家を購入する場合、家を一括で購入するのはとても高額なので、一般的には住宅ローンを組む人が多いです。
住宅ローンはお金を借りて組むものなので、当然ながら利息(金利)が発生します。
しかし、「これから家を購入するためにローンを組む予定だけど、住宅ローンの金利ってどれくらいなんだろう…」と不安になりますよね。
安心してください。
住宅ローンの金利は、2019年9月現在およそ1%程度。
この相場は過去最低クラスで、住宅ローンを組むなら今は絶好のチャンスなのです。
この記事では、住宅ローンの相場について、金利はどのように決まるのか、また「変動金利」「固定金利」のどちらがいいのかを解説します。
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住宅ローンの金利相場はどれくらい?
まず、気になる住宅ローンの金利相場について見ていきましょう。
住宅ローンの金利は、冒頭でも解説したように現在は1%程度となっています。
住宅ローンの返済中に収入が減るなど不測の自体に遭った場合に適用できる「団体信用生命保険」に加入すると、金利は少し高くなりますが、それでも1.5%以下です。
しかし住宅ローンが低いと言っても、1.5%がどれだけ低いのか分からないですよね。
そこで過去の住宅ローンの金利を表にしてみました。
年度 | 金利 |
1991年 | 8.5% |
1993年 | 5% |
1995年 | 2% |
2019年 | 1.5% |
このように、1991年のバブル崩壊前には8.5%という金利だったのが、その後下がり続け、1995年以降からは現在まで2%以下になっています。
もし金利8.5%で1,000万円を借りるなら、35年ローンなら毎月の返済額は74,686円です。
しかし、1.5%で同じ条件なら、毎月の返済は30,667円で済みます。
住宅ローンの金利が決まる仕組み
前の章では、住宅ローンの金利相場について解説しました。
しかし、住宅ローンがどのように決まるのかを知らない人も多いのではないでしょうか。
住宅ローンには、次の2種類があります。
- 基準金利
- 適用金利
まず、基準金利は「短期プライムレート」によって決まる、住宅ローンの基準となる金利です。
短期プライムレートは、銀行が企業に対して貸し出す短期貸し出しの金利のこと。
これをもとにして、住宅ローンの基準となる金利が決まるのです。
基本的に金融機関の店頭に表示されているのは、この基準金利となっています。
そのため「店頭表示金利」と呼ぶことも。
超低金利政策の影響で、基準金利はこの10年近く2.475%から変化していません。
もうひとつの適用金利は、条件を満たすことで基準金利から優遇した、割引後の金利のことです。
このように、住宅ローンは基準金利や適用金利によって決定されることを覚えておきましょう。
固定金利・変動金利って?
前の章では、基準金利・適用金利について解説しました。
住宅ローンの金利について調べると、基準金利・適用金利以外にもこのような言葉が出てきます。
- 固定金利
- 変動金利
これらは基準金利・適用金利をもとにして決まる、住宅ローンの商品ごとの金利タイプを指します。
簡単にまとめると、固定金利とは、一定期間はずっと同じ金利がかかるもの。
変動金利は定期的に金利の見直しをするというものです。
これらも触りだけわかっても、まだよくわからないですよね。
順番に取り上げていきます。
固定金利とは
固定金利とは、前述の通り一定期間同じ金利で返済を続けるものです。
固定金利にも、「期間選択型」と「全期間固定型」とがあります。
全期間固定型は、契約時から返済が完了するまではずっと同じ金利で返済を続けるものです。
一方、期間選択型は3年や5年、10年など指定した期間内は同じ金利で返済していき、その後は基準金利に応じて変動します。
指定した期間終了後は、継続して固定金利にするか、変動金利に変更するかを選択可能です。
上で解説したように、近年では住宅ローンの大きな変化はないため、固定金利を選択しても大きな影響はないように思えます。
しかし、もし大きな金利変動があった場合でも、固定金利を選択していれば同じ金利で返済を続けられるのです。
しかし、一般的に変動金利よりも固定金利のほうが少し高く設定されているので、どちらを取るかは悩ましいところ。
変動金利とは
一方、変動金利は定期的に金利が見直しされます。
金利は半年ごとに見直しが入り、見直しのタイミングで基準となる金利が変化していればそれに応じて変動金利も変わります。
しかし、変動してすぐに返済額が変わるというものではありません。
基本的に、返済額は5年ごとに変わるものなので、いきなり金利が高くなって返済ができない、というようなことはないのです。
猶予の期間内に高くなった金利の返済額を用意しておくことができます。
また、1.5%だった基準金利が例えば8%になったからと言って、5年後に8%になるというわけではありません。
金利の見直し後は、前回金利の125%が上限となるようになっています。
例えば返済額が毎月3万円だった場合、どれだけ金利が上がったとしても、最大でも返済額は37,500円まで、ということです。
金利が上がると返済額が増えて負担も増えますが、急な変化があっても上限が決まっているのは安心ですね。
固定金利・変動金利のメリット・デメリット
前の章では、固定金利や変動金利について解説しました。
しかし、「固定金利や変動金利があるのはわかったけど、それぞれどのようなメリットがあるの?」という疑問をお持ちの人もいるでしょう。
そこでこの章では、固定金利や変動金利のメリット・デメリットを見ていきましょう。
固定金利のメリット・デメリット
まずは固定金利のメリット・デメリットです。
それぞれを表にしてみました。
メリット | ・金利変動を心配する必要がない ・返済額が一定なので、今後の設計がしやすい |
デメリット | ・変動金利よりも金利が高い ・さらに低金利になった場合でも金利が下がらない |
このように、固定金利は金利変動の心配が不要であることと、返済計画が立てやすいというのがメリットです。
世界恐慌が起きて金利が上がってしまうなど、今後の金利が上がらないという保証はありません。
金利の安い今、固定金利を選択すると変動を気にせずに済みます。
また家を買って、子供の養育費が多くかかってしまうなど、お金が突然必要になることもあるでしょう。
しかし住宅ローンの支払いが一定なら、お金の勘定もしやすいのです。
固定金利のデメリットは、変動金利よりも金利が高く、金利の変動があった場合でも金利が下がらないということです。
安定性を重視される方は固定金利をおすすめします。
変動金利のメリット・デメリット
続いて変動金利のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット | ・今後金利が上がらなければ、固定金利よりも金利が低い |
デメリット | ・金利が上がると、固定金利よりも金利が高くなる可能性がある |
このように、変動金利は今後の金利がどう変わるかによってメリットもデメリットもあると言えます。
金利がこのまま低ければ変動金利を選ぶメリットがありますが、金利が上がればその分負担が増えます。
そのため、金利が変化しても十分に返済ができる余裕がある人は、変動金利を選択してもよいでしょう。
住宅ローンは繰り上げ返済も可能なので、基準金利が上がって実際に返済額が増える前に返済するという対策も可能です。
住宅ローンの金利タイプは自分に合ったものを選ぼう
この記事では、住宅ローンの金利について、どのように金利が決まるのか、固定金利や変動金利について解説しました。
記事内で触れたように、固定金利・変動金利ともにメリット・デメリットが存在します。
自分の状況と照らし合わせて、どちらが自分に合っているかを考えて選択しましょう。