この記事を読まれている20代、30代の方の中には「奨学金を返済しているが、生活費のためにカードローンを利用したい」という方もいらっしゃると思います。
ただ、奨学金の返済中にカードローンを申し込む場合、どうしても「他社借り入れが多くて審査落ちしてしまうのでは?」という不安がよぎります。
そこで今回は「奨学金を返済中の人がカードローンに申し込む場合、審査にどのような影響を及ぼすのか?」という点について、詳しく見ていきたいと思います。
<この記事はこんな人にオススメ>
- カードローン申し込み時の「他社借り入れ」に奨学金を含めるべきかどうか悩んでいる人
- 奨学金返済中の場合、カードローンの審査にとおるのか不安な人
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奨学金は信用情報機関に登録される
カードローンに申し込んだ場合、ローン会社は「信用情報機関」に申し込み者の情報を照会します。
信用情報機関には、カードローンに申し込んだ人の「他社借り入れ状況」が詳細にわたり記録されていますが、奨学金の利用状況も情報として登録されています。
日本学生支援機構の場合
奨学金を運営している日本学生支援機構は「全国銀行個人信用情報センター」という信用情報機関に加盟しています。
したがって、奨学金の借り入れ額や返済状況は、「全国銀行個人信用情報センター」にすべて記録されることになります。
参考:日本学生支援機構
なお、銀行は「全国銀行個人信用情報センター」に加盟していますので、銀行カードローンに申し込んだ場合、銀行にも奨学金の利用は知られてしまいます。
「JICC」と「全国銀行個人信用情報センター」は情報連携されていますので、消費者金融カードローンに申し込んだ際も、奨学金の利用はローン会社に知られることになります。
カードローンの他社借入に含まれるもの
上記のとおり奨学金を利用している場合、ローン会社には奨学金を借りていることはバレてしまいます。
ただ、カードローン申し込み時の「他社借り入れ欄」に奨学金の情報を入力すべきかどうか…?ということになると話は別になってきます。
奨学金は他社借入には含まれない
カードローンの申し込みの際、消費者金融カードローンでも銀行カードローンでも「他社借り入れ」を申告する必要があります。
ただ、すべての借り入れについて申告が必要なわけではなく、おもにカードローン申し込み時には以下の「他社借り入れ」だけを申告すればいいようになっています。
<カードローン申し込み時に申告すべき他社借り入れ情報>
- 消費者金融カードローン
- 銀行カードローン
- マイカーローン(申告するケースは少ない)
- フリーローン(申告するケースは少ない)
- 住宅ローン(申告するケースは少ない)
消費者金融のキャッシング
では、具体的に消費者金融に申し込んだ場合、「どの借り入れを申告すべきか?」という点を見ていきたいと思います。
消費金融カードローンは、総量規制の対象です。
したがって、消費者金融カードローンの審査時には「総量規制の対象となる借り入れがいくらか?」という点が重要になってきます。
一方、奨学金は総量規制の対象外です。
審査時に信用情報機関の調査で奨学金の返済状況は確認されますが、他社借り入れ欄に含める必要はありません。
銀行カードローン
銀行カードローンの場合は、銀行によってさまざまです。
銀行カードローンは消費金融カードローンとは異なり、厳しい審査がおこなわれます。
そのためカードローン以外の借り入れについても、申告を求めてくるケースがあります。
ただ、奨学金の毎月の返済額がそれほど多くなく「毎月の返済に問題がない…」と認められる場合には、審査通過するケースはいくらでもあります。
クレジットカードでのキャッシング
クレジットカードに申し込み、同時にキャッシング枠を設定する場合も、他社借り入れを申告するケースがあります。
クレジットカードのキャッシングも総量規制の対象です。
そのため申し込み時に申告する必要があるのは、ほとんど消費者金融カードローンの借り入れのみです。
したがって、クレジットカードを作る際にも奨学金の借り入れを申告する必要はありません。
(カード会社によっては利用しているローンや奨学金など、すべての借金について聞かれるケースもあります)
奨学金を返済しているなら審査通過可能
カードローン審査時にもっとも重視されるのは「本人の返済能力」です。
したがって、前述のとおり奨学金を返済していても、毎月のローン返済に問題がないなら審査通過は可能です。
なお、他社借り入れが審査に影響するかどうか不安な場合は、事前にローン会社のオペレーターに相談するという方法もあります。
ローン会社としては「正直に相談してくれる優良顧客」として好印象を持ってくれるかもしれません。
奨学金とカードローンのダブルローンは危険です
奨学金を借りていても、カードローン審査にはほとんど影響しないということはご理解いただけたかと思います。
しかし、奨学金の返済とカードローンの返済が二重になる場合、どうしても返済が厳しくなるのは目に見えています。
一般的に毎月の収入のなかで「借金返済額が占める割合」が、収入の25%を超えると危険と言われています。
あらたにカードローンに申し込む際には、現在返済中の奨学金返済額をよく確認して、カードローン返済額と合算して無理なく返済できるかどうか、事前にシミュレーションしておくことをおすすめします。