新生活が始まる春になると、新しいクレジットカードの申し込みを検討される方も多いと思います。
クレジットカードといえば、三井住友VISAなどの銀行系カードを思い浮かべる方も多いと思いますが、消費者金融のアコムが発行しているクレジットカード「ACマスターカード」も、たくさんのメリットがあるカードです。
「消費者金融が取り扱っているクレジットカード」ということで、ネガティブなイメージを持たれる方もいますが、一般的なカードにはないメリットもたくさんあります。
今回の記事ではそれらアコムACマスターカードのオススメポイントとデメリットについて、詳しくご紹介したいと思います。

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- 3.0%~18.0%
- 限度額
- 800万円
- 審査時間
- 最短30分
- 融資時間
- 最短30分
アコムのACマスターカードの基本情報
まず、はじめにアコムのACマスターカードの基本スペックからご紹介していきます。
限度額や金利
下記は、アコムのACマスターカードの基本的なスペックを表した表になります。
気になる利用限度額ですが、アコムのACマスターカードは10万円~300万円まで利用する事ができます。
ただし、このカードの利用上限額はカードローンの契約極度額、又はクレジットカード利用限度額のどちらが高い方の金額が設定されます。
利用者は、このカード利用上限額までの間でカードローンでもクレジットカードでも、どちらでも利用することが可能です。
利用限度額 | 10万円~300万円クレジットとカードローンのご利用合計の上限は800万円まで |
---|---|
手数料率/実質年率 | 10.0%~14.6% ※ショッピング枠利用時 |
年会費 | 無料 |
申し込み方法
つぎに、アコムのACマスターカードの申し込み方法についてです。
下記は、アコムACマスターカードの申し込みからカードの受け取りまでの手続きの流れです。
このカードは公式WEBから申し込むことも可能ですが、カードの受け取りを急ぐ場合は最初から無人契約機で申し込むことをオススメします。
インターネットでの申し込み | アコムの公式サイトから申し込む 必要書類:運転免許証(交付を受けていない場合は、個人番号カードやパスポート等を提出) ※収入証明書類はアコムでのカードローン契約額が50万円超え、または他社とアコムのローン契約合計額が100万円を超える場合に提出が必要 |
審査 | スマホやパソコンで本人確認書類をアップロード。 審査完了後、最短30分で「契約手続きのお願い」メールが送信される。 |
契約 | 受信メールで契約内容を確認し同意すると契約完了 |
カード受け取り | カードは自動契約機で受け取るか、後日郵送でも受け取る事が出来る。 |
支払い方法
つぎに、ACマスターカードの支払い方法についても詳しくご紹介していきます。
アコムのACマスターカードの支払い方法は、一般的なクレジットカードとは異なり、方法が少し変わっています。
このカードの支払いは、「毎月決められた日に支払う方法」と、「35日ごとに支払う方法」の二つのパターンが用意されています。
また、決められた支払い期日を待たずに、ATMを使って随時返済をすることもできます。
一般的なクレジットカードの場合、随時返済をする時には事前の連絡が必要な場合もありますが、アコムのACマスターカードはそのような煩わしい手続きは一切必要ありません。
支払い金額の計算方法
なお、アコムのACマスターカードの支払い金額は、定率リボルビング方式で計算されます。
定率リボルビング方式とは、利用残高に一定の手数料率をかけて最低支払金額を決めるものですので、利用残高が多くなると毎月の最低支払額はスライドして多くなる仕組みです。
なお、この「一定の手数料率」には2%、2.5%、3%と3種類ありますが、どの利率が適用されるかは会員によっても異なりますし、アコムの審査で決まりますので、利用前にきちんと確認されることをおすすめします。
なお、アコムのACマスターカードは、毎月20日に締め切られますので、毎月21日~翌月20日までの利用分を決められた支払い期日で支払うことになります。
以上がアコムのACマスターカードの支払い方法ですが、少し計算がややこしいため以下に「カードで10万円を使った場合」を例にして、最低支払額と内訳を解説したいと思います。
【カード利用残高10万円で、手数料率3.0%が適用された場合】
カード利用分から計算した最低支払額 | 100,000円×3%=3,000円 |
内訳 | 1. 利息充当分=1,200円(下段参照) 2. 元金充当分=3,000円-1,200円=1,800円 合計 3,000円 |
※利用手数料(利息)の計算の仕方 (定率リボルビングで残高に対してかかる利息分) | 100,000円×14.6%÷365日×30日=1,200円 |
上記の通り、アコムACマスターカードの注意点は「通常支払いの場合は、必ず一定の利用手数料がかかる」という点です。
この点、一般的なクレジットカードの場合は、毎月の支払い期日までに支払いを済ませれば、一切利息はかかりませんので、アコムの場合は利息が無駄な出費となります。
しかし、先ほどもお伝えした通りACマスターカードの場合でも、毎月20日までのクレジット利用分を翌月6日までに支払えば金利手数料は一切かかりません。
即日発行は可能?
上記でも触れましたが、アコムACマスターカードのメリットは、何と言っても「最短即日発行が可能」という点です。
流通系のクレジットカードなどの場合は、店舗で即日発行をしてくれるカードもありますが、あくまで仮カードという扱いですので、利用限度額が少なかったりキャッシングができなかったり…と、デメリットがたくさんあります。
その点では、アコムのACマスターカードは審査さえ通れば即日でクレジットもカードローンも利用することができますので、急に海外旅行に行くことになった場合などは、とても便利なクレジットカードと言えます。
アコムのACマスターカードの審査
そんな便利なアコムのACマスターカードですが、このカードの審査に通るために覚えておきたい点についてもいくつかの大切な点をお伝えしておきます。
ACマスターカードの審査に通るコツ
まず、ACマスターカードの審査に通るためには、以下の条件をクリアしておく必要があります。
- 他社カードローンやクレジットカードのキャッシング借入額が、総量規制の範囲内であること。
- 他社借り入れがある場合は、毎月きちんと返済していること。
- 安定した収入があり、返済能力に問題がないこと。
- 信用情報機関に債務整理などのネガティブな情報履歴が残っていないこと。
なお、アコムのACマスターカードはクレジットカードとカードローンが一体型になったカードで、カードローンの借り入れ部分については総量規制の対象となります。(ショッピング枠は総量規制対象外)
そのため、アコムのACマスターカードを利用する場合最も注意しないといけない点は、上記の通り「総量規制の範囲を超えると審査には通らない」という点になります。
勤続年数が短いと審査に落ちる?
また、ACマスターカードの審査に通るためには、安定した収入があり返済能力に問題がないこと…という点が重要ですが、その点で言えば「勤続年数」が審査に通る大切なポイントになってきます。
働き始めの新卒社員などを除き、定職に就いている人の場合、現在の勤務先でどれくらいの期間勤務しているか?という点が審査ではチェックされます。
理想的な勤続年数としては3年以上が推奨されていますが、3年以上たたないと審査には通らないということではありません。
ただし、年齢の割には勤続年数が6ヶ月だったりすると審査が通らない、または限度額が少なく設定されるケースもあります。
ただ、いずれにしても申し込んでみないと分からない部分が多い為、とにかくきちんとした職に就いている人は、まずは申し込んでみることをおすすめします。
アルバイトやパートでも審査に通る?
先ほど、「アコムのACマスターカードを申し込むためには、きちんとした職についていることが条件」とお伝えしました。
しかし、これは必ずしも「正社員でなければならない」ということではありません。
アコムの場合、カードローンもクレジットカードも共に「安定した収入があること」という点だけが条件となっています。
したがって、パートやアルバイトでも毎月一定の収入が継続して入る状況であれば、審査には何ら問題はありません。
また、毎月入ってくる収入も多ければ多いほど理想的ではありますが、額が少なかったとしても「毎月安定しているかどうか?」がとても重要になります。
そのため、たとえ5万円程度の給料しかないパート社員やアルバイトでも、アコムのACマスターカードに申し込むことは可能です。
アコムカードローンの契約は必須?
この点は先ほどから何度もお伝えしていますが、アコムのACマスターカードはショッピングでの利用とカードローンでの利用がセットになったカードですので、基本的にショッピングの利用だけでこのカードを作ることはできません。
一般的なクレジットカードでもショッピング枠とキャッシング枠が別々に設定されていて、一枚のカードで利用できるようになっていますが、アコムのACマスターカードもそれと同じ考え方です。
一枚のカードでクレジットもカードローンも利用できますので、ある意味便利なカードと言えるかもしれません。
他社クレジットカードと比較すると審査は通りやすい?
では、アコムのACマスターカードは他社のクレジットカードと比較してどうなのか?いくつかの視点で比較してみたいと思います。
銀行系クレジットカード
まず、銀行系のクレジットカードと比較してみます。
下記は代表的な銀行系クレジットカードの一覧と、それの特徴を記載した表になります。
銀行系のクレジットカードは、三井住友VISAゴールドカードに代表されるように「少々審査が厳しい」という点が特徴です。
ただ、銀行系クレジットカードの中でも若年層にのみ発行される三井住友VISAデビュープラスカードは、比較的審査が甘い傾向があります。
クレジットカード会社としては、若年層の利用者を取り込み、将来にわたって継続してカードを利用してくれる顧客を囲い込みたいという戦略なのかもしれません。
アコムのACマスターカードか銀行系クレジットカードか迷われている方は、「カードのステイタスを重視したい方は銀行系クレジットカード」、特にこだわらないのであれば「アコムのACマスターカード」という感じで切り分けるのもありですね。
クレジットカード名 | 審査やカードの特徴 |
---|---|
三井住友VISAゴールドカード | 審査はやや厳しい。海外旅行での保障などが手厚い |
三井住友VISAカード | 審査難易度は普通。セキュリティ対策に定評 |
三井住友VISAデビュープラスカード | 審査は甘め。18歳~25歳までの人が利用できるカード(学生でも審査通過可能※ただしキャッシング枠は0円) |
MUFGカード | 審査難易度は普通。銀行系カードでありながら、年会費が1,905円(税別)と安い。 |
みずほマイレージクラブカード | 審査難易度は普通。キャッシュカード一体型なので便利 |
UCカード | 専業主婦や学生でも申し込み可能で、審査は比較的甘い。UC永久不滅ポイントがメリット |
信販系クレジットカード
つぎに、オリコやジャックスなどが発行している「信販系クレジットカード」とも比較してみます。
ポイント還元率で言うとオリコカードに代表されるように還元率が非常に高いカードもありますので、ポイントを貯められる方はアコムのACマスターカードよりも、信販系クレジットカードを利用されることをおすすめします。
オリコカード | 審査は甘め。ポイント還元率が高い事で人気NO,1のクレジットカード |
ジャックスカード | 審査は甘め。ポイント還元率が最高1.25%と高還元。年会費も初年度無料で次年度以降も条件クリアで無料 |
ライフカード | 審査は甘め。年会費が永年無料 |
楽天カード | 審査は甘め。申し込み時に免許証提出が不要 |
流通系クレジットカード
最後に、イオンやマルイなどで発行されている「流通系クレジットカード」とも比較してみます。
これらのカードは、提携している店舗で買い物をするとかなりの高還元率でポイントが付与されたり、店舗で申し込むとその場でカードを発行してもらえるなど、店舗と連動したサービスがあることが特徴です。
「即日発行ができる」という点では、アコムのACマスターカードと同じなのですが、これら流通系クレジットカードで即日発行してもらった場合は、初日の利用限度額やキャッシングが利用できないなど一定の制限がかかってしまいます。
したがって、発行日にクレジットカードやカードローンを利用したい方は、ACマスターカードの申し込みをした方がいいでしょう。
イオンカード | 審査は甘め。即日発行可能(ただし利用条件あり)ときめきポイントとWAONポイントの両方を貯められる。 |
丸井カード(EPOS) | 審査は甘め。即日発行可能(ただし利用条件あり)提携ショップでの利用でボーナスポイント |
OMCカード | 審査難易度は普通。三井住友銀行キャッシュカードのATM手数料が無料。 |
セブンカードプラス | 審査は少し厳しい。永久不滅ポイントがメリット。即日発行も可能で年会費無料 |
カードローンとクレジットカードが両方利用できる
先ほどから何度かお伝えしていますが、アコムACマスターカードのメリットは、何と言っても「カードローンとクレジットカードの両方が利用できる一体型のカードである」という点です。
なお、アコムのACマスターカードは、カードローンとショッピング枠を合わせた限度額の上限が「800万円まで」となっています。
一般的なクレジットの場合、キャッシング枠は10万円から30万円程度です。
またそれらのクレジットカード会社はキャッシングを専門にしているわけではないので、キャッシング枠がいくら増えたとしても、50万円から100万円程度までの設定がされるケースがほとんどです。
その点、アコムのACマスターカードの場合は、カードローンが主な事業の「アコム」が提供しているカードということもあり、返済に問題がなく利用者の収入が増えるにしたがって限度額を増やしてもらうことも可能です
ACマスターカードのメリット
アコムのカードとはわかりにくい
上記の他にも、アコムのACマスターカードにはいくつかのメリットがあります。
その一つ目は、このクレジットカードは「一見して消費者金融のカードローンには見えない」という点が挙げられます。
一般的な消費者金融カードローンが発行するカードの場合、おもて面に消費者金融名などは記載されていないものの、それとなくわかるカード面になっています。
※アコムカードローンのカードは、「ACカード」という表記があります。
そのため、家族にカードローンの利用を内緒にしておきたい方は、ローンカードの所持が見つかってしまうと家族にバレてしまうリスクもあります。
その点、アコムのACマスターカードは一目見ただけではローンカードとはわかりませんので、家族に内緒でカードローンを利用したい方にはおすすめのカードと言えます。
海外でも利用できる
二つ目のメリットは、一般的なクレジットと同じように海外でも利用できるという点です。
先ほどもお伝えしましたが、海外旅行にはクレジットカードは必須です。
一般的なクレジットカードの場合、申し込みからカード受け取りまでには一週間から10日かかってしまいますので、旅行日程が迫っている場合は急ぎでクレジットカードを手に入れる必要があります。
その点、アコムのACマスターカードは無人契約機で申し込めばその場でカード発行してくれますので、海外旅行のために急ぎでカードを作りたいという方にはとっておきのカードと言えます。
ポイント還元率は?
三つ目のメリットは、アコムのクレジットカードでも還元があるという点です。
一般的なカードであれば利用金額ごとに0.5%から1%程度のポイントが付与され、一定のポイントが貯まるとそのポイントを商品に交換できたり、ウェブポイントとの交換が可能です。
アコムのACマスターカードの場合はそのようなポイント付与はないのですが、毎月の利用金額から0.25%はキャッシュバックされますので、後でポイントを交換したりという煩わしい手続きは一切不要です。
ポイント還元率こそ少ないですが、ポイントの交換をし忘れてポイントが失効したり、手続きが煩わしいと思っている方にはおすすめのカードと言えます。
明細書は発送されない
四つ目のメリットは、アコムのクレジットカードは「明細書が発行されない」という点です。
一般的なクレジットカードでも、明細確認の方法を「Web」という事にしておけば、毎月の明細発行はありません。
ただ、通常のクレジットのカードの場合、明細書の発送はないものの時々DMなどが発送されるため家族に内緒でクレジットカードを利用している人は、そのDMなどが原因で家族にバレてしまう可能性もあります。
その点、アコムのACマスターカードは明細の発送もありませんしDMの発送もありませんので、家族にバレるリスクはほとんどないことになります。
ACマスターカードのデメリット
一方で、ACマスターカードのデメリットについてもご紹介しておきます。
家族カードがない
一つ目のデメリットは、家族カードが発行されないという点です。
ほとんどの銀行系や流通系クレジットカードの場合、主契約者と生計を共にしている配偶者や子供がいる場合は、家族カードも一緒に発行でき、請求を一つにまとめることができますので、家計管理にはとても重宝します。
しかし、アコムのACマスターカードは元々が家族利用を想定したクレジットカードではありませんので、最初から家族カードの設定はありません。
ETCカードがない
二つ目のデメリットは、ETCカードが発行されないという点です。
たしかに、普段高速道路などをよく利用される方は、ETCカードがあった方が非常に便利です。
ただ、こちらもアコムのACマスターカードはそのような一般的なニーズを想定しておらず、カードローンとクレジットカードの両方を利用したいという方に最も最適なカードになっていますので、ETCカードの設定も最初からありません。
ポイントサービスがない
アコムのACマスターカードにはポイントの還元がありません。
ただし、このカードには最初から0.25%のキャッシュバック還元がありますし、後々のポイント交換の煩わしさを考えるとそれほどデメリットと言えないかもしれません。
ACマスターカードの審査、まとめ
冒頭で申し上げた通り、消費者金融会社が発行するクレジットカードということで敬遠される方も多いアコムのACカードです。
しかし、このカードには即日発行が出来るメリットや、柔軟な支払いができる点など、たくさんのメリットがあることも十分ご理解いただけたかと思います。
ただ、クレジットカードやカードローンを利用する場合、言うまでは言うまでもありませんが計画的な利用が大切です。
いくら年会費がタダで、0.25%のキャッシュバックがあると言え、使いすぎた為に「ショッピング枠の返済のために、カードローンでお金を借りる」という自転車操業に陥る事だけは、できるだけ避けたいところですね。