三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」。
最大金利も14.6%と銀行系の中では高めの金利ですが、消費者金融など全体的には低めの金利。
なおかつ、基本的に審査の遅い銀行系カードローンの中では審査が早いのが特徴の優秀なカードローンです。
いくら審査が早いとはいえ、銀行系カードローン。
2017年には国からの警告、2018年には審査を厳しくするように国からの命令もありました。
この命令によりすべての銀行系カードローンの審査において、申請者の情報確認を「警視庁のデータベース」より行わなくてはならなくなりました。
この警視庁データベースへの情報参照には「最低でも一日」はかかることになります。
2020年現在、「審査が早い」ことが売りである三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は即日融資は可能なのでしょうか?
実際に申し込んで審査から融資のスピードを調べてみました。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の審査基準については以下の記事を参考にしてください!

目次
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の基本スペック
金利 | 1.8~14.6% |
---|---|
限度額 | 10万円~500万円 |
審査 | 最短当日 |
融資 | 最短翌日 |
結論:三菱UFJ銀行カードローンは即日融資に対応していません
基本スペックで書いていますし、個人的に結論はもったいぶらずにすぐに提示すべきなのでさっそく言いますが「バンクイックは即日融資に対応していません」。
古い記事などには「バンクイックは即日融資可能!」なんて、更新されていないサイトだと普通に乗っているのですが、2020年現在、バンクイックは即日融資に対応「できなく」なりました。
確かに2017年ごろは銀行系カードローンの即日融資の代名詞と言えるほど、早い審査や融資で人気なカードローンだったのは間違いないです。
それでも銀行系カードローンで当日審査、最短翌日融資は早い
消費者金融のカードローンですと、現在も即日融資は可能です。
しかし、消費者金融の最大金利は銀行系カードローンよりも大体「3~5%」ほど高いんですよね。
バンクイックは銀行系ならではの低い金利に加えて、消費者金融のように即日融資こそできませんが、最短翌日での融資が可能と金利と審査・融資スピードの両方を気にする人にとってはかなり優秀なカードローンです。
2018年1月より銀行カードローンは即日融資できないルールになった
冒頭でも触れていますが三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」のみが即日融資に対応していない訳ではなく、そもそも銀行系カードローン全体が2018年1月より即日での融資が禁止されています。
2018年1月以前から銀行系カードローンの審査が緩く、多くの破産者を出してしまっていた影響で「審査基準をあげてください」と国から勧告がありました。
そのような勧告があった背景には、そもそも消費者金融のカードローンと銀行系のカードローンに適用されるルールには法律的に違いがあったことが理由です。
銀行系カードローンと消費者金融カードローンの適用ルールの違い
消費者金融の提供するカードローン、銀行の提供するカードローン。
利用者からすれば同じカードローンですが、その実適用されるルール…法律から異なっています。
適用されるルールの違いとして代表的なものとして「総量規制」が挙げられます。
総量規制…年収の3分の1以上のお金を融資してはならないという賃金法の一つyですが、この総量規制が適用されるのは消費者金融のカードローンのみで銀行系のカードローンには適用されないのです。
そのせいで銀行は、消費者金融からの借り入れが既に年収の3分の1を超える・超えそうな人にも制限なくお金を貸すことができました。
しかし、その融資は結果として多くの破産者を産み出すことになり、社会問題となりました。
そして「審査を厳しくしろ」と勧告が入ると銀行は独自のルールとして「総量規制と同じ」ルールを設けて、審査基準を引き上げました。
審査基準を厳しくし2018年には正式に即日融資が不可能に
審査基準を厳しくすると、それに伴い金融庁は銀行カードローンのルール…審査の手順として「申請者の本人確認情報を参照する際には警視庁のデータベースを用いなければならない」ルールを設けました。
「警視庁のデータベース参照」には、最短でも一日かかるため、このルールの導入により実質即日融資が不可能になったのです。
審査結果の通知は当日可能
審査の通過通知自体は即日可能です。
申請者の情報も信用機関に問い合わせることで簡単にわかりますし、その他属性に問題がなければわざわざ警視庁のデータベースに問い合わせる必要はないのです。
ですので審査通過の通知は可能…なのですが、上記実質的な「即日融資不可」のルールがある以上、実際に融資の開始は最短でも翌日となります。
即日融資ができないからこそのメリット
恐らく上記のワードで検索をかけてこの記事に引っ掛かったという人もいると思います。
そんな人は「あくまでも即日融資ができるカードローンを探している」はずですから、即日融資ができないなら銀行系カードローンはあきらめる…前に銀行系カードローンだからこそのメリットを確認してみませんか?
本当に即日でなければダメでしょうか?
翌日融資ではダメでしょうか?
翌日まで待てば三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」には大きなメリットがあります。
三菱UFJ銀行カードローンの最大金利は14.6%
大手消費者金融の提供するカードローンはその多くが即日融資に対応しています。
一方でその最大金利は銀行系のカードローンに比べてかなり高いです。
最大金利は大体17%後半から18%です。
三菱UFJ銀行カードローンと比較すると、その差は「2.5%~3.5%」。
一見すると大したことないように見える金利の差ですが、実際に返済額で計算してみると無視できない金額差がつくのです。
三菱UFJ銀行カードローン・大手消費者金融カードローン両方で最大金利に設定される「10万円」でシミュレーションしてみましょう。
大手消費者金融の金利18%で10万円借りた場合
金利はその月の元金(借入残高)に掛けられます。
計算式は以下のようになります。
借入残高×金利(%)÷365×返済日数=利息額
10万円を月二万円で返済すると仮定します。
10万円×18%÷365×30=1479円
10万円―(2万円―1479円)=借り入れ残高81479円
81479円×18%÷365×30=1205円
81479円―(2万円―1205円)=借り入れ残高62684円
62684×18%÷365×30=927円
62684円―(2万円―927円)=43611
43611円×18%÷365×30=645円
43611円―(2万円―645円)=24256円
24256円×18%÷365×30=358円
24256円―(2万円―358円)=4614円
4614円×18%÷365×30=68円
よって合計の利息額は「4682円」になります。
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」の金利14.6%で10万円借りた場合
金利はその月の元金(借入残高)に掛けられます。
計算式は以下のようになります。
借入残高×金利(%)÷365×返済日数=利息額
10万円を月二万円で返済すると仮定します。
10万円×14.6%÷365×30=1200円
10万円―(2万円―1200円)=借り入れ残高81200円
81200円×14.6%÷365×30=974円
81200円―(2万円―974円)=借り入れ残高62174円
62174円×14.6%÷365×30=746円
62174円―(2万円―746円)=借り入れ残高42920円
42920円×14.6%÷365×30=515円
42920円―(2万円―515円)=23435円
23435×14.6%÷365×30=281円
23435円―(2万円―281円)=3716円
3716円×14.6%÷365×30=44円
よって合計の利息額は「3760円」となります。
消費者金融カードローンと三菱UFJ銀行カードローンの金利差は利息額に大きく影響する
消費者金融と金利が「3%」ほど違うだけで利息が1000円近くも変わってくるのです。
借入額が10万円で返済額が月に二万円と比較的早いペースでの返済で1000円の差ですから、返済スピードがもう少し遅くなればそれだけ利息額に影響がでます。
そもそも金欠でカードローンを使いたいと思ったはず。
一日の差で1000円も結果的に返済が変わるのは大きいのではないでしょうか?
どうしても即日融資が必要な場合におすすめのカードローン
数千円の利息差なんてどうでもいい!
とりあえず今だけ、一時的にどうしてもまとまったお金が必要なだけ!
という方には即日融資が不可能な銀行系カードローンである三菱UFJ銀行カードローンのバンクイックはおすすめできません。
即日融資をカードローン選びにおいて絶対的基準ならおすすめは消費者金融のカードローンになります。
消費者金融は、銀行系カードローンと違い、即日融資が不可能なルールなどはありません。
大手の消費者金融ならば基本的にすべての会社が即日融資に対応しています。
その中でも「とにかく早く融資を受けたい!」観点に合わせて特におすすめの消費者金融をご紹介いたします!
WEB上ですべて完結するプロミス
とにかく今すぐ、一秒でも早い融資を求めるならば「プロミス」が間違いなく最速です。
プロミスは消費者金融で唯一「バーチャル上にキャッシングカードを発行」する消費者金融です。
他の消費者金融は即日融資には対応していますが、ローンカードを受け取らなければ融資を開始することができません。
ローンカードは自動契約機などで受け取らなければならないため、行くのに手間がかかります。
しかしプロミスはWEB上にバーチャルカードを発行し、バーチャルカードに付与される番号をATMに入力することで借り入れが可能なのです。
契約機に赴くことなく、審査と融資の開始さえ完了すれば近くのコンビニのATMですぐにお金を受け取ることができます。
さらに新規借入時金利が30日間無料のサービス(※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要)もおこなっているため、一時しのぎで30日間以内に完済できるなら実質金利は無料で融資を受けられる点も優秀です。
まとめ
三菱UFJ銀行カードローンは、残念ながら他の銀行系と同じく即日融資は不可能です。
しかし、銀行系ならではの金利の安さ・銀行系の中ではかなり早い当日審査完了・最短翌日融資開始と金利の安さ、スピードを兼ね備えた優秀なカードローンです。
一時的にどうしてもまとまったお金が必要なだけで、これから先カードローンを利用し続ける予定はない!
という場合なら上記で紹介している「プロミス」がおすすめです。
もし長くカードローンと付き合っていくつもりなら少しでも金利の安い三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は優秀なカードローンになります。
三菱UFJ銀行の口座を持っていなくても契約は可能ですが、口座を持っていると引き落としで返済が可能になるなど、返済期日を忘れるということもないです。
※給与の振込先…メインバンクにしていないと口座にわざわざお金を入れる手間が発生しますが…
金利の安さ・融資の開始スピードなど自分の用途に合わせたカードローンを選択しましょう!