じぶん銀行カードローンは、公式で「借り換えOK」を公言しているカードローンです。
借り換えOK…つまり複数の借金をまとめる「おまとめローン」として利用できるということになります。
おまとめローンは借金の返済の手助けになりますし、じぶん銀行カードローンはauユーザーがおまとめローンを利用した場合優遇されるサービスもおこなっています。
返済を助ける「借り換え」「おまとめローン」として利用するカードローンを探している方にはぜひ、じぶん銀行カードローンでのキャッシング一本化を検討してもらいたいです。
今回の記事ではじぶん銀行カードローンの「借り換え(おまとめローン)」の特徴について紹介していきます。
複数の金融機関から借金をしていて、管理が大変…という方、特にauユーザーの方には特におすすめできるローンを提供していますよ。
目次
おまとめローンの仕組み
借金の借り換え?おまとめローン?借金の返済額が少なくなる、管理がしやすくなるって聞いたから調べてみたけど、どんなものなのかわからない…。
そんな方のために、借り換え・おまとめローンがどのようなものなのか解説していきます。
おまとめローンとは、わかりやすく言えば「キャッシングの結婚」です。
(…なんだか少しおしゃれな言いまわしになってしまいました。)
別々の家に住んでいて、別々の生計を立てていた人たちが一つの世帯になるイメージですね。
冒頭でも説明していますが、借り換え・おまとめローンは「複数の消費者金融・銀行からの借り入れをおまとめローンを提供する会社から借りなおす形で一本化するもの」です。
言葉で説明されてもなかなかイメージが付きづらいと思うので具体的な例を出します。
あなたに金融会社A、金融会社B、金融会社Cの合計3社からカードローンでの借り入れがあるとします。
それらの借り入れ残高をおまとめローンを提供するD社(このD社をauじぶん銀行とします。)が、立替の形で代わりに返済して各社への返済額の合計をauじぶん銀行から借りていることにするということです。
旧借入先会社 | 借入金額 | 金利 | 新借入先会社 | 借入金額 | 金利 |
---|---|---|---|---|---|
金融会社A | 30万円 | 18% | auじぶん銀行 | A・B・C社合計の100万円+各社への返済時金利分 | 12.5% |
金融会社B | 20万円 | 17% | |||
金融会社C | 50万円 | 15% |
上記の表のようにバラバラな各社の借り入れを人るにまとめ、金利を安くしたうえで一本化するイメージです。
借り換え・おまとめローンのメリット
おまとめローンのメリットについて書いていきます。
- 返済先が一つになるので借金の管理が楽になる
- 金利安くなるので借金返済の総額が安くなる可能性がある
- 債務整理よりもその後の生活に悪影響が少ない
- 総量規制の対象の範囲外(※おまとめローンのみ)
上記3つのメリットについて解説していきます。
複数の借金が一緒になることで管理がしやすくなり、返済計画が立てやすくなる
別々の金利設定と別々の返済日…複数のカードローンから借り入れをしていると、あの会社への返済日はいつだっけ?いくら返済すればいいんだっけ?と混乱してしまいますよね。
借金も総額で表示されるわけではなく、金融機関ごとなので自分が総額いくら借金をしてるのかも把握しづらくなってしまいます。
しかし借り換え・おまとめローンで複数の借金を一つにまとめれば、金利も返済日も一つに決まり、自分が総額いくら借金しているのかも把握がしやすくなります。
毎月いくら返していけば、どれくらいの期間で借金が完済できるのか、計算しやすくなります。
バラバラだった返済日も一つになれば、お金の工面もしやすいですよね。
結婚と同じく、もともとは別の収入で別々の生計をたてていたのが、一つの家計になって将来的に購入する家や子供にかけるお金など管理しやすくなるのと同じです。
多くの場合、金利が安くなる
auじぶん銀行でもそうなのですが、一般的に借り換え・おまとめローンは、通常のカードローンに比べて金利が安く設定されている傾向にあります。
借金をまとめるだけでなく、金利まで安くなるのでお得になります。
一人暮らしでは、立地にもよりますが5万円ではほどほどの家しか借りることはできません。
しかし結婚して二人で5万円ずつ出し合って、10万円の部屋を借りたらそれなりのとこに住めるんですよね。
食事も一度に量を作ったほうが安く作れますし、水道光熱費も基本料金の存在を考えると実質安くなります。
一緒になって、生活費が安くなる結婚とかなり似ているのです。
なんだか結婚するメリットの紹介になってしまっていますね…。
債務整理よりリスクが少ない
返済額の減額といえば「債務整理」という手続きがあります。
こちらは、消費者金融や銀行との交渉の元「返済額を直接減らす」手続きです。
しかし一度債務整理を行うと、その後最低でも5年間はあらゆる借り入れができませんし、5年経過後もキャッシング審査やクレジットカード審査に落ちやすくなってしまうデメリットもあります。
おまとめローンは債務整理ほど返済額の減少幅は大きくはないですが、そういったデメリットがほぼないのです。
債務整理の詳しい解説についてはこちらの記事を参考にしてください!

総量規制の対象外
おまとめローンは、カードローンと異なり「フリーローン」ではありません。
住宅ローンのように「家を購入する」目的、マイカーローンのように「車やバイクを購入する」目的にした専用のローンと同じように「借金を一本化する」目的を持った「目的別ローン」に分類されます。
目的別ローンは、総量規制の対象外なのでおまとめローンで借金をまとめることにより新たに消費者金融からお金を借りるスペースができます。
年収300万円で複数の消費者金融から合計100万円を借り入れていたとしたら、総量規制によりそれ以上の融資は受けることができます。
しかしそれらをおまとめローンにしてしまえば、総量規制の対象外になります。
結果、新たに消費者金融からお金を融資されることが可能です。
※おまとめローンを利用していることは新たに借りる消費者金融も把握できるので審査に通過させてくれるかは微妙です。
ただしauじぶん銀行の場合、おまとめローンではなく「借り換えローン」なので、総量規制の範囲内になる点は注意が必要です。
借り換え・おまとめローンのデメリット
借金の管理がしやすくなって、金利も減るから総返済額も減少する…一見いいことづくめなおまとめローンですが、デメリットも存在します。
- 返済額が変わらない・増える可能性がある
- まとめることができないローンが存在する
- 総量規制外なので新たに借り入れが可能(※おまとめローンのみ)
以下からおまとめローンのデメリットについて書いていきます。
返済額が変わらない・最終的に増える可能性もある
通常のカードローンと同様にauじぶん銀行も貸し倒れリスクの高い人にはリスクヘッジとして金額毎の利息制限法ギリギリの金利でお金を融資します。
auじぶん銀行は最大金利が12.5%なので、それ以下の金利で融資を受けている場合は返済の総額が高くなる可能性があります。
…とは言ってもさすがにその辺の金利事情は融資を受けている本人が把握していますよね。
消費者金融なら最大金利12.5%を下回る金利を知りませんし、銀行系カードローンでもなかなか見ない数字ですから、auじぶん銀行カードローンで借り換えた場合は、このデメリットはあまり気にならないかもしれません。
合計の返済額が高くなる理由は金利が理由ではないです。
利息制限法による過払金取得の資格を失う
利息制限法の関係で本来受け取れた元本分への充足と過払金の取得資格が消えてしまう可能性がある。
借り換え・おまとめローンの性質上、借り換え・おまとめローンを行う会社が消費者金融、銀行などの複数の金融機関に対して現在借り入れてる分の借金をすべて返済してしまうことにより発生してしまう弊害です。
借り換え・おまとめローンを使用すると金利が一つになる仕組み上、必ず行う過程です。
しかし借金をまとめてしまうと利息制限法によって高い金利でお金を融資していた消費者金融・銀行が借入先ではなくなってしまいます。
本来あったはずの元金への充足分や消費者金融・銀行へ返済を完了していた場合に発生していた過払金の受け取り資格が無くなってしまうのです。
現在の上限金利「20%」の利息制限法が適用されてからの借り入れなら何も問題はないです。
しかし、「20%」よりも上限金利が高かった時から特定の消費者金融・銀行とカードローンでの取引があった方は注意が必要になります。
さらに現在の利息制限法の中でも途中で利息制限法が変わった場合でも過払金受け取りの資格はありません。
※本来なら完済後でも上限利息が変わった場合、前の利息から新利息を差し引いた分のお金がもらえる
借り換え・おまとめローンでまとめることができないローンもある
おまとめローンの対象は総量規制の対象になるローンのみです。
住宅ローンやマイカーローン、教育ローンなどの「目的別ローン」はまとめの対象外になります。
借り換えの場合は、おまとめローンのように特に制限などはありませんが、借り換えの場合は総量規制適用内なので上記のような高額なローンはそもそも総量規制オーバーでまとめられません。
ただし多くの目的別ローンは、借り換え・おまとめローンよりも金利が安く設定されています。
そもそもまとめる理由は特にないです。
総量規制のルールで余裕ができるので新たに借り入れが可能
おまとめローンはキャッシングの一本化を行うわけですが、このキャッシングの一本化を行っただけで、「借金完済」の気分になってしまう人がいます。
おまとめローンは総量規制の対象外になるからです。
そして、一部の人は上記のように借金完済の気分になって再びキャッシング利用に走ってしまうのです。
ただしauじぶん銀行の提供する借り換えローンの場合は、総量規制の対象内なのでこのような心配は必要ありません。
「借り換えローン」と銘打っていますが、実際のところ、他のカードローンに乗り換えているだけですからね。
auじぶん銀行借り換えローンの基本スペック確認
借り換えローン・おまとめローンの特徴について解説してきましたが、auじぶん銀行が提供するのは「借り換えローン」です。
auじぶん銀行が提供する借り換えカードローンのスペックを紹介・解説していきます。
金利(auユーザー限定) | 1.7~12.5% |
---|---|
限度額 | 10万円~800万円 |
審査時間 | 最短即日 |
融資開始タイミング | 最短翌日 |
金利はかなり安いですよね。
auじぶん銀行借り換えローンのメリット
正直に言ってしまうと、じぶん銀行カードローンは「借り換え」で利用しない場合、銀行系にしては高い「17.5%」の金利でauユーザーの特典も金利「0.1%引き」と絶対におすすめできないカードローンです。
しかしauじぶん銀行は借り換えローンとして使用する場合は、通常のカードローンとは一転してとても魅力的なローンに生まれ変わります。
以下からauじぶん銀行借り換えローンのメリットについて解説していきます。
金利が低い
auユーザーに限られますが「12.5%」という最大金利は「おまとめローンを専門に経営している会社よりも低い」金利設定です。
複数の借金をまとめるということは、借入額も当然大きくなります。
0.5%の金利でも総返済額に大きな違いが出てきます。
そもそも借金の返済負担を少なくしたくて借り入れ・おまとめローンの検討をしていたはずですから、金利が低いのは大きな決定材料になりますよね。
最短即日審査結果通知・最短翌日融資開始でスピーディ
銀行系カードローンの特徴として「金利は低いが審査や融資開始スピードが遅い」というものが挙げられます。
しかしauじぶん銀行は銀行系カードローンでありながらスピーディな審査・融資を売りにしています。
通常のカードローンですと、審査や融資が早くても即日融資もできないうえに金利も「17.5%」と消費者金融並み高い設定なので「審査即日・融資翌日?だから?」という感じなのですが、
優秀な借り換えローンでこのスピーディな審査はありがたいですよね。
下限金利の低さ:おまとめローン向き
キャッシングの一本化を行うことにより、一社からの借入額は増えますよね。
そして借入額が大きいほど、金利はそれに反比例して下がります。
auじぶん銀行カードローンで借り入れるお金が多ければ多いほど、下限金利の「1.7%」に近づいていくのです。
1.7%は最高限度額の800万円という設定が組まれないと適用されませんが、一本化後の借入額が大きい人ほど、じぶん銀行カードローンを使うのがおすすめなのです。
限度額の高さ:キャッシング一本化に最適
じぶん銀行カードローンで設定できる限度額は「10~800万円」。
この設定は、銀行カードローンの中でもかなり高い水準の設定となっています。
800万円ほどの借り入れならば、大抵のキャッシング一本化は成功するはず。
申込時に「借り換え目的です」と伝えることで、高い限度額が割当られる可能性が増えるかもしれません。
auじぶん銀行借り換えローンのデメリット
基本的に金利・融資開始スピード共に優秀なauじぶん銀行借り換えローンですが、薄々気付いている方もいるかと思いますが、無視できない大きなデメリットがあります。
そのデメリットを紹介いたします。
auユーザーしか使えない
auじぶん銀行借り換えローンは「auユーザー」しか使用することができません…。
優秀な借り換えローンを使用したいからと言って、まさかスマホのキャリアを変えようとは思いませんよね。
auユーザーしか使えない…そこがこの借り換えローンの最大のデメリットになります。
ちなみにauユーザーではない場合は、通常のカードローン金利である「17.5%」が適用されるので、一切おすすめのできない借り換えローンになります。
auユーザーでも借り入れ限度額が100万円に満たない場合は使えない
auユーザーならだれでも優秀な金利で借り換えローンを使用できるわけでもありません。
auじぶん銀行カードローンに設定された借り入れ限度額が「100万円」に満たない場合も、通常通りの「17.5%」からauユーザーの割引が聞いて「17.4%」の金利が設定されます。
ただし、複数のカードローンをまとめれば「100万円」いくと思いますし、借り入れの申請の段階から100万円以上で借り入れ希望額を提出すれば、ダメなら審査に落ちるだけなので問題ないです。
またauじぶん銀行の借り換えローンは「目的別ローン」ではない為、総量規制により年収の3分の1以上のお金を融資することはできないので、「12.5%」の金利で利用したい場合は最低でも年収300万円が必要になります。
実質総量規制対象内
基本的に銀行系カードローンは賃金業法が適用されないので「総量規制の対象外」…なのですが、2018年1月より銀行系カードローンの融資ルールは厳しくなりました。
そのため「総量規制」に明確に引っかかるわけではありませんが、銀行系カードローンは「総量規制と同じ内容のルール」に縛られています。
おまとめローンならば目的別ローンとして総量規制の対象外になるのですが、auじぶん銀行の場合は「借り換えローン」として提供しています。
要するに普通のカードローンだけど、特定の条件(※)を満たした時に金利を大幅に低くしているだけなのです。
※auじぶん銀行の条件は「auユーザー」と「限度額100万円」です。
もし総量規制が気になる場合は、おまとめローンを提供している金融機関に行きましょう。
おまとめローンを提供している中央リテールの口コミ記事

auじぶん銀行の借り換えローン審査は通りやすい?
「auユーザー」かつ「限度額を100万円以上に設定される」条件をクリアした場合、auじぶん銀行カードローンで借り換えを行うのは非常に魅力的だということがわかりましたね。
その条件を満たせそうなら、是非利用したいと思った方は多いのではないでしょうか?
一般的には銀行系カードローンをおまとめローンとして利用する場合、審査が甘くなると言われています。
勿論おおっぴらに銀行側が言うことは少ないですが、いくつかの点を考えてみれば、その審査が甘くなる要素も納得できます。
以下からauじぶん銀行の借り入れローンの審査基準について解説しています!
他社から利益を横取りできる
「借り換えローンが審査に通りやすい」とされている理由として挙げられるのが、他社の利益を横取りできるからです。
借り換えローンは、他社のキャッシングを自社のローンに一本化するためのものですよね?
つまり、他社のキャッシングをまるごと自社のものとすることができるということです。
消費者金融などは最初の30日間金利無料キャンペーンをおこなったり、魅力的でキャッチ―なCMを展開し多大な広告費をかけてまで集客しています。
頑張って集めた顧客を金利が安いという理由で横取りできるのです。
銀行や消費者金融側としては、このチャンスを逃す手はありません。
なので金利を大幅に安くして集客しますし、多少条件が悪くとも審査に通すのです。
auじぶん銀行カードローンもこれにもれずに審査は多少は甘くなるのではないでしょうか?
※もともとじぶん銀行のカードローン審査は金利が高いこともあり通りやすいので、金利の低い借り換えの場合は通常よりは厳しめになることが良そうされますが…
見られるのは属性と信用情報
借り換えローンも通常のカードローン審査と同じく、
- 年収や職業、勤続年数、雇用形態などの「属性」
- カードローン利用歴などの信用情報
などを基準に返済能力を判断されることになります。
他社借入状況は借り換えローンの性質上見られることはない
借り換えローンは、何度も説明していますが「他社からの複数の借り入れを自社のローンに一本化する」ローンになります。
普通のカードローンの審査なら他社から複数の借り入れがある多重債務者は敬遠されて審査に不利になりますが、借り換えローンの場合はその性質上、多重債務者でも問題ないです。
ただし返済遅延履歴などは通常と同じように不利に働くので注意が必要です。
まとめ
auじぶん銀行カードローンは、公式サイト上にも「借り換えOK」と書いています。
バナーでも借り換えローン使用時の金利パターンも作っているので「そもそも借り換え特化でカードローンを展開」する戦略なのかもしれません。
(それほどauじぶん銀行の通常のカードローンはおすすめできません)
じぶん銀行カードローンは「下限金利の低さ」や「限度額の高さ」「総量規制対象外」など、借り換え・おまとめに適したポイントが多いです。
さらに、auユーザーはさらに金利優遇を受けるなど、借り換え先に使えと言っているようなものです。
とはいえ、再三言っていることですが、おまとめローンの審査に通りキャッシングの一本化を果たした時点では返済は進んでいません。
せっかく金利が下がり、借金の管理もしやすくなったので、むしろ本格的に返済が始まったと考えた方がいいでしょう。
auじぶん銀行カードローンは、「おまとめローン」ではなく「フリーローン」なため、おまとめ後も追加借り入れできるできてしまいますので注意が必要です。
その他おまとめローンに対応した銀行カードローンを知りたい方は、以下の記事を読んでみてください。