名前は聞いたことがあるけど、人生で関わることはなかなかない闇金という存在。
近年では闇金ウシジマくんという闇金業者を主人公にした漫画が人気になるなど、その恐ろしさを知っている人も多いと思います。
しかし漫画で描かれているのはあくまで一部のことで、現実にはより恐ろしい取り立て手口もあります。
はたして闇金の取り立て手口はどのようなものがあるのでしょうか。
こちらの記事では、闇金の取り立て手口とともに、闇金の恐ろしさについて解説していきます。
闇金に関わると人生が狂いますので、こちらの記事ではあくまで闇金に関わらないための啓蒙活動として執筆しています。
もし闇金に手を出そうとしている人がいたら、すぐに止めてあげるだけの知識は身につけておきましょう。

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闇金ってどんな業者?
まず闇金とはどのような業者であるのか解説していきます。
闇金は違法の金貸しなので、犯罪者なのですが意外と身近なところに存在しています。
はたしてどのようにして闇金業者は成り立っているのでしょうか。
貸金業を営むには認可が必要
消費者や事業者に対してお金を貸して生計を立てる事業のことは、貸金業もしくはノンバンクと呼ばれています。
貸金業者はお金を貸して利息をとることで利益を得ているのですが、事業としておこなうためには国もしくは都道府県知事の認可が必要と決められています。
登録された貸金業者には登録番号というものが配布され、その登録番号を掲げることを義務付けられています。
しかし闇金と呼ばれている業者は、この登録をおこなっていません。
登録をおこなわずに貸金業をおこなうことはもちろん違法で、貸し付ける時の金利も法に則っていません。
貸金業法では年利20%以内までしか利息をとってはいけないとされていますが、闇金ではこれをはるかに超える利息が横行しています。
たとえばトイチ(10日で1割)で10万円借りた場合、1か月後には3万円以上の利息が発生します。
現実ではトイチをはるかに超える利子で取引がおこなわれているようなので、返済できない人が大半。
それでも逃げられないように対応してくるのが闇金なので、闇金に関わるとロクなことはありません。
正式な貸金業者の見分け方
正式な貸金業者と闇金業者では、認可を得ているかどうかが1つのポイントとなります。
国もしくは都道府県知事に認可を得た場合、登録番号が発行されます。
たとえば消費者金融のアコムの場合、関東財務局長(12)第00022号というのが登録番号。
ちなみに貸金業者は3年ごとに更新が必要で、カッコ内の数字は更新回数を示しています。
貸金業法は1983年に施工されたので、2018年現在12(33年以上36年未満)が最高の数字です。
正式な貸金業者であれば登録番号を掲げていますし、カッコ内の数字が大きければ大きいほど歴が長い貸金業者ですね。
中には貸金業に登録されていても闇金に近い業者もいるようなので、できれば歴の長い貸金業者を選びましょう。
ソフト闇金という業態も出現している
また近年では、自らをソフト闇金と名乗っている業態も出現しています。
ソフト闇金の特徴としては、自らを闇金であることを認めながら利息を明確にしている点。
もちろん貸金業の登録はしていないので、違法ではあるのですが警察の手入れがそこまで行き届いてないことが現実です。
ソフト闇金と言っても闇金は闇金。
利息は法律をはるかに超えるものですし、返済できなかったとき恐ろしい目に合う可能性は高いです。
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など甘い言葉で誘ってきますが、決して利用してはいけません。
闇金の恐ろしい取り立て手口
闇金は自分たちで違法であるとわかっていますので、取り立て手口も法律に反したことをおこなってきます。
闇金の取り立て手口はお金を借りている人の弱い心につけこむことばかりなので、それが理由で自殺してしまう人もいます。
そんな闇金の恐ろしい取り立て手口を紹介していきます。
1日に何度も電話をかける
返済日までに返済がないと貸金業者から電話がかかってきます。
これは正規の貸金業者でもおこなっていることですが、闇金の場合その回数がはるかに多いです。
貸金業者は法律で電話をかけていい時間は午前8時から午後9時までと決められており、電話の回数も1日に3~4回ほどです。
正規の貸金業者の場合電話に出なければ裁判にもっていくという方法もありますが、闇金の場合裁判にすることはできません。
そのためなんとしても連絡をとるため、1日に何度も電話をかけてくるということです。
何度も電話がかかってくると精神的なダメージもあるので、それが闇金業者の狙いでもあります。
1日に何度でも電話がかかってくることは、予想以上に大変なことですよ。
職場や家族に電話をかける
1日に何度でも電話がかかってきても応答しない場合、職場や家族に電話がかかってくることがあります。
そもそも闇金業者は正規の貸金業者からお金が借りられない人をターゲットに、お金を貸しています。
正規の貸金業者を利用できない人はお金に困っているので返済できない可能性が高いことを前提に事業をしています。
そのため返済できないときのために、職場や実家を聞いたうえでお金を貸すことが多いですね。
闇金を利用していることが近い人にばれることはできる限り避けたいのですが、闇金業者はそんな気持ちにつけこんできます。
職場や実家の人に闇金を利用していることを告げ、最悪の場合返済を迫ることもあります。
闇金を利用すると自分だけでなく、周りの人も不幸になってしまうので、利用することは絶対にやめましょう。
自宅前に待機する
正規の貸金業者は連絡がとれなくても、自宅まで取り立てにくることはまれです。
自宅まで取り立てに行く労力を使うくらいであれば、裁判をおこした方が回収率は高いのでしょう。
しかし闇金は裁判をおこせないので、返済がないと自宅まで取り立てに行くことは普通です。
自宅前に待機されて取り立てにくると、近所の人に見られる可能性があるので借りている人にとっては非常に嫌な行為。
しかし闇金業者としては嫌がることをすることで、嫌がることをされないために返済することを見越して行動しています。
自宅まで取り立てに来ることは闇金では普通なので、そうなってしまうと精神的にもかなり追い込まれてしまいますよ。
近所の人に闇金を利用していることを暴露する
闇金がするいやがらせ行為の1つとして、近所の人に闇金を利用していることを暴露することが挙げられます。
正規の貸金業者の場合、借り入れの事実を債権者以外に明らかにすることは禁じられています。
実家に連絡する場合でも社名を名乗ることはありませんし、できるかぎり債務者にも配慮がされています。
しかし闇金は法律外で経営しているので、近所の人に闇金を利用していることを暴露することで、債務者を精神的に追い込みます。
近所の人に闇金を利用していることがばれると、生活もしにくくなってしまいますね。
自宅や実家にデリバリーを注文する
闇金からの電話にでないと、自宅や実家に見ず知らずのデリバリーが届いたり代金引換で荷物が届いたりします。
ある日突然注文していないものが届くと不安になりますが、不安になることが闇金業者の狙い。
デリバリーや代金引換の料金を支払ったら、債務者が自宅にいてお金があることがわかり、それを言質として返済を迫られます。
自宅でも反応がないと、実家にデリバリーや代金引換が届くこともあります。
闇金業者にとって実家の住所や親の名前を調べることは簡単なので、嫌がらせの手段も日々エスカレートしています。
このように闇金を利用すると自分だけでなく、家族も不幸になってしまうので絶対に利用することはやめましょう。
闇金業者の取り立ては精神的に追い込まれる
ここまで闇金の取り立て手口について解説してきましたが、まとめると闇金業者は債務者を精神的に追い込むことを目的にしています。
闇金業者に手を出してしまったときの対応方法は後述しますが、闇金業者は警察に駆け込まれると1番ダメージが大きいです。
しかし闇金が頻繁に電話をかけたり、自宅まで取り立てに行ったりすると、正常な判断ができなくなります。
「闇金は違法なのだから警察に相談する」
こういった単純なことでも、精神的にダメージを受けているとマイナスなことばかり考えてしまい、実行に移せなくなります。
精神的に追い込まれてしまうと正常な判断ができなくなるので、闇金業者としてはそれを狙っているという訳ですね。
そのうえで債務者が働いて返済できそうであれば働き口を斡旋し、働けないとなれば身内に返済してもらうことも考えます。
脅したり拉致をしたりすると警察に駆け込まれるリスクがあるので、そうならないよう周りから固めていくやり方ですね。
闇金業者による取り立てを受けると、精神的に追い込まれてしまうので、今後の人生にも大きく影響してしまいます。
どうしてもリスクを背負うことになるので、闇金を利用することは絶対にやめましょう。
闇金に借金をしてしまったときの対応方法
ここまで闇金の恐ろしい取り立て手口について解説してきました。
闇金に手を出してしまうと不幸になってしまうのですが、すでに手を出してしまってもまだ間に合う可能性があります。
ここからは闇金に借金をしてしまったときの対応方法について解説していきます。
警察に相談する
闇金に手を出してしまったら、まずは警察に相談しましょう。
闇金業者は法律外で生きているので、法律を表に出されると弱いです。
闇金業者としても逮捕されることを1番恐れていますので、逮捕する権限がある警察に相談することが1番手早い対応方法ですね。
ただし警察に相談する前に、自分自身の安全を確保する手段は講じておきましょう。
最悪の場合逆恨みされることも考えられますので、それを避けることはとても大切です。
警察は相談にのってくれて警告をだすまではしてくれますが、その後の生活の面倒は見てくれません。
警察に相談した後の生活についても、あらかじめしっかり考えておきましょう。
弁護士に依頼する
警察に相談したうえで、闇金に返済したお金がある場合弁護士に依頼することもできます。
闇金は違法な利率でお金を貸していますので、払い過ぎた分については取り立てが可能。
ただし個人で闇金と戦っても相手にされないことが多いので、専門家である弁護士に頼った方が安全でしょう。
弁護士さんの中には闇金業者への対応が慣れている人がいますので、そういった人を探して依頼できればベスト。
逆に闇金業者への対応が慣れていない弁護士さんの場合、手間がかかることから断られることもあります。
闇金業者に関わることは、弁護士としてもリスクをとることになります。
そのため対応できる弁護士さんは限られるので、しっかりと実績のある弁護士さんを選ぶことが大切です。
弁護士に依頼するお金がない場合は法テラスを利用する
とはいえ闇金の対応に慣れている弁護士さんに依頼すると、それなりのお金がかかります。
先述したように闇金への対応は弁護士さんとしてもリスクなので、請け負ってくれない弁護士さんも多数。
引き受けてくれる弁護士さんはその分高い単価をとれるので、それなりのお金がかかってしまうということです。
「弁護士さんに依頼するお金がないから闇金に支払ったお金はあきらめよう」
そうすることは簡単ですが、あきらめるまえに法テラスに相談してみるという手があります。
法テラスを利用すると無料で法律相談を受けることができ、いい弁護士さんに出会った場合そのまま依頼することも可能。
依頼料は分割で支払えるシステムもあるので、手元にお金がなくても相談が受けられます。
法テラスで対応してくれる弁護士さんは闇金対応のスペシャリストではありませんが、相談にのってくれることで何かしらの解決策がうまれる可能性もあります。
法テラスが近くにある人は相談予約ができますし、まずは電話で相談することもできます。
闇金に手を出してしまっても、あきらめずに対処しましょう。
闇金に頼ることは絶対にやめよう
ここまで闇金の取り立て手口について解説してきました。
闇金を利用すると人生が大きく狂ってしまうので、闇金の利用は絶対にやめましょう。