今回、審査に通りやすい、審査の甘い銀行カードローンをお探しの方向けに、銀行カードローンの具体的な紹介から銀行カードローンの審査基準まで説明します。
しかし先に結論から言ってしまうと、誰でも審査に通るような審査の甘い銀行カードローンは「ありません」。
消費者金融カードローンより審査基準の厳しい銀行カードローンは、信用情報がブラックや雇用が安定しない、年収が不安定などの条件がある時点で審査に落ちます。
しかし条件があえば、比較的ではありますが「審査に通りやすい銀行カードローン」が存在するのも確か。
今回は特に条件が悪い方に向けて、条件が合致すれば借りやすい銀行カードローンを具体的に紹介していこうと思います。
ですが繰り返しになりますが、あまりにも条件が悪い方は最初から銀行カードローンを利用するよりも、消費者金融のカードローンを利用することを念頭においてください。

目次
銀行カードローンの審査は厳しい
前述しましたが、基本的に銀行カードローンの審査は厳しいです。
そう簡単に、おいそれと誰でも審査に通りやすいものではないと、しっかり把握してください。
金利が低いなど、条件の良い借入れが可能な銀行カードローンは、以前から消費者金融のカードローンより審査が厳しかったのは確かです。
しかし近年、銀行カードローン利用者が返済に苦しみ債務整理を行うなど、明確に銀行カードローンが利用者の生活に支障をきたす事態が多くなりました。
それにより、金融庁のほうから「審査を厳格にして、返済能力の高い人にのみお金を貸し付けるように」とお達しが出たのです。
審査に時間がかかる
銀行カードローンの審査は厳しい基準であると同時に、審査に時間がかかるのも特徴のひとつです。
審査が厳しいからこそ時間がかかるとも言えますが、とにかく消費者金融のように「即日審査」とはいきません。
一般的には銀行カードローンに申し込んでから審査結果が出るまで、2週間ほど時間がかかることも。
ですからまず、「審査に通りにくい」「審査結果が出るまでに時間がかかる」ことをしっかり把握した上で申し込みを行いましょう。
審査に時間がかかってしまうのは、審査で調べる条件が多いから。
多くの条件を詳しく審査することで、消費者金融のカードローン審査より多くの時間がかかるのです。
金融庁のお達しがあってから審査がさらに厳格化
前述したように、金融庁のお達しもあり審査基準が以前より厳格化しました。
以前はなかった「申し込んだ人が反社会的勢力と関わりがないか」など調べるようになりました。
そして、まだ法律では定められてないものの、「年収の3分の1までの借入れ」という制限がつきました。
これは、貸金業法内の総量規制の基準となります。
銀行は貸金業法を守る必要がないのですが、利用者の生活を守るために自主的に貸金業法内で借入れを行っているのです。
そのため、基本的に銀行カードローンを使って年収の3分の1以上の借入れをすることができません。
審査に通りやすい銀行カードローンの特徴
しかし確かに、比較的ではありますが審査に通りやすい銀行カードローンも存在します。
そういった銀行カードローンの特徴を調べておけば、自分が申し込むべき銀行カードローンの種類も自ずと見えてくるはず。
それでは、具体的に審査に通りやすい銀行カードローンの特徴をご紹介します。
審査する保証会社が消費者金融である
銀行カードローンの審査を行うのは基本的に、銀行カードローンごとに定められている「保証会社」です。
つまり極論、銀行カードローンの審査基準を決めるのは、設定されている保証会社に影響されるということです。
保証会社で設定されていると狙い目なのが、消費者金融を保証会社としている場合です。
もちろん、完全に消費者金融のカードローン基準の審査とはなりません。
しかし、審査基準が消費者金融に寄るのも確か。
得てして消費者金融が保証会社として設定されている銀行カードローンは、審査時間が短いなど利用しやすい設定が組まれていることも多いです。
目当ての銀行カードローンで設定されている保証会社はどこか?
まずは調べてみるべきです。
保証会社が複数のところが狙い目
銀行カードローンの中には、設定している保証会社が2つ、というところがあります。
保証会社が2つということは、審査通過のチャンスが二回あるということ。
保証会社で設定されたいずれかの会社の審査に通れば、銀行カードローン審査通過となるのです。
保証会社が2つついているところは、申し込んだ人の年収条件などにあわせて審査する保証会社が変わる場合が多いです。
条件の良い人はこちらの保証会社、条件が悪い人はこっち、という具合です。
これなら、広い方に銀行カードローン審査をクリアするチャンスがあります。
比較的金利が高め
金利が高いキャッシングのほうが、低金利のキャッシングより審査が甘いのは言うまでもないことです。
高金利のキャッシング審査は、金利が高いことで多くの利息を請求して、利用者が返済ができなくなった場合に備えるのです。
反対に低金利ということは、利用者の返済滞った場合の損害が計り知れません。
それゆえ、低金利のキャッシング審査は、「確実に返済を安定して継続してくれるところ」のみ通すのです。
つまり、審査に通りやすい銀行カードローンを探しているなら、金利が高い銀行カードローンを選んで申し込めば良いのです。
銀行カードローン審査通過に必要なこと
審査に通りやすい銀行カードローンの探し方がわかってきたところで、そもそも銀行カードローン審査で求められる条件についておさらいしておきましょう。
安定収入
どのキャッシング審査でも同じですが、絶対に求められる条件が「安定収入」です。
安定収入がないと、毎月継続できません。
まずは、ご自身の収入が安定しているかどうか、それを思い返してみてください。
収入の額より「安定しているかどうか」
銀行カードローンの審査で求められるのは、収入の金額ではありません。
キャッシング審査では、いくら高い収入があったとしても、返済できない状況になったときどうにもならないという認識です。
少ないとしても、毎月継続して収入が入っているか。
今後もその収入が途切れる目処がなく、継続して受けることができるか。
銀行カードローンの審査ではそこが重要視されるのです。
他社借入が多すぎない
他社借入が多いと、それだけ「返済能力が低い」と判断されるので銀行カードローン審査に落ちやすくなります。
いくら安定収入があっても、多くの他社借入がある時点で、審査に落ちやすくなります。
多少の借入れなら良いですが、収入と借入額が見合ってないなら、その時点で銀行カードローン審査に落ちると思ってください。
他社借入件数、他社借入金額が現時点多すぎる自覚がある方は、あらかじめ他社借入を減らした状態で申し込むようにしてください。
おまとめローンでキャッシングの一本化も一つの手
おまとめローンでキャッシング件数を1件にまとめるという手もあります。
他社借入の審査において、借入件数を減らしておくのはとても重要です。
なぜなら、他社借入件数が多い状況というのは、審査においてとても悪い情報として扱われるからです。
借入件数が多いということは、それだけ「追加借入れ」の必要に迫られたということ。
1件のキャッシングを限度額いっぱいまで借りて、それだけに飽き足らず、他のキャッシングも借りてしまう。
こんな人に「高い返済能力」があるわけないです。
なるべくクリーンな過去の借り入れ履歴
銀行カードローン審査では、なるべく過去のキャッシング履歴に問題がないことも求められます。
過去のキャッシング履歴は信用情報の審査ですべて筒抜けです。
例えば過去キャッシング利用の中で返済遅延が合った場合、その記録によって返済能力が疑われることになります。
債務整理を行っており、ブラックリストに乗っていた場合なんて論外です。
銀行カードローン審査をクリアするには、過去のキャッシング利用履歴のなかで「金融トラブルがないこと」が絶対条件なのです。
銀行カードローン審査に通りやすくなる審査対策
銀行カードローン審査はたしかに厳しいです。
しかしそれでも、事前にしっかり準備しておくことで、審査通過確率を上げることができます。
具体的にどんな審査対策をしておくことで、銀行カードローンを借りやすくなるのか、具体的な行動を考えてみましょう。
他社借入状況を改善する
先程お伝えした通り、他社借入状況は銀行カードローン審査に大きく関わります。
それなら、銀行カードローン審査前に、他社借入状況を改善しておけばいいのです。
他社借入を返済しておくこと、他社借入件数を減らしておくことなど、あらかじめ準備しておくことで、銀行カードローンの審査に通りやすくなります。
借入れ希望金額を下げる
銀行カードローン申込時に、「借入れ希望金額」を入力する欄があります。
その欄に、なるべく低い借入れ希望金額を入力しておくことで、銀行カードローン審査に通りやすくなります。
なぜなら、少ない借入額なら、返済の負担も小さいからです。
返済が容易なら、銀行カードローンとしても貸付に際して気軽に行うことができるというわけです。
同時申し込みを避ける
銀行カードローン申込時には、「1件ずつ」を心がけてください。
申込件数が多ければ多いほど、審査で不利です。
申込件数が多いということはつまり、「現状お金に困っている」という表明になってしまうからです。
どうして銀行カードローンにこだわるのでしょう?
今回はずっと、審査に通りやすい銀行カードローンについてお話していますが、何も私は「銀行カードローン」にこだわりすぎることもないと思っています。
なぜ銀行カードローンにこだわるのでしょうか?
すでに消費者金融のカードローン審査に落ちているから?
だったらなおさら、銀行カードローン審査通過は難しくなりますが…。
消費者金融のカードローン利用も検討する
よほどの事情がない限り、やはり審査に不安な方ほど消費者金融のカードローン審査にチャレンジするのがおすすめです。
消費者金融の審査は銀行カードローンより通りやすく、幅広い方に間口が開かれているからです。
大手消費者金融の審査に落ちてしまったとしても、中小消費者金融の審査を受けるという手もあります。
「金利が低い」という条件の良さで借入れを考えているかもしれませんが、消費者金融も「無利息サービス」という返済の負担を減らすサービスがあります。
消費者金融からの借入れも、一度検討してみてください。

別の方法で資金調達もあり
銀行カードローン審査が不安なら、思い切ってカードローンを利用しないでお金を調達するという方法もあります。
カードローンは金利がかかり、返済時の利息支払いがあることを考えても、なるべくリスクのない形で借り入れるのが一番。
では具体的にどうやってお金を調達すればいいのか?
いくつか方法をご紹介しておきます。
すぐお金になる方法で働く
やはり、働いてお金を稼ぐに越したことはありません。
借金はどうしてもリスクがありますが、働いてお金を稼ぐことで、ノーリスクにお金を得ることができます。
銀行カードローンでお金を借りようとしている時点で、あまり時間にも焦ってないようにも見えます。
ですから何も、絶対に日払いバイトじゃないといけない、ということでもないはずです。
なるべく早く給与をもらえる仕事を探して、その仕事で働くようにすればいいだけだと思います。

持ち物を売る
手持ちのものを売るのも、ノーリスクでお金を調達する手段だと思います。
借りたお金ではなく、なにか自分の持ち物を売ったお金は、他でもないあなただけのお金です。
遠慮なく使ってください。
実は見落としているだけで、高く売れるものが家に眠っているかもしれませんよ。

クレジットカードで乗り切る
クレジットカードを作って、今のお金のピンチをクレジットカード支払いなどで乗り切るという手もあります。
クレジットカードの中には、即日発行可能など作るのに時間がかからないカードも多いです。
現在手持ちのお金がなくとも、クレジットカードがあれば実質後払いが可能です。
またはクレジットカードのキャッシングを利用してお金を借りることもできます。
作りやすいクレジットカードを作って、今のピンチを乗り切ってみましょう。

通りやすい銀行カードローン まとめ
通りやすい銀行カードローンについて説明しましたが、いかがだったでしょうか。
銀行カードローンの審査は基本的に通りにくいものですが、比較的審査に通りやすい銀行カードローンも確かに存在します。
どの銀行カードローン審査が通りやすいか理解した上で、申し込めば、必ずや銀行カードローンで借入れが可能なはずです。