ステータスの高いクレジットカードの代表格と言えば、アメックスのクレジットカードを頭に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
その中でもバブル期にはお金持ちの象徴とも言われていたアメックスゴールドカードは、現代でも通用するステータス性の高さです。
そんなアメックスゴールドカードですが、かつてに比べるとかなり審査が甘くなっており作りやすいクレジットカードの一つです。
そのため正社員であれば審査に通る可能性も高く、今や手の届かない存在ではありません。
こちらの記事では、アメックスゴールドカードについて徹底解説!
これからアメックスゴールドカードを持ちたい人、ステータス性の高いクレジットカードに興味がある人はぜひ参考にしてください。
- 最短30分で審査完了!即日融資も可!
- はじめての方なら最大30日間無利息!
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- 実質年率
- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短1時間
アメックスゴールドカードの基本情報
まずはアメックスゴールドカードの基本情報から紹介していきます。
アメックスゴールドカードに興味がある人は、しっかり把握しておきましょう。
アメックスゴールドカードの基本スペック
アメックスゴールドカードの基本スペックは以下の通りです。
年会費 | 29,000円(税別) |
入会資格 |
|
ポイント還元率 | 0.3~1.0% |
海外旅行保険 | 最高1億円 |
特典 |
|
年会費29,000円(税別)なので月額になおすと2,500円強。
この金額をどう捉えるのかはその人次第ですが、思ったより安いと思う人も多いのではないでしょうか。
たとえばジムに通うことや習い事をするのであれば、月額10,000円支払うことも珍しくありません。
つまり年会費の元をとれる価値があるのであれば、アメックスゴールドカードを所有していても問題ないということですね。
ちなみに近年楽天ゴールドカードやMUFGゴールドカードのように、ゴールドカードでも年会費2,000円ほどのカードが増えてきました。
ただゴールドカードを持ちたいというだけであれば年会費の安いゴールドカードでもいいですが、アメックスゴールドカードにはステータス性と特典が充実しているというメリットがあります。
ここからアメックスゴールドカードのステータス性や特典について紹介していくので、それを自分にとってメリットがあるのか把握しながら記事を読んでいきましょう。
アメックスゴールドカードのステータス性について
アメックスのクレジットカードと聞くと、なんとなく高級なイメージがあるという人も多いのではないでしょうか。
実際2015年12月にインターネット上でおこなわれた「クレジットカードでもっともステータスを感じる国際ブランドは?」というアンケートでは
- 1位 アメリカン・エキスプレス(35.7%)
- 2位 ダイナースクラブ(31.5%)
- 3位 VISA(14.6%)
- 4位 MasterCard(8%)
- 5位 JCB(7%)
という結果でアメックスと世界最古のクレジットカード会社ダイナースクラブの2社が、ステータスを感じる国際ブランドであるという結果が出ています。
さらにアメックスのクレジットカード最高ランクであるアメックスセンチュリオンカード(通称アメックスブラック)は、入手難易度世界一と呼ばれているクレジットカードです。
センチュリオンカードは会社経営者・芸能人・海外セレブなど、選ばれた人しか持てないクレジットカードで入手するためには、年間1,000万円以上の利用が必要と言われています。
幻のクレジットカードとも呼ばれるカードを発行していることからも、アメックスのブランドイメージが高くなっていくことが予想されます。
そのためアメックスのクレジットカードを持っていれば、下に見られることはないですし少し詳しい人であればステータスを感じることもあるでしょう。
デートの時や会社の飲み会の会計でアメックスゴールドカードを出せば、尊敬のまなざしで見られることがあるかもしれませんよ。
アメックスゴールドカードの入会特典
多くのクレジットカードでは入会時に特典がありますが、アメックスゴールドカードの場合最大で30,000ポイント分のボーナスポイントが獲得できるチャンスがあります。
ポイント還元率については後ほど詳しく解説しますが、通常30,000ポイント貯めるためにはアメックスゴールドカードで300万円分決済をしなければなりません。
そのことを考えると入会特典のポイントは、ぜひ獲得しておきたいところ。
アメックスゴールドカードの入会特典を獲得するには、以下のような条件をクリアする必要があります。
- 入会後3カ月以内に3回カードを使うと1,000ポイント
- 入会後3カ月以内に20万円以上カードを使うと3,000ポイント
- 入会後3カ月以内に60万円以上カードを使うと20,000ポイント
これらの条件をクリアすると60万円利用分の6,000ポイントを加えて、合計30,000ポイントが獲得できます。
つまり入会後3カ月間で60万円以上使えるかどうかで、獲得できるボーナスポイントは大きく変わってくるということ。
そのためアメックスゴールドカードに入会する前には、あらかじめ60万円以上の決済をすることを決めてから申し込みをするといいでしょう。
普通に生活していたら60万円以上使う機会は少ないので、旅行や引っ越しなどまとまったお金が必要になるときにあわせて申し込みをするといいでしょう。
ボーナスポイントが獲得できればまた次の旅行にもマイルで行けるので、かなりお得な状態になりますよ。
アメックスゴールドカードのポイント制度について
続いてはアメックスゴールドカードのポイント制度について解説していきます。
いくら使えばどれだけポイントが還元されるのか、消費税が増税されてキャッシュレス決済が広まった今ポイント還元率はこれまで以上に重要です。
はたしてアメックスゴールドカードのポイント制度は、どのようなものなのでしょうか。
基本ポイント還元率は0.5%ほど
アメックスゴールドカードは100円利用するごとに、メンバーシップ・リワードというポイントが1ポイント貯まります。
これだけ見るとポイント還元率は1%のように思いますが、ポイント交換時もっともレートがいいもので提携ホテルへの交換で2,000ポイント=1,250ヒルトン・オナーズポイント。
使いやすいANAマイルの場合2,000ポイント=1,000ANAマイルですし、楽天ポイントやTポイントの場合3,000ポイント=1,000楽天ポイントです。
そのため何に交換するかによってポイント還元率が異なり、ポイント還元率は0.33%~0.625%ほど。
平均すると0.5%ほどのポイント還元率に落ち着きます。
このポイント還元率に関しては、決して高いとは言えません。
楽天カードやJCB CARD Wは年会費無料でポイント還元率1%なので、ポイント還元率だけを比べるとこれらのクレジットカードに劣ってしまいます。
年会費3,000円(税別)で加入できるメンバーシップ・リワード・プラス
しかしそんなアメックスゴールドカードですが、年会費3,000円(税別)で加入できるメンバーシップ・リワード・プラスに加入すると、ポイントの交換レートがよくなります。
たとえばANAマイルへの交換は2,000ポイント=1,000ANAマイルでしたが、メンバーシップ・リワード・プラスに加入すると1,000ポイント=1,000ANAマイルと交換レートが倍になります。
その他の交換レートもよくなりますので、メンバーシップ・リワード・プラスに加入すればポイント還元率は1%以上になりますね。
またメンバーシップ・リワード・プラスに加入すれば、ポイントの有効期限が無期限になります。
そのためポイント交換を忘れてポイントが失効するという事態もなくなるので、かなり便利な制度ですね。
年会費3,000円(税別)はかかりますが、アメックスゴールドカードを長期間使うのであればメンバーシップ・リワード・プラスには加入しておきましょう。
ポイント交換はANAマイルがオススメ
メンバーシップ・リワード・プラスにすると、ポイント交換レートがよくなります。
その中でもっとも交換レートがいいのは、提携しているヒルトンオナーズもしくはMarriott Bonvoyのポイントプログラムへの移行。
1,000ポイント=1,250ヒルトン・オナーズポイントに交換できるので、ポイント還元率になおすと1.25%です。
ただしこのポイントは主にホテルの宿泊に使うので、どうしても利用用途が限られてしまいます。
そのため交換先としてはANAマイルがベストです。
ANAマイルであれば航空券に交換できるだけでなく、その他ポイントへの交換もできるので利用用途は幅広いです。
アメックスゴールドカードでANAマイルを貯めれば、これから紹介するアメックスゴールドカードの旅行に関する特典もかなり使いやすくなりますよ。
アメックスゴールドカードを所有するメリット
それではアメックスゴールドカードを所有するメリットは、どのようなところにあるのでしょうか。
ここからはアメックスゴールドカードの特典を紹介しながら、アメックスゴールドカードを所有するメリットを解説していきます。
国内・海外の空港でラウンジが使える
アメックスゴールドカードを所有するメリット1つ目は、国内・海外の空港でラウンジが使える点です。
空港ラウンジが使えるようになるのはゴールドカードの定番特典なのですが、アメックスゴールドカードでは国内だけでなく海外空港でもラウンジが使えます。
まず国内空港は国内主要空港のカードラウンジが無料で使えるようになるので、国内旅行時も時間が有意義に使えます。
また本人だけでなく同行者1名も国内空港ラウンジが使えるので、同行者がいるときはかなり便利ですね。
これだけだと他のゴールドカードと変わらないのですが、アメックスゴールドカードの素晴らしい点としては海外空港でのラウンジも使える点がプラスポイントです。
プライオリティパスという海外空港VIPラウンジが使えるパスが、アメックスゴールドカード会員であれば年2回まで使えます。
プライオリティパスのラウンジは通常のカードラウンジとは違い、軽食やアルコールも用意されていてそれらが食べ放題・飲み放題です。
残念ながら年2回という制限はありますが、国内空港のラウンジは使えるので海外に行く回数が年2回以内であれば十分な特典でしょう。
旅行や出張で飛行機を使う人であれば、ぜひ利用したい特典ですね。
海外旅行時の手荷物宅配が無料
アメックスゴールドカードを所有するメリット2つ目は、海外旅行時手荷物宅配が無料という点です。
海外旅行に行くときスーツケースを持っていく人は多いと思いますが、スーツケースを持って電車やバスに乗るのってかなり大変ですよね。
そんなときに便利なのが、手荷物無料宅配サービスです。
アメックスゴールドカードを持っている人であれば、カード会員1人につき1つのスーツケースを出発時・帰国時それぞれ宅配してくれます。
つまり手ぶらで空港に行ってスーツケースを受け取り、帰りはスーツケースを空港に預けて帰宅が可能。
また後ほど紹介しますがアメックスゴールドカードは家族カードが1枚無料で作成できるので、家族で旅行に行くときはスーツケースが2つ無料宅配できます。
対象空港は羽田空港・成田空港・中部国際空港・関西国際空港のみですが、海外へ行く人にとってはかなり便利なサービス。
海外旅行の予定がある人は、ぜひ活用してほしいサービスですね。
高級レストランでのコース料理が1人分無料になる
アメックスゴールドカードを所有するメリット3つ目は、高級レストランでのコース料理が1人分無料になるというサービスです。
これは「ゴールドダイニング by 招待日和」と呼ばれるサービスで、国内約200店舗のレストランでコース料理を2人以上で予約した場合1人分が無料になるというサービスです。
対象のレストランは和食・中華・洋食・フレンチ・イタリアンなど幅広く、どこも一流のレストランばかり。
コース料理は1人10,000円以上するものも多いので、かなりの割引が受けられます。
このサービスはとても使いやすいうえ、同行者にも喜ばれるサービスです。
たとえば夫婦の結婚記念日に高級レストランでの食事をするとき、ゴールドダイニング by 招待日和を使えば配偶者の人も喜ぶこと間違いなし。
他には取引先との大切な会食でも使えるので、仕事でもプライベートでも活用できること間違いなし。
アメックスゴールドカードの中でも使いやすい特典なので、アメックスゴールドカードを所有したらぜひ使ってほしいサービスですね。
海外旅行保険が充実している
アメックスゴールドカードを所有するメリット4つ目は、海外旅行保険が充実している点です。
アメックスゴールドカードの海外旅行保険では、以下のような補償が受けられます。
補償内容 | 補償額(アメックスゴールドで旅行費を決済した場合) | 補償額(アメックスゴールドで旅行費を決済していない場合) |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 | 最高5,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 最高300万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害 | 最高50万円(1旅行中) | 最高50万円(1旅行中) |
救援者費用 | 最高400万円 | 最高300万円 |
アメックスゴールドで旅行費を決済したかどうかで補償内容が異なりますが、最高1億円まで補償してくれるのは他のゴールドカードと比べてもかなり優れています。
またアメックスゴールドの場合、本人だけでなく家族にも旅行保険が付帯する家族特約もあります。
家族特約の対象になるのは
- 健康保険証を共有している家族(配偶者、子供)
- 税法律上の扶養関係にある家族
- 6親等以内の血族(両親、祖父母)
- 3親等以内の姻族(叔父、叔母)
のいずれかで、補償内容は以下の通りです。
補償内容 | 補償額(アメックスゴールドで旅行費を決済した場合) | 補償額(アメックスゴールドで旅行費を決済していない場合) |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 最高200万円 | 最高200万円 |
賠償責任 | 最高4,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害 | 最高50万円(1旅行中) | 最高50万円(1旅行中) |
救援者費用 | 最高300万円 | 最高300万円 |
傷害死亡・後遺障害が最高1,000万円と額が探しますが、もっとも利用頻度が高い傷害・疾病治療費用が200万円まで補償してくれるのは大きいですね。
また国内旅行時にはアメックスゴールドカードで決済すれば、傷害死亡・後遺障害時に最高5,000万円まで補償してくれます。
ちなみにアメックスゴールドカードでの決済は何も航空券や、ツアー代金を決済しなければならないということではありません。
たとえば空港までのバス・電車・タクシー代をアメックスゴールドカードで決済すれば、旅行費をアメックスゴールドカードで決済した扱いになります。
さらにアメックスゴールドカードの場合、海外旅行中航空機が遅延したときの補償も受けられます。
補償内容は以下の通りです。
補償内容 | 補償額 |
---|---|
乗継遅延(遅延などで4時間以内に航空機に乗れなかったとき) | 最高20,000円(1回あたり) |
出発遅延、欠航、搭乗不能(出発予定時刻から4時間以上遅延か欠航で搭乗できなかったとき) | 最高20,00円(1回あたり) |
受託手荷物遅延(6時間以内に受託手荷物が運搬されなかったとき) | 最高20,000円(1回あたり) |
受託手荷物紛失(48時間以内に受託手荷物が運搬されず、紛失とみなされたとき) | 最高40,000円(1回あたり) |
航空便遅延費用補償がついているクレジットカードは少ないので、アメックスゴールドカードはかなり海外旅行保険が充実しているクレジットカードと言えるでしょう。
海外に頻繁に行く人であれば、かなり安心できる補償内容ですよ。
家族カードが1枚無料で作れる
アメックスゴールドカードを所有するメリット5つ目は、家族カードが1枚無料で作れる点です。
家族カードとは生計を同じくする家族に発行できるクレジットカードで、配偶者や子供に発行するのが一般的です。
家族カードは本カードと同じような特典が受けられるので、それが1枚無料で作れるのはかなり大きいですね。
家族カードの審査は本カード会員の情報に基づいておこなわれるので、よほどのことがない限り審査に落ちることもありません。
専業主婦やパートの人はクレジットカードの審査に通らないことも多いですが、家族カードであれば比較的容易に審査に通ります。
アメックスゴールドカードであれば家族カードを持っているだけで、空港ラウンジや海外旅行保険のサービスが受けられます。
アメックスゴールドカードを持っている人は、家族カードも発行して家族でもアメックスゴールドカードの特典を使えるようにしましょう。
買い物に関する補償も万全
アメックスゴールドカードを所有するメリット6つ目は、買い物に関する補償が付帯している点です。
アメックスゴールドカードには充実した海外旅行保険が付帯していますが、それ以外にも以下のような保険が付帯しています。
- インターネットショッピングで不正利用発覚時補償してくれる「オンライン・プロテクション」
- カードで購入した商品の返品を購入店が受け付けないときに補償してくれる「リターン・プロテクション」
- カードで購入した商品が破損・盗難時年間500万円まで補償してくれる「ショッピング・プロテクション」
- 急な出張・病気・怪我などで支払い済の旅行・コンサートに行けなくなった時補償してくれる「キャンセル・プロテクション」
これらの補償があるので、とくに買い物をするときは安心ですね。
ショッピング・プロテクションは他のクレジットカードでも付帯していますが、年間補償額500万円はかなり額が大きなものです。
そのためアメックスゴールドカードを入手したのであれば、買い物はできるだけアメックスゴールドカードで決済すると安心ですよ。
アメックスプラチナカードを狙うために作るのもあり
アメックスゴールドカードを所有するメリット7つ目は、後々アメックスプラチナカードが狙える点です。
アメックスプラチナカードとはアメックスゴールドカードの一つ上のランクのカードで、年会費は130,000円(税別)のクレジットカードです。
アメックスプラチナカード保有者限定のコンシェルジュサービスなど、豪華な特典を備えたカードですが入手するのはかなり難しいカードです。
後ほど詳しく解説しますがアメックスゴールドカードの場合、現在入手することがそれほど難しくなくなりました。
しかしアメックスプラチナカードの場合、年会費が高いこともあって入手がなかなか難しいことが現状です。
アメックスプラチナカードを入手するためには年収を上げることはもちろん、アメックスゴールドカードを使うことも審査で有利に働きます。
アメックスゴールドカードを使っている人であれば、アメックスプラチナカードを持ってもしっかり支払いをしてくれるであろうとアメックス社が考えるためですね。
そのため将来アメックスプラチナカードを手に入れるため、まずはアメックスゴールドカードを作って利用実績を積むのもありです。
アメックスプラチナカードを手に入れるための目安としては、年間100万円以上の決済をすることのようなので、アメックスゴールドカードを作って利用実績を積んでいきましょう。
アメックスゴールドカードを所有するデメリット
ここまでアメックスゴールドカードを所有するメリットを解説してきましたが、一方でデメリットも存在しています。
アメックスゴールドカードを作ろうと思っている人は、デメリットもしっかり把握したうえで作成をしましょう。
他のゴールドカードに比べると年会費が高い
アメックスゴールドカードを所有するデメリット1つ目は、他のゴールドカードに比べると年会費が高い点です。
先ほど少し紹介しましたが、ゴールドカードの年会費は年々減少傾向で、年会費2,000円ほどで作成できるゴールドカードも登場しています。
こうした世の中の流れを考えるとアメックスゴールドカードの年会費29,000円(税別)は、少し高いと感じるかもしれません。
もちろん年会費が高い分さまざまな特典が付与されているので、それらを使いこなせば十分に年会費の元がとれるようになっています。
しかしアメックスゴールドカードの特典があまり使えないのであれば、年会費が無駄になることは多いです。
ステータス性のためにアメックスゴールドカードを持つという選択肢もありますが、正直それだけだともったいないと感じてしまいますね。
そのためアメックスゴールドカードを作ろうと思っている人は、自分が本当に特典を使いこなせるかどうか検討してみましょう。
特典を十分使いこなせるのであれば、年会費を支払っても余りあるくらいメリットのあるクレジットカードですよ。
マイル交換が目的でないならややポイント還元率が悪い
アメックスゴールドカードを所有するデメリット2つ目は、マイル交換目的でないならややポイント還元率が悪い点です。
アメックスゴールドカードでポイントを貯めようと思っているのであれば、この記事で紹介したメンバーシップ・リワード・プラスに年会費3,000円(税別)で加入しなければなりません。
ただしメンバーシップ・リワード・プラスに加入したとしても、対象ホテルとANAマイルへの交換以外はポイント還元率が1%以下になります。
年会費無料でもポイント還元率が1%のクレジットカードが増えているので、そのことを考えるとANAマイル以外に交換したい人はアメックスゴールドカード作成を一度考えてみましょう。
ポイント還元率が高いクレジットカードを持ちたいのであれば、キャンペーン中のJCB CARD W、楽天市場でのポイント還元率が高い楽天カード、ポイント還元率1.2%のリクルートカードなど、さまざまなクレジットカードが発行されていますよ。
プライオリティパスに利用制限がある
アメックスゴールドカードを所有するデメリット3つ目は、プライオリティパスに利用制限があることです。
海外空港VIPラウンジが使えるプライオリティパスですが、アメックスゴールドカードの場合年2回までの利用制限があります。
また国内空港ラウンジであれば同行者も1名無料でラウンジが使えますが、プライオリティパスの場合同行者は有料。
年3回以上使わないという人であれば問題ないですが、頻繁に海外に行く人やトランジットのある場所に行く人にとっては、少々物足りないと感じることがあるでしょう。
ちなみにプライオリティで利用無制限の会員になるためには、年会費429ドル(日本円で約47,190円)かかります。
年会費はかなり高いので、それであればアメックスプラチナカードを手に入れたほうが早いですね。
アメックスプラチナカードが手に入ればプライオリティパスの海外空港ラウンジが、回数無制限で使えるようになります。
海外に行く機会が多い人は、本当にアメックスゴールドカードでいいのか一度考えてみましょう。
アメックスゴールドカードの審査難易度は?
ここまでアメックスゴールドカードのメリット・デメリットなどについて解説してきました。
アメックスゴールドカードがどのようなカードか理解したうえで、アメックスゴールドカードがほしい場合でも審査に通過しなければカードは手に入りません。
ここまでアメックスゴールドカードの審査について解説していきます。
申し込み条件は20歳以上で定職についている人
アメックスの公式ホームページのよくある質問には、以下のような記載があります。
Q.パート・アルバイトでもカードの申し込みをすることはできますか?
A.申込基準は、20歳以上、定職がある方とさせていただいております。誠に申し訳ございませんが、パート・アルバイトの方のお申込みはお受けできません。
あらかじめご了承ください。
出典:アメックス公式ホームページ
こちらはアメックスのプロパーカード共通の条件なので、アメックスゴールドカードは20歳以上で定職についてないと審査には通りません。
定職とは正社員だけでなく、契約社員や派遣社員でも大丈夫です。
ただしクレジットカードは毎月安定した収入がある人の方が有利なので、正社員の方が審査には通過しやすいです。
これらの条件に加えて、収入がどのくらいか、勤務歴はどのくらいか、働いている会社規模はどのくらいか、といった条件が考慮されたうえで審査結果が決まります。
信用情報も審査のポイント
アメックスゴールドカードをはじめとしたクレジットカードの審査は、収入などの情報に加えて信用情報も加味されます。
信用情報とは、クレジットやローン等の申し込みや契約に関する情報を指します。
本人を識別するための情報のほか、クレジットの申込内容や契約内容、支払状況、残高などで構成されており、主にCICに加盟するクレジット会社等から登録された情報になります。
出典:CIC公式ホームページ
信用情報にはアメックスの支払い情報だけでなく、他のクレジットカードの支払い情報も掲載されています。
そのため他のクレジットカードを持っている人は、そのクレジットカードの支払いも期日通りおこないましょう。
信用情報で支払い遅延が多い人は審査でマイナスポイントがつきますが、毎月しっかり支払いをすればプラスポイントがつきます。
そのため審査に落ちてしまった人は、毎月しっかり支払いをして次に備えましょう。
社会人1年目でも審査に通過できる可能性は高い
これらの審査基準を踏まえたうえで、アメックスゴールドカードはどのような条件をクリアすれば審査に通過できるのでしょうか。
アメックスゴールドカードの審査に通過した人の口コミを見ると
- 年収300万円以上の正社員
- 信用情報に遅延記録がない
この2つの条件をクリアしている人であれば、アメックスゴールドカードの審査に通過できる可能性は高いです。
ちなみに年収とは手取りではなく額面の数字。
そのため社会人1年目でも、審査に通過できる可能性は高いです。
社会人になってすぐはまだ信用が少ないですが、勤務してから半年以上たっているのであれば申し込みをする価値は十分ありますよ。
アメックスゴールドカードの審査難易度が下がった理由
ここまでアメックスゴールドカードの審査について解説してきましたが、バブル世代を経験した人であればそんなに審査難易度が低いのかと思うかもしれません。
たしかにかつてはアメックスゴールドカードを持っていることがステータスの証明で、年収1,000万円以上ないと作れないクレジットカードでした。
それではなぜアメックスゴールドカードの審査難易度は下がったのでしょうか。
理由としてはアメックスゴールドカードよりランクの高い、アメックスプラチナカードやアメックスブラックカードができたことが理由です。
かつてはアメックスゴールドカードが最高ランクでしたが、現在では幻のクレジットカードと呼ばれるアメックスブラックカードが存在しています。
そのため相対的にアメックスゴールドカードが庶民向けのクレジットカードになり、それにあわせて審査難易度も落ちたということですね。
現在ではアメックスゴールドカードは庶民でも手に入れやすいクレジットカードなので、ほしいのであれば積極的に申し込みをしていきましょう。
アメックスゴールドカードについてQ&A
ここまでアメックスゴールドカードについて解説してきましたが、まだまだアメックスゴールドカードについての疑問点があるという人もいるのではないでしょうか。
ここからはQ&A形式でアメックスゴールドカードについて、よくある質問について応えていきます。
Q.アメックスのクレジットカードって使えるお店は多い?
A.アメックスはJCBと提携しているので、日本国内であれば問題なく使えることがほとんどです。
かつては日本では使えるお店が少なかったのですが、2000年にJCBとアメックスは加盟店開放契約を結びました。
そのため日本のクレジットカード国際ブランドであるJCBが使えるお店であれば、アメックスのクレジットカードも決済できます。
JCBは日本で1番加盟店が多い国際ブランドなので、国内であれば問題なく使えることが多いですね。
ただし海外ではVISA、Mastercardに比べると、使える地域は少ないです。
アメックスの本社があるアメリカ、日本人観光客が多いハワイ・グアムなどでは使えるお店が多いですが、それ以外の地域ではVISA、Mastercardにやや劣ります。
海外で使う場合は事前にその地域でアメックスが使えるかどうかチェックして、使えないお店が多そうであればVISAもしくはMastercardのクレジットカードを持っていきましょう。
Q.セゾンゴールドアメックスカードとの違いって何?
A. プロパーカードか提携カードかの違いです。
セゾンゴールドアメックスカードはクレディセゾンが発行しているカードで、これはアメックスとの提携カードです。
提携カードとはカード発行元に対してアメックスが国際ブランドとして提携したカードで、他にはSPGアメックスカードやANAアメックスカードもアメックスとの提携カードです。
一方アメックスグリーンカードやアメックスゴールドカードは、アメックス本社が発行しているプロパーカード。
一般的にアメックスのクレジットカードと呼ばれているカードは、プロパーカードの方ですね。
ただし提携カードは会社ごとの特典があるカードで、セゾンゴールドアメックスカードの場合セゾン永久不滅ポイントというポイント有効期限がないポイントが貯まります。
アメックスのプロパーカードがほしいのであれば、アメックスゴールドカードのほうを申し込みましょう。
Q.アメックスゴールドの利用限度額っていくら?
A. 利用限度額は人によって異なりますが、はじめは低いことが多いです。
アメックスゴールドカードをはじめとしたアメックスのクレジットカードは、利用限度額に関する記載はありません。
利用限度額は審査によって決まるので、支払い能力がある人ほど高くなります。
ただしいくら年収が高くても、はじめは利用限度額が50万円以下と低めに設定されることが多いようです。
これははじめの段階はアメックスへの信用がない状態なので、アメックスへの支払い履歴が積み重なってくると次第に利用限度額がアップしていきます。
利用限度額は自分から増額申請することもできますし、アメックス側から利用限度額アップのメールがくることもあります。
どちらのケースでもアメックスへの信用が積み重なってくれば利用限度額がアップするので、最初に利用限度額が低くても後の限度額がアップを狙いましょう。
Q.一度審査に落ちてしまっても再度申し込みはできる?
A. 再申し込みは半年以上期間を空けないと、審査には落ちてしまいます。
これは信用情報に支払い履歴だけでなく、申し込み履歴も残るからです。
審査に落ちた履歴が残っていると無条件で審査落ちするので、再申し込みをするときは申し込み履歴が消えてからでなければなりません。
申し込み履歴は半年後に消えるので、再申し込みは半年以上期間を空けないといけないということです。
ただし自分の状態が何も変わっていない状態で再申し込みをしても、審査に落ちる可能性は高いです。
正社員でないのであれば正社員になってから申し込みをするなど、自身の信用スコアをアップさせてから申し込みをしましょう。
アメックスゴールドカードとダイナースクラブカードどちらを作るべき?
アメックスゴールドカードと同クラスのカードとして紹介されることが多いカードが、ダイナースクラブカードです。
ダイナースクラブは世界最古のクレジットカード会社で、アメックスと並んでステータス性の高いクレジットカード会社。
ダイナースクラブカードにはゴールドカードはないですが、ダイナースクラブカードはゴールドカードクラスのステータスと特典があります。
ここではアメックスゴールドカードとダイナースクラブカードを比較して、どちらのカードを作るべきなのか解説していきます。
ダイナースクラブカードの基本スペック
ダイナースクラブカードの基本スペックは以下の通りです。
年会費 | 22,000円(税別) |
入会資格 | 27歳以上であること |
ポイント還元率 | 0.4~1.0%(ポイント有効期限なし) |
海外旅行保険 | 最高1億円 |
特典 | ・TRUST CLUB プラチナマスターカードがコンパニオンカードとして発行される ・国内外850カ所以上の空港ラウンジが無料で使える ・エグゼクティブダイニングでコース料理が1人分無料など |
ダイナースクラブカードは大人のクレジットカードというイメージがありますが、入会資格は27歳以上と厳選していることがわかります。
アメックスゴールドカードは20歳以上であれば作れるので、この点は大きな違いですね。
ポイント還元率・特典は互角!年会費が安い分ダイナースクラブカードがやや優勢
それでは具体的にアメックスゴールドカードと、ダイナースクラブカードを比べてみましょう。
ポイント還元率はどちらも1%前後なので、ほぼ互角と言えるでしょう。
ダイナースクラブカードもアメックスゴールドカードと同様、ANAマイル以外の交換レートが悪いのでANAマイルへの交換が基本です。
また特典についても、ほぼ互角といったところですね。
空港ラウンジに関しては使えるラウンジの数はアメックスゴールドカードの方が多いですが、ダイナースクラブカードは利用回数無制限です。
アメックスゴールドカードと同様高級レストランのコース料理が1人分無料になるサービスもあるので、この点もほぼ互角でしょう。
ただしアメックスゴールドカードは年会費29,000円とメンバーシップ・リワード・プラスの年会費3,000円を合わせての32,000円に対して、ダイナースクラブカードは年会費22,000円。
年会費が10,000円違うのでカードとしての機能は、若干ダイナースクラブカードの方がいいですね。
使える店舗数はアメックスゴールドカードの方が多い
ただし使える店舗数に関しては、アメックスゴールドカードに軍配が上がります。
2015年時点での国際ブランドの決済高シェアは以下のようになっています。
Mastercard・・・26%
銀聯カード・・・13%
アメックス・・・3%
JCB・・・1%
ダイナース・・・1%
世界的に見てもアメックスの方が使える店舗が多いですし、日本であればJCBでも決済できるJCBの方が圧倒的に使いやすいです。
日常での使いやすさを考えると、ダイナースクラブカードよりアメックスゴールドカードの方が使いやすいですね。
審査はアメックスゴールドカードの方が甘いか
またクレジットカードの審査については、アメックスゴールドカードの方が甘い傾向にあります。
アメックスゴールドカードが20歳から作れるのに対して、ダイナースクラブカードは27歳以上しか作れません。
27歳以上ということはある程度収入を確保していることが前提なので、審査も若干厳しくなると思われます。
一方アメックスゴールドカードであれば正社員であれば20代前半でも作れる可能性が高いので、比較的手に入れやすいカードです。
そのため確実にステータスのあるクレジットカードがほしいのであれば、アメックスゴールドカードに申し込みをしましょう。
アメックスゴールドカードは作るべき?
ここまでアメックスゴールドカードについて解説してきましたが、結論としてアメックスゴールドカードは作る価値のあるクレジットカードなのでしょうか。
最後にアメックスゴールドカードを作るべきなのか解説していきます。
特典を使うのであれば作る価値は十分にあるクレジットカード
アメックスゴールドカードは作る価値があるかどうかの結論は
「特典を使うのであれば、作る価値は十分にある」
と筆者は思います。
やはり年会費は高いクレジットカードなので、その元をとるためには特典を有効活用することでしょう。
レストランでのコース料理が1人分無料や空港ラウンジなどの特典を活用できるのであれば、年会費の元は十分取れます。
しかし特典が活用できないと考えているのであれば、他のクレジットカードを作ることも考えましょう。
アメックスゴールドカードはたしかにステータス性のあるクレジットカードですが、年会費無料のクレジットカードもたくさんあります。
クレジットカードでステータスを判断する人も少なくなってきているので、お得なクレジットカードに切り替えるのも一つの手ですね。
2019年10月現在であればポイント還元率アップキャンペーンをしているJCB CARD Wや、PayPayとの組み合わせでポイント還元率2.5%が得られるヤフーカードは、年会費無料でもかなりお得なクレジットカードですよ。
さらにランクが上のアメックスプラチナカードがほしいのであれば最適
ただしさらにランクが上のアメックスプラチナカード・アメックスブラックカードがほしい人は、まずアメックスゴールドカードを作ることは有力な選択肢です。
アメックスは外資系企業の特製からか、過去の支払い履歴よりも現在の状態を重視して審査する傾向があります。
そうなるとランクの高いカードを作るためにはアメックスの支払い履歴が大切なので、その履歴をアメックスゴールドカードで作るということですね。
将来のことを考えて、アメックスゴールドカードから準備をはじめてはいかがでしょうか。
アメックスゴールドカードの特典を活用しよう
ここまでアメックスゴールドカードについて解説してきました。
アメックスゴールドカードにはさまざまな特典があり、どれも魅力的なものばかりです。
ぜひアメックスゴールドカードを作って、特典を有効活用してください。