「お金が必要…安全で確実な消費者金融とかの金融会社のキャッシングを利用しよう」
なんて思い立ったあなた。
いざスマホやPCで検索してキャッシングについて調べてみるものの、本当にいいキャッシングか?
ネット上は公式サイトやアフィリエイトサイトが自分たちに都合のいいことばかり言っています。
はっきり言って何が正しいのか、何が間違っているのか、キャッシングについて詳しくない人にとってはわからないままです。
キャッシングを比較する時注意するべきなのはやはり「金利」。
そしてキャッシング運営元の信頼やサービス面など、比較項目は多岐にわたります。
今回の記事では、私がキャッシングの比較項目について説明ます。あとはそれを読んで、あなた自身が正しくキャッシングを比較して実際に借り入れるキャッシングを選ぶだけです。
キャッシングは何社も多岐にわたって利用できるものの、あまり複数社利用はおすすめできません。
目次
キャッシングとは?
そもそも「キャッシング」とはなにか?
そこから調べていくことにしましょう。
キャッシングサービスとは、所定のカードを使って、ATMや消費者金融店舗窓口などからお金を借り入れることができるサービスを指します。
お金を借りるサービスなので、キャッシングを利用すると、端的に言って「借金」することになります。
借りたお金は当然返済しなくてはならず、そこにはそれぞれのキャッシングで設定されている金利で利息が計算されて、返済する額に利息が上乗せされます。
キャッシングとはつまり、借金の言い換えです。
金融会社のキャッシングとクレジットカードのキャッシング
消費者金融のカードローンで借り入れるサービスもキャッシング、そしてクレジットカードについているキャッシング機能を使ってお金を借りても、キャッシングを利用したことになります。
それぞれ、法律で定まった上限金利などは同じとして、それぞれ個別に異なる設定がなされています。
しかし基本的な「カードでキャッシング利用」という点は似ています。
大手消費者金融カードローンキャッシングを金利で比較
まずは、全国区のテレビCMを放送しているような「大手消費者金融のカードローンキャッシング金利」を比較していきましょう。
やはりというか、キャッシングを比較するとき一番わかり易い比較項目は金利です。
金利設定が低ければ低いほど、返済時支払う利息は低い、つまり返済の負担を小さくすることができるのです。
大手消費者金融金利比較表
消費者金融 | 金利 |
---|---|
プロミス | 4.5~17.8% |
アコム | 3.0~18.0% |
アイフル | 3.0~18.0% |
SMBCモビット | 3.0~18.0% |
レイクALSA | 4.5~18.0% |
ノーローン | 4.9~18.0% |
ダイレクトワン | 4.9~20.0% |
いくつかテレビCMでみかけない消費者金融のキャッシングもありますが、運営元が確かでしっかりした消費者金融なのは間違いありません。
上で紹介した大手消費者金融は、多くが無利息サービスを展開しているのも大きなメリットです。
消費者金融金利は基本的に上限金利で比較する
消費者金融のカードローンキャッシングで設定されている金利には、○%~○%という数字の開きがありますが、ここで比較するべきなのは大きい数字のほう「上限金利」です。
なぜなら、消費者金融のカードローンで借り入れることができるのは基本的に数十万円の少額融資、そしてその少額融資で割り振られる金利は上限金利に近い数字だからです。
数字の小さい下限金利で借り入れることができる人は、かなり限られているというか、もはや存在しないと言ってもいいかもしれません。
しかし大手消費者金融はどこも上限金利18.0%の設定が多いですね。
強いて言うなら、プロミスの「17.8%」の設定が一番良心的でしょうか。
大手消費者金融なら無利息サービスで利息が抑えられる
そして、大手消費者金融はどこも、一定期間利息がかからない「無利息サービス」を展開しています。
この無利息サービスを利用することで、一定期間利息を一切支払わなくて良くなる、それはつまり総返済額が少なくなるということです。
大手消費者金融の金利を比較する上で、無利息サービスの存在はかなり心強いですよね。
大手消費者金融カードローンを限度額で比較
消費者金融 | 限度額 |
---|---|
プロミス | 1~500万円 |
アコム | 1~800万円 |
アイフル | 1~800万円 |
SMBCモビット | 1~800万円 |
レイクALSA | 1~500万円 |
ノーローン | 1~300万円 |
ダイレクトワン | 1~300万円 |
続いて、消費者金融から借りることができる限界の金額、「限度額」で比較してみましょう。
表をみれば、消費者金融によって設定が数百万円単位で違っているのがわかるでしょうか。
消費者金融は総量規制対象!借入額に制限がかかります
消費者金融のキャッシングは、総量規制の対象です。
すなわち、どれだけ高い借入限度額設定だったとしても、年収の3分の1以上借り入れることができません。
最近は、本来貸金業法の対象外である銀行カードローンも自発的に総量規制を取り入れるなど、高額融資をうけられるキャッシングが減っているのが現状です。
基本的に限度額はあまり重要な比較項目ではありません
上でも説明した通り、借り入れ最高額が高い限度額設定のキャッシングでも、それだけで優秀なキャッシングということではありません。
つまり、キャッシングを比較する時において、限度額の設定はそれほど重要視しなくて良いということ。
キャッシングを比較する際には、もっと別の要素を比較するべきなのです。
大手消費者金融キャッシングを審査通過率で比較
大手消費者金融はどこも、株主向けのIR情報にて「カードローン審査通過率」を公開しています。
この審査通過率をみれば、申し込んだ人のうちどれくらいの割合の人が審査に通っているか、それがわかるのです。
消費者金融が公開している審査通過率をみれば、その消費者金融の審査基準をだいたいの目安をつけることができるということです。
さっそく消費者金融の審査通過率をみていきましょう。
審査通過率一覧
消費者金融 | 限度額 |
---|---|
プロミス | 42.00% |
アコム | 42.40% |
アイフル | 43.60% |
ノーローン | 18.70% |
レイク | 30.80% |
2019年2月時点で公開されている最新の審査通過率です。
大手消費者金融3社は横ばい
プロミス、アコム、アイフルの審査通過率はほとんど変わらないのがわかるでしょう。
どの業者も、40%前後で50%にも満たない審査通過率が出ています。
つまり、申し込んだ人のなかで半分も審査に通ってないということ。
そして、それぞれの業者がだいたい同じくらいの審査基準を設定していることがわかりますよね。
申し込んだ人の審査に通る割合と、それぞれの業者が設定している審査基準の目安について、このデータで読み取ることができるのです。
レイク、ノーローンは審査基準が違う?
大手消費者金融3社と比べると、レイクとノーローンの審査通過率が低いのがわかるでしょうか。
この審査通過率データをみると、いくつか仮設を立てられます。
- レイクとノーローンの審査は厳しい
- レイクとノーローンの審査基準は他の業者と違う
正直言って、レイクとノーローンの審査が他より際立って厳しいとは思えないので、レイクとノーローンの運営元新生銀行が設定するカードローン審査基準が他と違うのかな、と私なんかは考えてしまいます。
しかし実情はわかりません。
ですが私がもしキャッシング審査に通る自信がなかったとしたら、レイクとノーローンには申し込まないです。
銀行カードローンキャッシングを金利で比較
続いて、銀行カードローンで設定されているキャッシング金利を比較していきましょう。
銀行カードローンの特徴こそ、消費者金融のカードローンと比べて金利が低いことなので、カードローン金利を比較しておくのは有益です。
設定金利が横ばいな消費者金融カードローンと違い、銀行ごとに金利の設定が結構違うのも注目です。
銀行カードローン金利比較表
銀行カードローン | 金利 |
---|---|
みずほ銀行カードローン | 2.0~14.0% |
三菱UFJ銀行カードローン バンクイック | 1.8~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 4.0~14.5% |
イオン銀行カードローン | 3.8~13.8% |
住信SBIネット銀行Mr.カードローン | 0.99~14.79%” |
楽天銀行スーパーローン | 1.9~14.5% |
りそなクイックカードローン | 9.0~12.475% |
東京スター銀行スターカードローン | 1.8~14.6% |
消費者金融カードローンと比べてかなり低金利
表をみてもらえば分かる通り、銀行カードローンの金利は低いです。
金利が低いということは、それだけ支払う利息が少ないということ。
つまり銀行カードローンで借り入れた方が、返済時の負担を抑えることができるのです。
低金利で借りられるカードローンを最優先で探している方はぜひ、銀行のキャッシングを比較してから借り入れてください。
条件の良いキャッシングは審査が厳しい
銀行カードローンの金利が低いというのは、表で比較すれば一目瞭然です。
しかし金利が良い、借入条件の良いキャッシングというのは得てして審査が厳しいという側面もあります。
金利が低いということは、それだけ利息を多く請求できないということです。
利息を請求できないわけですから、返済途中で返済不能になられてはこまります。
少ない利息であっても、継続的に支払い続けてくれる、「高い支払能力がある人」だけが低金利のキャッシングを利用できるのです。
キャッシングを返済で比較
キャッシングは借金です。
借金ということはお金を借りているということなので、借りたものは返さねばなりません。
キャッシングにおいて、返済に関する設定にも、よく注意が必要です。
返済方式比較表
カードローン | 返済方式 |
---|---|
プロミス | 残高スライド元利定額返済方式 |
アコム | 借入時残高スライド元利定額リボルビング方式 |
アイフル | 借入時残高スライド元利定額リボルビング方式 |
SMBCモビット | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
オリックス銀行カードローン | 残高スライド元利定額リボルビング方式” |
みずほ銀行カードローン | 残高スライド元利定額リボルビング方式 |
返済方式を比較するとわかるのは、「借入時残高スライド方式」と「残高スライド方式」があるということ。
これら2つの違いは、「最終借入時の残高で返済額が決まる」のが借入時残高スライド方式と、毎月の締め日時点で返済額が決まる残高スライド方式という設定です。
借入時残高スライド方式は追加借り入れを行うと、それにより返済額が増えてしまうものの、追加借り入れをしないと借入残高が減っても返済額は変わりません。
つまり、追加借り入れの予定がないなら、借入時残高スライド方式のほうが返済の負担を減らすことができるというわけです。
返済方式、返済方法にかかわらず「繰り上げ返済」をおすすめ
とはいえ、キャッシングを返済方式で比較して選ぶという方も少ないのではないでしょうか。
私は、返済方式がどんな設定だったとしても、予定以上の金額返済する「繰り上げ返済」をおすすめします。
繰り上げ返済を行った分の返済額はすべて「元金の返済」に当てられます。
つまり、繰り上げ返済をすればするほど、返済完結が近づくということです。
一秒でも早く返済完結になるために、なるべく繰り上げ返済の頻度を上げましょう。
キャッシングを利用者の口コミで比較
キャッシングをただしく比較するためには、金利や限度額などスペックばかり比べていてはいけません。
一番正しくキャッシングの借りやすさを知るためには、「実際に借りた人の口コミ」を比較するのが一番です。
Yさん 25歳 生活費
Sさん 28際 レジャー費用
Tさん 45歳 お小遣い
キャッシング比較の心得
ここまで様々な要素でキャッシングを比較してきましたが、キャッシングを比較する上で単純なスペックを比べてもあまり意味がないことはわかっていただけたでしょうか。
続いて、キャッシングを比較する時最低限抑えて置く部分、キャッシング比較の心得を紹介します。
金利に惑わされない
これは繰り返し言っていることですが、「金利に惑わされない」ことを強く言っておきたいです。
金利が低いのは確かに優秀なキャッシングの証です。
しかし、金利ばかりみて他の要素をおざなりにするのは、正しくキャッシングを比較できているとは言えません。
大事なのは、いかにキャッシングを含め様々な要素を総合的に比較するかです。
「金利が低い!ここで決まりだ!」
という短絡的なキャッシングの比較はやめてください。
ネット上の情報を鵜呑みにしない
ネット上でキャッシングについて調べるとどこも、都合のいいことばかり言います。
メリットの説明ばかりで、キャッシングのデメリットについての言及はそれほどないはず。
確かにそのメリットは嘘ではないでしょう。
しかし問題は、そのメリットの裏にはどんなデメリットがあるのか、ということです。
比較項目で優秀な結果のキャッシングは審査基準に注意
そしてもう一つ。
キャッシングを比較した結果、総合的にみて「優秀だ」と判断したとしたらそのキャッシングの審査基準は厳しいです。
キャッシングを比較して、目星のキャッシングを見つけたなら、そこで「果たして自分はそのキャッシング審査に通るか?」を考えてみてください。
キャッシング比較まとめ
いかがでしょうか。
今回は消費者金融や銀行のキャッシングを、様々なポイントで比較しました。
キャッシングをどの部分で比較すればいいか?
ひいては自分にあったキャッシングはどれか?
わかっていただけたでしょうか。