住宅ローンを少しでも早く完済したい。
そんな人は割賦元金の計算について、しっかり把握しておいた方がいいでしょう。
こちらの記事では、割賦元金と割賦元金を早く完済するための方法について解説してきます。
住宅ローンを早く完済したい人は、割賦元金についてしっかり勉強していきましょう。
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割賦元金の計算について
まずは割賦元金と割賦元金の計算について解説をしていきます。
住宅ローンを早めに完済したい人は、しっかりチェックしていきましょう。
割賦元金は元々の元本のこと
住宅ローンの支払い時には割賦元金という言葉が使われることがありますが、割賦元金は元々の元本のことです。
割賦元金は住宅ローンの専門用語ではなく、ローン全般に使われる言葉です。
たとえば10万円の商品を割賦で購入して、支払い総額が11万円だった場合、10万円が割賦元金で1万円が利息や手数料ということですね。
つまり住宅ローンを完済するということは、割賦元金を0にすると言い換えられますね。
割賦元金と住宅ローン利率の計算
住宅ローンは割賦元金の額が大きいので、実際に計算をすることが大変です。
しかし割賦元金を完済するためには、しっかり計算してみることが大切ですよ。
たとえば年利1.2%、割賦元金が1,000万円、月々の返済額が5万円でそのうち割賦利息が1万円だとします。
年利1.2%の利息ということは月利0.1%、これを還付元金にかけると月1万円が割賦利息ということですね。
翌月は割賦元金が5万円減るので、それに比例して利息も毎月50円(5万円×0.1%)ずつ減っていくということですね。
このように計算していくと、利息の総額や完済までの期間も計算ができます。
住宅ローンの返済方法が元金均等返済であれば、このように計算ができますよ。
割賦元金を早く減らすことが住宅ローン完済のカギ
このように割賦元金を計算すると大体の返済計画が立てられますが、計算すること以上にどのように割賦元金を減らしていくのかを考えることが大切です。
割賦元金の計算は個人でもできますが、細かな計算をする目的は返済計画を立てることです。
計算したことで満足するのではなく、計算後どのように返済計画を立てていくのかが大切ですよ。
そして割賦元金は早く減らした方が、支払い利息も減るので支払い総額が減らせます。
そのため割賦元金を早く減らすための返済計画を、しっかりと立てていきましょう。
割賦元金を早く減らすためにできること
住宅ローンは早く完済しないほうがいいという記事もありますが、計算上早く完済したほうがお得になることは間違いありません。
割賦元金を早く減らすためには、どのような方法があるのでしょうか。
期間短縮型と返済軽減型では期間短縮型を選ぶ
住宅ローンの繰り上げ返済には、期間短縮型と返済軽減型の2つがあります。
期間短縮型は繰り上げ返済する資金をすべて割賦元金の返済に充てる方法、返済軽減型は月々の返済額を減らす方法です。
月々の返済額を減らしたい場合返済軽減型が選ばれることもありますが、繰り上げ返済の効果が大きいのは期間短縮型です。
期間短縮型では繰り上げ返済分を割賦元金に充てるので、割賦元金がどんどん減っていき完済までの期間が短くなりますね。
つまり返済までの期間が短くなるので、最終的に支払う利息も少なくなります。
住宅ローンの繰り上げ返済をする場合は、期間短縮型を選びましょう。
貯蓄よりも返済に回す
住宅ローンを組んでいる間は、生活に必要なお金と最低限の貯金をのぞいて、住宅ローンの返済に充てましょう。
日々の生活費を節約することで、繰り上げ返済に回すお金が増やせます。
- 携帯電話を格安SIMにする
- クレジットカードを使ってポイントを貯める
- ATM利用手数料が無料になるインターネットバンクを使う
- コンビニでの買い物をしない
このように日々の生活習慣を変えるだけでも、月に1万円節約することは難しくありません。
月に1万円節約できるということは年12万円節約でき、それを繰り上げ返済に回せば、割賦元金の完済はかなり早くなります。
ボーナスなどの臨時収入を繰り上げ返済に回すことも大切ですが、こうした日々の積み重ねが完済への近道ですよ。
繰り上げ返済時には手数料に注意
ただし繰り上げ返済をするときには、手数料に注意しましょう。
住宅ローンの繰り上げ返済に手数料がいくらかかるのかは、金融機関によって異なります。
そのため契約時に繰り上げ返済にかかる手数料も、あらかじめ確認しておいた方がいいでしょう。
特に地方銀行は繰り上げ返済時の手数料が高いことが多いので、契約前の確認が大切ですよ。
割賦元金を減らすことを意識して返済をしよう
ここまで割賦元金について解説をしてきました。
割賦元金を減らすように意識していれば、返済期間が短縮でき残りの人生も自由に過ごせます。
日々の生活の中で割賦元金を意識して、早めの完済を目指しましょう。