クレジットカードは何枚持つのが正しいのか?何枚も持っていると審査に影響がある?

クレジットカードは何枚持つのが正しいのか?何枚も持っていると審査に影響がある?
クレジットカード

クレジットカードはこの世に何千枚と存在します。

その中でも自分にとって使いやすいクレジットカードを比較して選び、実際に何枚か使う。

しかしクレジットカードというのはカードごとに異なる優待や特典、サービスがついているので、その中から自分が持つクレジットカード数枚を選ぶのはなかなか難しい。

実際のところ、クレジットカードは何枚持ってていいのか?

何枚持っているのが、クレジットカードの運用として一番適しているのか?

今回はクレジットカードを持つ枚数について、解説したいと思います。

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他の人はクレジットカードを何枚持っているのか?

そもそも、世間一般ではクレジットカードを何枚持っているのか。

クレジットカードの保有枚数における平均の値をまずは調べてみましょう。

JCBのクレジットカードに関する総合調査 によると平均枚数は3.2枚

JCBカードが毎年行っている「クレジットカードに関する総合調査」によると、クレジットカード保有枚数は3.2枚。

そして実際にクレジットカードを携帯する枚数になると、平均して2.1枚ということでした。

参考:【クレジットカードに関する総合調査】2018年度版 調査結果レポート

保有枚数は特に男女20代の保有率が他の年代より比較的低く、特に男性は7割に満たないほど。

ちなみにこの保有枚数の平均ですが、昨年と数字は同様で大きな変化はありません。

個人事業主も、仕事用の法人向けクレジットカード、プライベートのクレジットカードというふうに、クレジットカードを使い分けています。

クレジットカードの平均所持枚数が2枚を超えているということは、それだけ多くの人がクレジットカードを複数枚使っていることに他なりません。

やはり、クレジットカードを使うことに慣れていくので、複数枚持つことへの抵抗が薄くなり、他のクレジットカードの優待、サービスが気になる方が多いみたいです。

クレジットカードは何枚持つのが適正?

では実際、クレジットカードを複数所持する場合、適切な枚数は何枚なのか。

カードを何枚も財布に入れている方もいますが、あれはどうなのか。

今回のメインテーマでもある「クレジットカードは何枚持つべきか」を考えていきましょう。

メインカードとサブカード1枚、2枚がベター

そのものずばり結論から言ってしまうと、クレジットカードの所持枚数は3枚がベターです。

クレジットカードをたくさん持っていると、また後で説明しますが「メリット」「デメリット」が発生します。

もちろんサービスをたくさん受けられる等のメリットがあるものの、運用コストがかかるなどのデメリットがあります。

そのメリット、デメリットのバランスなどを考慮すると、一番適したクレジットカードの枚数は、「3枚」が一番バランスが良いのです。

カード初心者は2枚持ちからはじめましょう

「カードを何枚まで持ってて良いのか」
「クレジットカードは何枚持っているのが一番適しているのか」

などという心配を胸に抱いている人は、クレジットカードに対して不安を抱いているのです。

確かに複数枚持つのには、犯罪リスク、使いすぎるリスク、その他リスクがあり、複数枚持っているだけでリスクがあります。

それもあり、クレジットカードを作ったばかりなどの初心者は不安を抱くのです。

それならまずは「2枚」のクレジットカード運用からはじめましょう。

一枚を良く使うカードにして、もう一枚はたまに使うカード…にすれば、クレジットカードによって起こり得るリスクに備えることができます。

実際に被害にあったとしても、2枚ならば被害は最低限に抑えることができるのです。

あなたが何枚かいいなと思うクレジットカードがあるなら、まずは2枚ずつ運用するのはいかがでしょうか。

複数枚持つのはメリットとデメリットがある

上でも少し振れた通り、クレジットカードを2枚、3枚、4枚…と複数枚持っていると、それだけでリスクがあります。

具体的にどんなリスクが生まれるのか。

クレジットカード複数枚持ちのリスクについて、具体的に調べていきたいと思います。

クレジットカードを複数枚持つメリット

それでは具体的に、クレジットカードを複数枚持つメリットから。

クレジットカードを複数枚持っていると、どんな良いことがあるのでしょうか?

カードごとに違うサービス、優待を受けることができる

簡単に思いつくメリットとしては、カードを複数枚持つとカードごとに異なるメリットを受けられるのが大きいでしょうか。

クレジットカードによって、優待サービスの種が違う。

ポイントが多く貯まるお店が違うなど、異なった特徴があります。

クレジットカードを複数枚持っていれば、クレジットカードを持つ枚数だけ、異なる優待サービスを受けることができます。

クレジットカードを何枚も持っている人はこれが一番の理由ではないでしょうか。

ということでサービス面から考えれば、「クレジットカードを何枚持つべきか?」という質問には「サービスを受けたい種類で決める」というのが答えになるでしょうか。

1枚が使えなくなっても他のカードで補填できる

クレジットカードを何枚か持っていることで、「クレジットカードを使えなくなる」リスクに備えることも可能です。

例えばメインで使っているクレジットカードが「限度額いっぱい」などの理由で使えなくなったとしても何枚かクレジットカードを持っていれば問題ありません。

サブで持っているクレジットカードを使うことで、そのピンチを切り抜けることができるのです。

「払えない」ショックは結構大きいものです。

カードを何枚か持っておくことで、そのショックに備えるのも良いでしょう。

「特定のカードしか使えない」リスクに備えることができる

また、クレジットカードによっては、カードブランドによって使える、使えないがあります。

そうしたクレジットカードブランドによる利用可能、利用不可能に備えるためにもクレジットカードを何枚か持っておくのも良いでしょう。

クレジットカードの制限は意外と多いものです。

特に日本以外の海外では、日本とは違うルール、常識でカードが使われているものです。

クレジットカードを複数枚運用するデメリット

反対に、クレジットカードを何枚も所有していることで生じるデメリットもあります。

クレジットカードを何枚も持っているだけで生じるデメリットとは、どんなものがあるでしょうか。

何枚もクレジットカードを持つデメリットをしっかり理解しないと、クレジットカードを使った生活を充実させることはできません。

暗証番号や利用金額管理が難しくなる

クレジットカードを複数枚持っていると、クレジットカードの管理が難しくなります。

クレジットカードは持っている数だけ、「どれだけ使っているか」「暗証番号はなんだったか」などの管理がとても難しくなります。

何も考えず普段の生活でカード払いを行っていたら、自分が思っていたより多くの金額使っていた…なんてことがよくあります。

まずは少ない枚数のクレジットカードを使って、クレジットカードの利用状態の管理を容易にしましょう。

カードが増えるごとに維持費が上がる

クレジットカードの多くに、持っているだけで年会費がかかるものがあります。

つまり、クレジットカードを持てば持つほど、クレジットカードを持っているだけで「維持費」がかかるということです。

クレジットカードを何枚も、同時に複数枚持つというのはそれだけでコストがかかります。

そしてそのコストは、クレジットカードを持てばもつほど、多くなります。

犯罪にあうリスクが上がる

クレジットカードを持つというのは、持っているだけで「不正利用」などの犯罪リスクと隣合わせです。

クレジットカード番号を抜かれるだけでも、それなりに危険なのですから…。

そしてそのクレジットカードによる犯罪リスクも、クレジットカードを何枚も持っていることで、どんどん上がっていきます。

クレジットカードを持つ枚数が少なければ少ないほど、結果的にクレジットカードの運用が安全になっていくのです。

極論、犯罪にあいたくないならクレジットカードを持つ枚数はなるべく少なくしましょう。

クレジットカードを複数枚持つと犯罪リスクが上がって危険だということ、あらかじめ知っておきましょう。

クレジットカードは何枚まで持っていいのか?

クレジットカードを複数枚持っているメリットとデメリットはわかったものの、実際クレジットカードは一人何枚まで持っていて良いのか。

クレジットカードを持つ枚数に制限はあるのか?

「何枚まで」というところも、知っておきましょう。

基本的にクレジットカードは何枚持ってもいい

基本的に、クレジットカードは「何枚まで」という制限事態存在しません。

クレジットカードをすでに複数枚持っているからといって、それ以上持ってはいけないなど、制限がかかることはどこの規約にも存在しません。

複数枚クレジットカードの審査で問題が起こる条件

クレジットカードを複数持っていると、それ以上作る際審査で悪影響が出る、ということもありません。

しかし、クレジットカードを複数枚持っていると、前述したように管理が難しくなります。

そして管理が漏れることによって、クレジットカード利用代金の支払い遅れが発生する確率も上がります。

当然クレジットカードの支払い遅れの記録があれば、それによって後のクレジットカード審査で落ちやすくなってしまいます。

クレジットカードをたくさん持つことで審査に悪影響を出したくないなら、すでに持っているカードの管理を徹底的に行いましょう。

Webから小刻みにクレジットカード利用条件を調べて、細かく明細を確認することによって、「使いすぎ」を防ぐことができるはずです。

2枚目以降のクレジットカード審査で気をつけること

しかし、クレジットカードをたくさん持っているだけで起こり得る審査への悪影響はたしかにあります。

それが、「与信枠のオーバー」です。

貸金業法では、総量規制が設定されており、「年収の3分の1をこえた借入れはできない」と決められています。

その法律によって、すでにキャッシングを利用している人が、年収の3分の1をこえた借入れを行おうとすると「審査落ち」となるのです。

クレジットカードはキャッシング枠の設定があります。

すでに何らかのキャッシングでお金を借りている人が、さらなるクレジットカードを作るためにカード審査を受ける際には、借入残高をへらすかキャッシング枠の設定を0にして申し込んで下さい。

2枚目以降作るべきクレジットカード

クレジットカードの数は多いですが、「2枚目以降に作るべきクレジットカード」という条件で考えると、多少候補は絞られます。

2枚目以降のクレジットカードは1枚目とは違った条件で選ぶべきですから、1枚目にはなかったポイントで選んで使って下さい。

三井住友デビュープラスカード


三井住友デビュープラスカードは、18歳~25歳という条件はつきますが、2枚目以降に作るのにおすすめのクレジットカードです。

強制的にクレジットカードブランドがVISAになりますが、基本2倍ポイントで、カード入会後3ヶ月はポイントが5倍にもなります。

また年会費も、基本的に1250円ですが初年度無料、一回でも使えばその翌年は年会費無料となります。

ランニングコストもやすく、若者が持ちやすいおすすめのクレジットカードです。

クレジットカードを何枚も持っていること=すごい ではない

特に若い人にありがちですが、クレジットカードをたくさん持っているとそれだけで「すごい」という位置づけに置く人もいますが、それは間違いです。

クレジットカードはたくさん持っているとデメリットもあります。

多くのカードを持っている人は、お金にだらしない人か、クレジットカードコレクターか、何も考えずクレジットカードを作ってしまっている残念な人です。

クレジットカードの適正枚数 まとめ

クレジットカードの適正枚数は、簡単に決められるものではありません。

カードは何枚も、複数枚持っていることだけでメリットとデメリットが発生します。

複数枚のクレジットカードが欲しくなる方は、あらかじめ「カードを何枚も持つ理由とリスク」をしっかり把握のうえ、最適なカードを選んで持ちましょう。