中小企業の資金調達方法4種類を紹介!資金調達を成功させるには?

中小企業の資金調達方法4種類を紹介! 資金調達を成功させるには?
事業融資

「中小企業の資金調達方法を知りたい…」
「中小企業で資金調達を成功させるには…?」

などなど、中小企業経営者のなかには資金調達方法についてこうお思いの方が多いです。

経営にあたって資金調達の壁にぶつかるケースは多く、どうすればうまく調達できるかきになることでしょう。

今回はそんな中小企業の経営者に向けて、中小企業の資金調達方法を4種類に厳選して紹介していきます。

記事後半では中小企業の資金調達に関するおすすめの相談先も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください!

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中小企業の資金調達方法は大きく分けて4種類

資金調達にはさまざまな方法があります。中小企業の場合は、以下4つの方法での調達がおすすめです。

中小企業の主な資金調達方法4つ

  1. 借入
  2. 出資
  3. 補助金・助成金
  4. 買取

では上記4つの資金調達方法をさらに掘り下げるとどうなるのか。具体的に見ていきましょう。

借入での資金調達方法4つ

まずは「借入」での資金調達を紹介します。借入の場合、4つの方法があります。

借入での資金調達方法4つ

  1. ノンバンクでの借入
  2. 制度融資での借入
  3. 日本政策金融公庫での借入
  4. 銀行や信用金庫での借入

①ノンバンクでの借入

ノンバンクとは?
預金対応はせず与信業務に特化した金融機関のこと。銀行以外の金融機関で、消費者金融や信販会社などが該当する。

消費者金融や信販会社などからお金を借りることで、資金に充てられます。

なかには申し込んだその日に融資を受けられるものもありますし、つなぎの運転資金などに充てやすいです。

ただノンバンクは金利は高めで、多額な資金調達には向かない点に注意しましょう。

②制度融資での借入

借入での資金調達ならば、「制度融資」での借入もおすすめ。

制度融資は金融機関や地方自治体、信用保証組合の連携・提供する融資のことで、中小企業の資金調達支援もしています。

また制度融資だと金利は低めで、融資メニューによっては10年以上と長期借入もできます。

加えて制度融資は経営状況が厳しくても、成長見込みや・回復の可能性で評価されれば、審査に通る可能性があるのもポイントです。

③日本政策金融公庫での借入

日本政策金融公庫は国が100%出資する政策金融機関で、中小企業や小規模事業者への事業融資を実施。

金利が低くて使いやすい点に加え、創業初期でも融資を受けやすかったり、なかには無担保・無保証の融資制度がああったりします。

また融資制度もさまざまで、企業活力強化貸付、企業再生貸付、新企業育成貸付などと、今のフェーズに応じて合ったものを選べますね。

④銀行や信用金庫での借入

メガバンクや地銀、信用金庫での借入もできます。銀行からの融資の場合は以下3種類で借入できます。

  1. プロパー融資:無保証・無担保で貸付可能
  2. 信用保証付き融資:信用保証協会の保証がある
  3. 担保融資:不動産などを担保に入れる

なおメガバンクでの融資となると、取引先の多くは大企業。中小企業だと難航するおそれがあります。

一方で信用保証付き融資なら、審査は比較的通りやすい傾向にあります。信用保証協会が貸倒れリスクを負いますから、その点をカバーできるんです。

中小企業が銀行から資金調達をするときは、「信用保証付き融資」で借りるのが一般的ですね!

出資での資金調達方法2つ

どこかから出資を受けて資金調達をする場合、以下2つの方法が挙げられます。

出資での資金調達方法2つ

  1. ベンチャーキャピタル・個人投資家からの出資
  2. クラウドファンディングでの出資

①ベンチャーキャピタル・個人投資家からの出資

投資会社によるベンチャーキャピタル、個人投資家による出資は年々増加傾向にあります。

企業価値が高いと見なされて出資を受けられれば、上場時期と同時に株式売却で利益を獲得できますね。

なお企業価値は収益情報や成長への期待性、整合性のある事業計画、ある程度の内部留保などが決定要因となります。

出資を受けるためにも、自社課題の徹底的な分析、勝負のできる市場へのチャレンジなどが必要ですね。

②クラウドファンディングでの出資

クラウドファンディングによって、ネット経由でさまざまな出資者から資金を集められます。

失敗してもかかる費用は手数料だけでリスクが小さく、いつでも挑戦しやすく、さらにテストマーケティングができるのもポイントです。

上記から中小企業とクラウドファンディングとでは相性が良いですから、ぜひ検討してみてくださいね。

補助金や助成金での資金調達方法

補助金や助成金を活用して、資金にあてる方法もあります。補助金や助成金の主催団体は、主に以下の通りです。

主催団体詳細
①経済産業省
  • 補助金はあるが助成金はない
  • 事業規模の小さい企業のサポート目的で設置されている補助金を活用しやすい
②厚生労働省雇用関連の助成金が中心
③企業・民間団体
  • 社会公益が主な目的
  • 団体ごとで種類はさまざま
④地方自治体
  • 地域活性化が主な目的
  • 変わった補助金や助成金が多い

補助金や助成金は借入と違って、返済義務が基本的にないのがポイント。

ただしその分審査は厳格化しやすく、高い受給要件を求められる傾向にあります。

公益財団法人助成財団センターのデータなどを参考にすれば、自社がどの助成金を活用できるか絞り込んで探せますよ!

買取での資金調達方法1つ

その他にも、買取による調達方法もあります。買取の場合は「ファクタリング」での調達がおすすめです。

ファクタリング

ファクタリングとは、事業者の売掛金をファクタリング会社に売却して、手数料を差し引いた代金を受け取る調達方法のこと。

入金サイクルを短くして資金繰り改善ができ、最短だと即日で調達できます。

ただし手数料がかかったり契約の手間がかかったり、売掛先の業績によっては調達できないおそれもあります。

またファクタリング契約を装って違う契約をさせられる「偽装ファクタリング」が蔓延しています。違法取引に該当するため注意が必要ですね。

中小企業の資金調達では課題がさまざま

中小企業の場合、基本的に融資に関する課題はさまざま。具体的には以下2点が挙げられます。

中小企業の資金調達での主要課題2つ

  1. 融資を受けるのが困難
  2. ビジネスモデルに強み・将来性がないと出資を受けにくい

①融資を受けるのが困難

中小企業の場合は安定性や信用力の観点から、なかなか融資を受けるのが難しいです。

たとえば銀行融資の場合は企業の信用性・業績などで判断されますが、それらを示すのはなかなか難しいんです。

それに中小企業だと不動産・設備を始めとした担保を持っていないケースも多いですから、担保型融資を活用するのも難しくなりますね。

②ビジネスモデルに強み・将来性がないと出資を受けにくい

出資の観点で言えば中小企業の場合だと、ビジネスモデルに将来性や強みがなければ資金調達が難しいです。

ベンチャーキャピタル個人投資家だと銀行とは着目点が違いますし、注意しないといけません。

中小企業の資金調達相談なら「日本中小企業金融サポート」もおすすめ

日本中小企業金融サポート機構

ここまでお読みになった方のなかには「中小企業の資金調達について相談したい…」とお思いの方もいますよね。

結局はどの方法をとるべきか、気になることでしょう。

そんな経営者の方におすすめなのが「日本中小企業金融サポート」での相談です。

日本中小企業金融サポートは資金調達関連のあっせん、アドバイザリー、コンサルタント事業を展開していて、中小企業向けの窓口を提供。

経営や資金繰りなどについて無料で相談に乗ってくれますし、相談に乗ってもらうことで解決策を導いてもらえます。

もし資金調達で立て直しできるならそれに応じた業者を紹介してくれますし、難しい時は専門弁護士を紹介するなど臨機応変に対応してくれます。

相談~専門家紹介までの流れは以下の通りです。気になる経営者の方は、ぜひ相談に乗ってもらってくださいね。

相談~専門家紹介までの流れ

  1. 無料相談:電話や面談で受付可能
  2. 提案:相談内容に合ったプランを提案
  3. サポート契約:プランに納得したらサポート契約
  4. 紹介:プランに合った専門家紹介

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まとめ~中小企業の資金調達方法を押さえよう~

今回は中小企業の資金調達方法について詳しく解説してきました。

調達方法には借入、出資、補助金・助成金、買取と主に4つあるため、今の状況に応じて適正な方法を選びましょう。

資金調達に関して相談したい場合は、「日本中小企業金融サポート」での相談もおすすめですよ。

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