それとも数百万なのか。

ざっくりでも大丈夫です。

事前に決めておきましょう。

株でどうなりたいのか

通帳を見て喜ぶ男性

株を勉強してどうするのか、株でどうなりたいのか目標を設定しましょう。

大学受験でも、志望校合格という目標があったほうがやる気も出ますよね。

モチベーションを保つためにも、ゴールを設定することは重要です。

そもそもどんな目標を立てればいいかわからないという方は、勉強していきながら決めましょう。

早いうちに目標を立てることをおすすめします。

勉強するタイミングはいつ?

じっくり勉強を重ね、準備を万全に整えてから株を始めるのが理想といえば理想です。

とはいえ、始める前に挫折してしまってはもったいないですよね。

株は奥が深く、短時間で理解できるものではありません。

株を初めて、同時進行で勉強していくのも1つの手でしょう。

もちろん、株はあくまで勉強の一環として行い、ローリスク・ローリターンを心掛けてやってください。

株式投資って何?

株式投資が何なのか、その仕組みと特徴を知りましょう。

会社は、新規で自事業を始めたりする際にお金を必要とします。

銀行から融資を受ける方法もありますが、一般の企業や投資家からお金を集めることもあるというのは知っていましたか?

株式会社はお金を集めて資金を得る代わりに、株というものを発行します。

その株を手にすることで、その会社の株主になり、さまざまな利益を得ることができるのです。

会社が得た利益の一部を受け取れたり、会社経営に意見を出せたり……。

持っている株を売って利益を出すこともできます。

企業に投資し利益を得る、それが株式投資なのです。

ギャンブルとは違う

パチンコ屋

投資とギャンブルはよく似ているようで全く違います。

ギャンブルは娯楽ですが、投資は経済活動なのです。

ギャンブルには運営元が存在し、投資には投資先が存在しています。

ここで重要なのが、それぞれどうやって利益をだしているかという点。

ギャンブルの場合、運営が参加者からお金を集め自身の利益を差し引いたうえで分配することで成り立っています。

一方投資の場合、投資家からお金を集め、事業に役立て得た利益を分配するわけです。

お金を集めるという点は似ていますが、利益の生み出し方が全く違いますよね。

投資は決してギャンブルではないのです。

株式投資で得られる利益

得られる利益は3つ。

  • 配当
  • 売買益
  • 株主優待

1つずつ見ていきましょう。

配当

インカムゲインと呼ばれるものです。

株を保有することで、その企業が生み出した利益の一部を、配当金として受け取ることができます。

あなたのおかげでお金を稼げたからお礼をするよ、というわけです。

売買益

チャートを手書きする男性

キャピタルゲインとも呼ばれます。

保有する株の価値が、購入時より高くなったときに売却することで得られる利益です。

購入時との差額が大きいほど利益も大きくなります。

大きな利益を生み出せる可能性を秘めていますが、逆に損をしてしまうこともあるので要注意です。

株主優待

いわゆる特典のようなものです。

企業によってサービスは異なり、株主になることでさまざまな優遇を受けることができます。

そもそも株主優待があるかどうかは企業次第であるため、どんな特典があるのかきちんと調べておきましょう。

株式投資のリスク

利益を生むこともあれば、損をしてしまうこともあるのが株式投資の特徴です。

株の値下がりによって損をすることもありますし、投資先の企業が倒産してしまう可能性もあります。

最悪、投資した分すべてを失うなんてことも……。

株式投資に関連する用語を学ぼう

株式投資では、日常で使わない業界用語があふれています。

一度にすべてを覚えるのではなく、やりながら覚えるのが一番ですが、最低限知っておきたい用語は覚えておきましょう。

基礎となる用語をまとめたので参考にしてください。

銘柄

会社名のことです。

スーパーで買い物をする時に目にする商品名だとでも思ってください。

株式市場でさまざまな銘柄を見比べ、どれを買うか選ぶこととなります。

銘柄コード(証券コード)

管理のために、会社ごとに銘柄コードという数字が付けられています。

例えばシャープなら「6753」といった具合です。

銘柄コードから会社を検索して、株を購入することもできます。

約定

株式投資で取引が成立することを、約定といいます。

株を買いたくても売り手がいなければ買うことはできませんし、逆に株を売りたくても買い手がいなければ売ることはできません。

売買を約束して定めるから、約定というわけですね。

指値/成り行き

株の注文方法のことです。

売買価格を指定する注文方法を、指値といいます。

1000円で売りたい、買いたいといった指定ができますが、価格によっては約定しないこともあるのが指値の特徴です。

一方、成り行きは価格を指定しない注文方法です。

価格を相手から決めてもらうわけですね。

いわゆるオークションのようなものだと思ってください。

より高い値段で買い取ってくれる人に売ったり、一番安い値段で売ってくれる相手を探して買ったりすることができます。

指値より約定しやすいのが成り行きです。

始値/終値

その日の取引で最初についた価格を始値といいます。

寄付(よりつき)ということも。

終値は、その日の取引で最後についた価格のことです。

引け、大引け、引け値ということもあります。

PER

『Price Earnings Ratio』の略で、株価収益率のことです。

株価を判断する指標の1つで、会社の利益と株価の関係を知ることができます。

求める計算式は、

PER=株価÷1株当たりの純利益

です。

例えば1株100円で利益が10円なら、PERは10倍となります。

1株100円で利益が5円なら、PERは20倍です。

PER20倍より10倍のほうが利益は大きいですよね。

PERの値が高ければその株価は割高、低ければ株価は割安と捉えられるわけです。

株主はPERをみることで、利益がすべて配当になったら何年で元本を回収できるか、という判断材料にもできます。

1株100円利益10円PER10倍なら、100円投資した分は10年たてば取り戻せるということですね。

あくまでも目安の一つではありますが、重要な指標といえるでしょう。

PBR

『Price Book-value Ratio』の略で、株価純資産倍率のことです。

PERと同様、株価が割高か割安かを測れる指標であり、会社の純資産と株価の関係を知ることができます。

PBRを求める計算式は、

PBR=株価÷1株当たりの純資産

です。

会社が解散した時に残る金額のことを、純資産といいます。

株主になれば、持ち株数によって純資産を受け取ることができるのです。

例えば純資産1億円、発行株数が100万とすると、1株当たりの純資産は100円ですよね。

この場合、株価が200円ならPBRは2倍です。

もしも株価が50円ならPBRは0.5倍ですね。

株価50円で買って純資産の価値100円分があるほうがお得だといえます。

PERの値が高ければ株価は割高で、低ければ割安だということです。

PBRは純資産が基準であり、会社が解散した場合の利益を基準にしています。

会社が生み出す利益を基準にしているPERよりは、重要度が低いといえるでしょう。

ROE

『Return On Equity』の略で、自己資本利益率のことです。

企業の収益性を測る指標であり、株主からの資金が企業の利益にどれくらい貢献したのかを示してくれます。

ROEの求め方は、

ROE=純利益÷株主資本

です。

例えば純利益1億円、株主資本10億円ならROEは10%となります。

純利益2億円ならROEは20%です。

ROEの%が高いほど生み出せる利益も大きいので、株主からのお金を上手く活用できているといえますね。

効率よく稼げる会社かどうかをROEで知ることができるわけです。

IPO

『Initial Public Offering』の略で、新規公開株のことです。

投資家に対し株を初めて公開、売り出すことがあります。

いわゆる“上場”というやつです。

上場前には、投資家に対して抽選でその株が売り出されます。

IPO株は、公開後の価格が、上場前の価格を上回ることが多く、利益を得やすいのが特徴です。

上場前にIPO株を買い、上場と同時に売って利益を得るわけですね。

抽選ではあるものの、利益を簡単に得られるためIPO株は人気となっています。

他にも用語はたくさん

株式投資に関連する用語はまだまだありますが、一度に覚える必要はありません。

わからない、知らない言葉に出会った時に調べることが大切です。

ゆっくり少しずつ覚えていきましょう。

株の勉強方法は?

きちんと知識を身につけてから株を始める、株をやりながら知識を身につける、人によってやりかたはさまざまです。

自分に合った方法で、長く続きそうだと感じる勉強方法を探してみてください。

いくつか、おすすめの勉強方法をご紹介します。

ネットで情報収集

まさに今やっていただいている方法ですね。

株を勉強するための入り口としては最適なのが、インターネットです。

比較的新しい情報を得られますし、広く浅く知ることができます。

より実践的な知識が欲しいのであれば、実際の投資家が書いているブログなども役に立つでしょう。

本を読む

図書館で読書をする女性

本を読んで学ぶのもおすすめの勉強方法です。

より深く詳しく知れることはもちろん、自分の知識を整理することにも役立ちます。

書籍の数は膨大であり、場合によっては読んでも特に役立ちそうにないなんてこともあるかもしれません。

時間の浪費を避けるためにも、まずはロングセラーの本から読んでみましょう。

長く愛される本には、それ相応の理由があります。

単純に自分が読みたいと思った本でももちろんOKです。

漫画形式のものが読みたければそれを読んでください。

まずは手に取ることが重要です。

何を読めばいいか迷ったら、ネットなどを利用しておすすめされている本を調べてみましょう。

本を読んで先人たちの知恵を学ぶことは、かなり有意義な時間となります。

分厚い本もありなかなかハードルが高いかもしれませんが、ぜひ読んでください。

動画で学ぶ

YouTubeなど、動画サイトで株式投資を学ぶのも一つの手です。

わかりやい説明を聞けますし、お風呂に入りながらでもご飯を食べながらでも気軽に学べるのは大きな利点でといえます。

なかなか勉強に時間がさけないというかたは、動画視聴から始めてみましょう。

テレビ番組を見る

『Newsモーニングサテライト』や『ワールドビジネスサテライト』などで、積極的に経済番組に触れるのもおすすめです。

興味をもつきっかけにも、今を知ることにもつながります。

幅広く知れますし、放送時間が決まっているので習慣づけしやすいので長く続けるならうってつけの方法です。

経済新聞を読む

株式投資を続けるうえでも、経済新聞を読むことはかなり役に立ちます。

株式投資の雰囲気を掴むきっかけにもなりますし、役立つ情報が目白押しなため、ぜひとも読んでおきたい新聞です。

セミナーに行ってみる

株式投資初心者の方向けにセミナーが行われていれば、足を運んでみましょう。

参加費無料なセミナーが多いですし、直接教えてもらえる機会はそうそうあるものではありません。

時間に余裕があれば、ぜひ行ってみてください。

バーチャルトレードで試してみる

バーチャルトレードでは、仮想売買ができます。

実際にお金を使わずして、仮で株式投資を体験することができるのです。

仕組みや注文方法を学べますし、株式投資の流れをつかむことができます。

とはいえ、あくまでバーチャル。

バーチャルトレードが上手くいったからと言って、現実でもそうなるとは限りません。

あくまで雰囲気を掴むまでにとどめ、決して自信には繋げないようにしましょう。

実際にやってみる

「習うより慣れろ」という諺があるように、実際にやってみるのが一番の勉強です。

最初は少額の投資から始め、長期的に続けながら少しずつ学んでいきましょう。

時には失敗することもあるかもしれません。

よくわからずに成功で終わることもあるでしょう。

何度も繰り返して、少しずつ自分の投資スタイルを確立させてください。

ノートに結果を記したり、情報を書き出して分析したりするのも効果的です。

せっかくやるのですから、できるだけ自分の身になる方法を実践してくださいね。

株式投資の始め方

株式投資を始めるまでの流れは以下の通りです。

  1. 証券会社に口座を開く
  2. 口座にお金を振り込む
  3. 銘柄を選ぶ
  4. 注文する
  5. 取引成立で株購入

銀行口座ではなく、証券会社の口座を作る必要がある点に注意しましょう。

基本的に100株単位で買うのが株式投資です。

手持ち資金が少なければ、ミニ株でより少ない数を買うこともできます。

NISAを使おう

少額投資ならNISAを利用するのがおすすめです。

専用口座を作る必要はありますが、年間120万円、期間5年間という枠の中で投資をすることで税金がかからなくなります。

少しでも収益を上げるためにも、活用していきたいですね。

興味のあることから始めてみよう

財布を持った女学生

勉強は、無理してやるものではありません。

あくまで自分から、やりたいからやったほうが身に付きます。

とはいえ、勉強せずに成功できるほど株式投資は甘くないのも事実。

継続的に取り組めそうだと感じた勉強法を選び、楽しみながら学んでください。

銘柄の情報をみるときも、まずは興味がある分野やそれなりに詳しい分野から調べるのがおすすめです。

株を始めるなら、まずは自分の手の届く範囲から始めてくださいね。

おわりに

いかがだったでしょうか。

株式投資は、生活を豊かにする可能性を秘めています。

上手く活用すれば必ずあなたの人生に役立つことでしょう。

よりよい結果を得るためにも、じっくり腰を据えて、自分のペースで勉強をしてくださいね。