数ある消費者金融の中から「借りたい」と目星をつけて、じっさいにその消費者金融に申し込んだとしても、実際に借りられるかどうかはその後受ける審査の結果次第。
消費者金融ごとに定められている審査基準をクリアしないと、その申し込んだ消費者金融のキャッシングを利用することはできません。今回は、そんな消費者金融の審査に落ちてしまった方に向けて、審査落ちの理由と、審査に落ちても利用できる審査の甘い消費者金融もご紹介します。
目次
大手消費者金融の審査に落ちても借りられる審査の甘い消費者金融
ここまでであらかた審査落ちの理由は目星をつけられたのではないでしょうか。しかし一度消費者金融の審査に落ちてしまったなら、その事実はもう変えようがありません。問題はこれからです。これからどうするか。私がおすすめするのは、多くのしがらみがあり審査の厳しい大手消費者金融より審査野甘い、「中小消費者金融」に申し込むことです。
中小消費者金融の中にも、大手消費者金融と遜色ないくらい使い勝手の良いサービスを備えている会社もあります。
具体的にどの消費者金融がおすすめなのか?私がいくつかピックアップします。
アロー
金利 | 15.0%~19.94% |
限度額 | 200万円 |
融資 | 最短即日融資 |
アローは、愛知県に本社を置く、俗に言う「街金」です。
アローのキャッシング、「フリープラン」は、審査最短45分。審査に通れば最短即日振込で借り入れも可能となります。他者の借り入れをまとめる「おまとめローン」にも対応しており、「多重債務者」への審査の柔軟さもうかがい知ることができます。
セントラル
金利 | 4.8%~18.0% |
限度額 | 300万円 |
融資 | 最短即日融資 |
セントラルは、中小消費者金融には珍しい「自動契約機」を町中に設置しています。その他にもレディースローンにも対応するなど、利用しやすいサービスが自慢です。金利も4.8~18.0%と、大手消費者金融のキャッシングとほぼ同じ設定です。
それでいて、審査基準は大手より甘いとなれば、申し込まない理由も見つかりませんよね。
ライフティ
金利 | 8.0%~20.0% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短即日融資 |
ライフティは、新宿の歌舞伎町に本社を構える中小消費者金融にして、サービスは充実しています。なんと、審査時間は脅威の最短30分。
審査の早いカードローンは、はじめての利用には「35日間の無利息期間」がつきます。また、ライフティはカードローンの他にも、「おまとめローン」を展開するなど、サービスに優れた中小消費者金融なのです。
フタバ
金利 | 14.959%~17.950% |
限度額 | 50万円 |
融資 | 最短即日融資 |
フタバの審査も柔軟で、信用情報に過去債務整理の記録があったとしても、審査に通った実績があるほどです。
そしてなんといっても、「1935年創業」の信頼感もあります。街金は借り入れに信用出来ないところが多く、実際街金に混じってヤミ金も多く存在しているのも確かです。
キャッシングに「信頼」を求める方には特に、「フタバ」からの借り入れをおすすめします。
株式会社アルコシステム
金利 | 8.0%~20.0% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短即日融資 |
アルコシステムも、審査が柔軟であるだけでなく、「最短即日融資」に対応している中小消費者金融です。
金利が高めですが、だからこそ、「審査の甘さ」が期待できるのです。というのも、金利が高いキャッシングというのは、「キャッシング利用者の返済不能リスク」を考えたうえで、高く設定されているのです。
つまり、金利が高ければ高いほど、「審査は甘い」と考えて良いということです。
SGファイナンス
金利 | 8.0%~20.0% |
限度額 | 500万円 |
融資 | 最短即日融資 |
お金を貸し付ける地域に制限がかかる中小消費者金融も多い中、株式投資SGファイナンスは「全国の振込対応」の消費者金融です。
金利設定も大手消費者金融並の低さで、借換ローンや多目的ローンにも対応しています。
電話申し込みの上、直接来店して申し込みも可能です。電話申し込み、ネット申し込みが不安なら、SGファイナンス店舗に赴いて申し込みを行ってください。
そもそも消費者金融が審査で知りたいのは「返済能力」
どうしてどの大手消費者金融も、中小消費者金融も、申し込んだ人を審査するのか。それを考えてみてください。
消費者金融が審査で何を知りたいのか、それを考えれば、今後の審査対策も自ずと見えてくるはずです。
金銭能力は十分か?
申込情報における「年収」や「勤務先」などの情報を審査することで、申し込んだ人の金銭能力を審査します。
お金を貸す側の心持ちを想像してみれば、ろくに収入もなく、勤務先も得体の知れない会社だったとしたら。そんな人にお金を貸したいとはおもいませんよね。この金銭能力、支払い能力の審査を、下で説明する「属性の審査」で行います。
信頼に足る人間か?
この人にお金を貸すと、きちんとそのお金は返ってくるのか。お金を貸せるだけの信頼に足る人間なのか。
過去の行いから、「信頼」を審査します。この審査も、下で説明する「信用情報」の審査で行います。信用情報には、個人が信頼できるかどうか、あらゆる観点の情報が記録されています。
過去の行いにおいて、人間は嘘をつくことはできません。
消費者金融の審査基準
続いて簡単に、消費者金融が申し込んだ人のどんな情報を見ているのか。消費者金融の審査基準からおさらいしましょう。
属性
まずは消費者金融が、申込時に入力した情報を元に属性の審査が行われます。
「年収」「職業」「勤務形態」「勤務先」などの、生活にまつわる、支払い能力に関する情報の審査が行われます。属性の審査基準は、消費者金融によって異なりますが、最低限属性のスコアが認められれば、属性の審査はクリアとなります。
信用情報
属性より重要なのが、この信用情報の審査です。
信用情報とは、専門の信用情報機関に記録される、個人の金融情報です。信用情報に記録される情報を見るだけで、消費者金融は大まかにその人の返済能力を判断します。いくら「属性」の情報が審査に有利だったとしても、信用情報次第で審査結果が変わってしまうほどです。
信用情報は「信用情報機関」に集められる
個人の信用情報は、それぞれ規定されている「信用情報機関」に集められます。
信用情報機関の数は全部で3つ。それぞれ扱う記録の種類は違いますが、審査で必要になる重要な記録は、信用情報機関の間で「CRIN」というシステムによって共有されます。つまり、クレジットカードの利用で起こしたトラブルが、消費者金融のカードローン審査で影響が出るということです。
それぞれ、信用情報機関の種類と特性を調べてみましょう。
JICC
消費者金融の審査に一番絡んでくるのが、この「JICC」です。
JICCが扱うのこそ、「消費者金融」など、貸金業者に関わった記録です。消費者金融のキャッシングに申し込んだ記録から、キャッシング契約記録、そして返済の実績まで残ります。
特に重要なのが、『異参サ内容/異参サ発生日』です。この記録欄に、「延滞」や「債権回収」「債務整理」「カード強制解約」などが記録されていると、審査においてかなり不利です。
また、ここで重要なのが「他社借入金額」です。JICCの記録に高額な他社借入金額が残っている時点で、総量規制との兼ね合いで審査に落ちやすくなってしまいます。
全国銀行個人信用情報センター
全国銀行個人信用情報センターに記録されるのは、主に銀行のキャッシングを利用した記録です。
ですが、銀行のキャッシングだけでなく、銀行の発行するクレジットカードやアメックスなんかも、審査において全国銀行個人信用情報センターの情報を照会します。
CIC
CICは主に「クレジットカード」の申し込み記録、使用記録、そして利用代金支払い記録です。
もちろん、消費者金融の審査においても、この「CICの信用情報」が関係してきます。
どうして消費者金融の審査に落ちたか?
ではここからは、あなたが消費者金融の審査に落ちてしまった理由を、具体的に考えていきましょう。
属性で審査に落ちた
まずは、属性の情報で審査に落ちてしまったパターン。属性の情報は、返済能力に直接関わってくるので、審査落ちの理由も特定しやすいです。
安定収入がない
まずは「年収」に関する情報で審査に落ちるケースから。年収も審査基準の一つであるものの、年収の額はそれほど重要ではありません。重要なのは、収入が定期的で安定しているか。不定期で途切れがちな収入では、審査に落ちやすくなってしまうからです。
審査に落ちてしまった方は、まずは自分の収入が安定したものか、思い返してみましょう。
「年収の額」よりも収入の安定性が重要
年収が少ないと審査に落ちてしまう…。と思っている方も多いでしょうが、年収の額は、実はそれほど審査に重要ではありません。
審査で重要視されるのは、「年収の額」よりも「収入の安定性」です。勤続年数が一定以上の長さならば、「収入が安定している」とみなされるので、審査に有利な収入条件となります。
雇用形態も重要
雇用形態如何で、「収入が安定しているか」も判断される材料となります。
雇用形態がアルバイト・パートだと、いつ辞めるかわからないと判断されるので、「収入が不安定」だと思われるのです。とはいえ、アルバイトだったとしても、審査のスコアが不利になる程度です。審査結果に直接影響することは少ないと思われます。
職業で審査結果が変わる
わかりやすく審査に落ちる職業も存在します。消費者金融が嫌うのが「水商売」「風俗業」で働くひとです。収入が不安定で、働いている人が比較的すぐ辞めてしまうという理由で、審査に不利な要素ばかりです。
勤続年数も審査基準の一つ
勤続年数が短いと、審査で不利となります。働き始めてから3ヶ月未満では、収入が途切れるリスクが大きいという理由で審査に落ちてしまうかもしれません。半年以上の勤続年数がないと、属性の審査ではかなり不利なスコアとなってしまうでしょう。
信用情報に記録されたトラブルで審査に落ちた
信用情報の記録で審査に落ちてしまうケースも考えておきましょう。
属性の審査と違い、信用情報は記録一発で審査に落ちてしまうほどの影響力があるため、信用情報の記録は利用者側も慎重に扱う必要があります。
過去に金融トラブルを起こしている
消費者金融の審査に落ちてしまう人の多くが、この信用情報に記録されている「金融事故」を原因に審査に落ちてしまいます。
過去のキャッシング利用中に返済遅延があったらその記録、そして過去返済額の減額を狙った債務整理を行った記録、これらの記録で簡単に審査落ちとなってしまいます。
信用情報に残った不利が消えるまでには5年から10年ほど時間が必要です。その間は審査に落ちやすくなってしまうということですね。
短期間に複数のキャッシングに同時申し込みを行っている
他者キャッシング申し込み記録も、信用情報に記録されます。
短期間に、多くのキャッシングに申し込んでいる記録が見られると、「キャッシング同時申し込みするくらいお金に困っている」と判断されます。これにより、消費者金融の審査に落ちやすくなってしまうのです。
キャッシング審査通過率を上げるためにも、申し込む消費者金融は厳選しましょう。
他社借入件数が多すぎる
他者キャッシングをすでに利用しているなら、その借入記録によって審査に落ちることも考えられます。
他者借り入れが多ければ多いほど、返済にかかりきりとなるので、「返済能力が低い」と判断されるからです。消費者金融の審査に通りやすくなるための対策として、「多少無理しても繰り上げ返済を行う」というものがありますね。
総量規制内の借り入れか
総量規制により、消費者金融など貸金業者から借りられるお金は「年収の3分の1」までという制限がつきます。
総量規制の制限を受けたキャッシングを利用するならば、他者借入額合計が年収の3分の1を越えていないか、一度思い出してみてください。
ちなみに消費者金融のキャッシングだけでなく、クレジットカードのキャッシングも総量規制の対象です。
総量規制に関する開設は、「総量規制とは?どんなキャッシングが総量規制対象外なのか?」の中で行っています。
申し込みブラックは大手消費者金融の審査に落ちる可能性大
信用情報にトラブルが残っており、その情報が原因で審査に落ちている人のことを通称「申し込みブラック」といいます。
時に「ブラックリスト入り」と呼ばれるのもこの状態のことで、この状態にあるだけで基本的に、大手消費者金融や銀行からは「門前払い」を受けます。
大手消費者金融や銀行の審査は基準が明確に定められており、審査基準が厳格に定められているため、個人の判断で基準が緩まることもないのです。
大手消費者金融の審査は厳しいのか?
アコムやプロミス…そうした知名度の高い「大手消費者金融」の審査基準はやはり厳しいのでしょうか。
銀行傘下の営業を行う大手消費者金融の審査は、やはり提携している銀行の影響を受けるので、審査基準に強いしがらみがあるのも確かです。大手消費者金融のサービスは、利用者にとってかなり借りやすい、優秀なものが揃っています。しかしそのサービスを受けるには、やはり「相応の返済能力」が求められるというわけです。
大手消費者金融3社の「審査通過率」
大手消費者金融は、株主向けのIR情報で、カードローン申し込みに対する「審査通過率」を公開しています。
審査通過率を見れば、その消費者金融の審査基準がどの程度か、だいたいの目安を知ることができます。
今回は参考として、「2017年10月」の大手消費者金融3社の審査通過率を載せておきます。
消費者金融 | 審査通過率 |
アコム | 47.2% |
プロミス | 46.8% |
アイフル | 46.4% |
Aさん(27)の消費者金融審査体験記
具体的に消費者金融の審査を受けた人の話を聞いてみましょう。
都内に済む27歳のAさんは、消費者金融に審査を申し込み、大手消費者金融の審査を受けています。そして今回受けた、その審査で落ちてしまっています。
Aさんがどうして審査に落ちてしまったのか。Aさんの審査落ちの理由を探っていくことで、消費者金融の審査基準を具体的に知る助けとなるでしょう。
…ちなみにAさんは私の友人です。
まずは、Aさんの「属性」から。
年齢 | 27 |
住まい | 東京 |
年収 | 240万円 |
職業 | フリーター |
借入件数 | 2件 |
借入金額 | 80万円 |
すでにAさんは「消費者金融」と、「クレジットカード」でお金を借りている状態です。
このたび、それぞれのキャッシングが限度額いっぱいとなり、追加借り入れを行う必要が出てきました。そのため、さらなるカードローンの審査を受ける運びとなりました。
Aさんが選んだのは大手消費者金融「プロミス」「レイク」「SMBCモビット」「アコム」
今回Aさんが申込んだのは、大手消費者金融4社のカードローン。「プロミス」「レイク」「SMBCモビット」「アコム」です。
はなから消費者金融のキャッシングにターゲットを絞り、銀行カードローンの審査を受けることは念頭に無かったようです。この判断も、今回の審査落ちの要因となっていると、私は考えています。
Aさんが審査に落ちた理由1:総量規制
Aさんはもう最初から審査落ちが、審査に申し込んだ段階で決まっていたと言えます。
なぜなら、Aさんは総量規制内の借り入れを行っていないから。すでに、借入額合計が「年収の3分の1」を越えた状態で、消費者金融の審査に申し込んでいるからです。
このポイントが、今回の審査落ちのもっとも大きな要因といってもいいと、私は考えます。
Aさんが審査に落ちた理由2:申込み件数
また、Aさんは「消費者金融の申込件数が多すぎる」のも考えものです。
Aさんは今回「4件」の消費者金融に同時申し込みを行っているのですが、このように「短期間の同時申し込み」は、「返済能力を疑われる要因」となるので、審査に落ちる原因となりえます。
Aさんが審査に落ちた理由3:職業
ここはあまり大きな問題ではないのですが、「職業」も考えどころです。
できれば、フリーターなど、不安定な職業ではなく「正社員」として働いている方が「収入が安定している」とされるので、審査に通りやすくなります。
消費者金融が審査で重要視するのは、「収入の多さ」よりも「収入の安定性」なのです。
Aさんの審査対策
では今後、Aさんが消費者金融の審査に通るためにはどうすればいいのか。
まず最優先にやるべきは「現在の借入額を減らす」ことです。総量規制内の借り入れに戻さなければ、消費者金融の審査に通ることはありません。
そして、今後もフリーターとして働いた状態で審査に受けるなら、もっと審査基準の甘い「中小消費者金融」の審査を受けるべきでしょう。
また、長期的なカードローン利用を視野に入れるならば、消費者金融よりも金利の低い「銀行カードローン」を使った借り入れも考えるべきでしょう。
消費者金融の審査に落ちたら考えること
それでは、上で紹介したような条件で審査に落ちてしまった方が、今から何をすればいいのか。
消費者金融の審査に落ちてしまった人たちが、次の審査に通るためにやるべきことをいくつか紹介します。
消費者金融の審査に落ちるほどお金に困っている方はこちらも参考にして下さい→お金がないときのおすすめ対処法ランキング!
自分が審査に落ちた理由を洗い出す
まずは、自分がどうして消費者金融の審査に落ちてしまったのか。その審査落ちの理由を洗い出すところからはじめましょう。
収入や勤務先など、仕事上の問題があったのか。それとも過去のキャッシング利用、クレジットカード利用時などに問題を起こしており、それにより信用情報にブラックな記録が残ってしまっているのか。
信用情報に問題があるならば、その時点で「申し込みブラック」となってしまうので、ほとんどの消費者金融審査に落ちてしまいます。
携帯電話分割払いが審査に影響する
携帯電話使用代金支払い遅れは、意外と審査に影響を及ぼしません。
問題になるのは、軽電話の本体料金を分割で支払っている場合。この場合は、携帯電話販売店が提携している信販会社のローンを組むことになります。
この「本体代金支払い」が遅れてしまうと、ローンの返済遅れとして扱われてしまうので、信用情報に「返済遅延」が記録されてしまいます。
もしかして、あなたが消費者金融の審査に落ちてしまったその理由は「携帯電話分割払いの支払い遅れ」によるものかもしれません。
他社借り入れが多い人:手持ちの品を売ってお金を作る→返済
他社借り入れが多く、それによって審査に落ちてしまったという自覚がある方は、とにかく手持ちのお金を増やすことが先決です。
今手持ちのお金が少ないならば、使ってないもの、着ていない服、履かない靴などを売るのがおすすめです。それにより手持ちのお金を増やして、そのお金を返済にあててください。
とりあえず他社借り入れ代金、他社借り入れ件数を減らすのが最優先です。売ってお金を手に入れるのは、キャッシング利用と比べてかなりリスクが少ないですよね。
クレジットカード現金化という裏技も
クレジットカードのショッピング枠を現金化するサービスを展開するお店があります。
クレジットカードで買った品物を業者に買い取ってもらうという方式です。クレジットカード業者的にはグレーですが、金利もかからないので、借金よりも安全にお金がてにはいります。
今の状況でも審査に通るキャッシングを探す
結局この対策に尽きる部分も多いですが、現在の自分が置かれている状況、自分が持っている属性でも審査に通る消費者金融を見つけて、そこに申し込む。
これならば100%審査に通ります。申し込みブラックでも、債務整理記録が残っていても審査に通る消費者金融は少なくありません。
おまとめローンでキャッシングの一本化を行って「返済」について真剣に考える
消費者金融の審査に落ちてしまったということは、今のあなたは「返済能力」が欠如しているということです。
その状態を続けているのは、とてもではないですが「良い」とは言えません。前向きに、真剣に返済を考えるならぜひ、「おまとめローン」でキャッシングの一本化を行ってください。
おまとめローンでキャッシングを一本にまとめれば、金利が下がり、利息の支払いも容易になるはずです。
債務整理には、信用情報がブラックになるなど、リスクも大きいですがおまとめローンはほとんどノーリスクです。
具体的に、おすすめのおまとめローンは、「おまとめローン審査に通るコツとおすすめのおまとめローン」の中に書いておきました。
無職は消費者金融の審査に通るか?
「無職だけど消費者金融でお金を借りたい!」
「無職だと消費者金融では借りられないの?」
確かに無職であってもお金が必要なシーンはあるでしょう。
果たして、無職でも消費者金融の審査に通過できるのでしょうか?
消費者金融の審査は無職の人は通過できない
消費者金融各社の申し込み条件の欄には例外なく「安定した収入があること」と記されています。
では仕事を持っていない「無職」の人は消費者金融の審査申し込みはできないのでしょうか?
無職の人は消費者金融の審査条件を満たせない
消費者金融の商品概要をよく読んでみると、正社員だけではなくパートやアルバイトでも、仕事をしていて安定した収入があれば審査に申し込みできるとあります。
つまり、仕事をしていなくて無職の場合は、消費者金融の審査条件を満たせないということです。
例えば、大手消費者金融では借入可能かどうかシミュレーションできる「借入診断」がホームページ上に用意されていて、いくつかの項目を入力すれば借入可能かどうかをカンタンに診断できます。
大抵の場合、入力する項目は以下の3つです。
- 生年月日
- 年収
- 他社借入状況
しかし、どの消費者金融の借り入れ診断でもこの年収の部分を「0円」にすると、
「診断できません」
「収入がない場合は借入できません」
と表示されてしまいます。
申込者に「安定した収入」がなければ、つまり無職の場合には、消費者金融の審査には通過できないのです。
消費者金融には総量規制のルールがある
しかし、申込者が無職だとどうして消費者金融の審査に通過できないのでしょうか?
消費者金融の根拠法である貸金業法には「総量規制」という非常に重要な法律が定められています。
2010年に貸金業法が改正された際に導入されたこのルールでは、個人の借入総額を原則として年収の3分の1までに制限するように定めています。
つまり、無職で収入がなければ、
0円×1/3=0円
借りられる金額はゼロ円、つまり消費者金融でお金は借りられないということなのです。
消費者金融が総量規制に反して申込者の年収の3分の1以上の融資を行った場合、その消費者金融は行政処分の対象になります。
業務停止などの厳しい処分を受けることになれば経営に重大な影響が出てしまいますから、消費者金融は絶対に総量規制に違反することはありません。
従って、無職で収入がなければお金を借りられないと総量規制で定められている限り、消費者金融に申し込みをしても審査には通過できないのです。
無職でも消費者金融の審査に通過する可能性があるケース
原則として、無職の人は消費者金融ではお金を借りることはできませんが、無職であっても条件付きで消費者金融から借入ができるケースもあることをご存知ですか?
専業主婦の場合
専業主婦は収入を持っていない、つまり無職ですので本来なら消費者金融の審査に通過することはありません。
しかし、実は専業主婦でも消費者金融でお金を借りる方法がないわけではないのです。
無職でも配偶者貸付制度で消費者金融の利用可
無職の主婦の場合、総量規制の例外の貸付である「配偶者貸付」を利用すれば消費者金融の審査に通過できる可能性もあります。
配偶者貸付とは、専業主婦でも「夫婦の合計年収の3分の1までの金額」を借りることができる制度です。
ただし、配偶者貸付で消費者金融から借入を行う場合には以下の書類を提出しなければなりません。
- 配偶者の同意書
- 婚姻関係を証明する公的な書類(住民票、戸籍抄本など)
この同意書は、あくまで専業主婦と消費者金融が契約を結ぶことに対する同意書であって、配偶者が保証人になることの同意書ではないことに注意しましょう。
ところで、配偶者貸付制度ってあまり聞きなれない名称ですが、どの消費者金融でも
受け付けてもらえるのでしょうか?
大手消費者金融は配偶者貸付を受け付けていない
確かに、配偶者貸付を利用すれば、無職の専業主婦でも消費者金融の審査を受けられる可能性はあるのですが、手間とコストがかかることから大手消費者金融ではこの配偶者貸付自体を受け付けていません。
中小消費者金融なら、配偶者貸付を受け付けている業者もあるのですが、
- 夫に内緒で借りることはできない
- 夫婦の年収の合算の3分の1までの金額が借りられるとはいうものの、中小消費者金融では借入限度額がかなり小さくなると考えられる
- 役所で書類を発行してもらわなければならない
など、メリットよりもデメリットの方が大きいのであまりおすすめはできません。
消費者金融で借り入れをすることを伝えて、夫の同意書をもらわなければならないのであれば、夫に頼んで消費者金融で直接借入をしてもらう方が、手間がかからず借り入れできる金額もずっと大きいのではないでしょうか。
学生の場合
無職の学生の場合もやはり消費者金融の審査には通過できません。
しかも、専業主婦のように消費者金融から借入できる特例なども学生にはないです。
ただし、条件を満たしていれば、不労所得などがある場合には消費者金融の審査に通過できるかもしれません。
無職の学生は消費者金融から借入できない
一般的な消費者金融に無職の学生が申し込みをしても、借り入れできる見込みはまずありません。
同じ貸金業者である学生ローンの場合なら、
- 親が連帯保証人になる
- 就職が内定している
- 親からの仕送りを収入とみなしてくれる
などで審査通過できるケースもありますが、無職の学生がそこまでして借入をしなければならない事情の方が気になるところです。
学生でももちろんお金が必要になることはあるでしょう。
友達との付き合いや旅行などでお金が足りなくなってしまうことなんて、確かにしょっちゅうありますよね。
ただ、無職の学生が消費者金融でお金を借りたとして、本当にきちんと返済していくことができるという自信はありますか?
学生なら、消費者金融でお金を借りる前にまずアルバイトをしてみるというのはどうでしょうか?
自分で稼いだ範囲のお金で学生生活を楽しむ、それが金銭感覚を身につけるための第一歩にもなるはずです。
無職でも不労所得があれば審査通過できるかも…
パソコンやモバイルの普及により、最近ではネットビジネスなどで安定した収入を得ている学生も増えてきています。
こうしたビジネスで得る収入が毎月一定以上あれば、消費者金融の審査にも通過できる可能性があります。
ただ、消費者金融の審査に通過するには、個人事業主として毎年確定申告をしていることが条件になります。
確定申告をしていないと所得を証明することができないからです。
ネットビジネスなどで収入を得ているというだけでは、信用面では無職の人と何ら変わりません。
「無職でも融資可能!」「無職でも即日借入OK!」には注意する
無職でも融資してくれるなどという消費者金融はありません。もし無職でも審査に通過できる消費者金融があるとすれば、それは消費者金融を装った違法業者だと考えたほうがよいでしょう。
無職なのに審査に通過させる違法業者も…
違法業者は無職の人など、消費者金融で借入ができない人をターゲットにしているので、警戒しなくてはなりません。
無職でも審査通過できる消費者金融はない
消費者金融からお金を借りる場合には審査がありますから、本来は無職であればそこで審査落ちするはずです。
ところが周りを見渡すと、
「無職でも融資OK!」
「審査なしで融資可能」
などと宣伝している業者が非常に多いことに気づきます。
しかしこうした業者は正規の消費者金融業者ではありませんので気をつけなければなりません。
無職で消費者金融の審査に通過できないと、このように消費者金融を装った違法業者につい目が向いてしまいがちですが、決して近づかないようにしてください。
「無職」や「審査なし」で借り入れできる消費者金融はないからです。
正規の消費者金融でないってどういうこと?
正規の消費者金融ではない違法業者から借り入れをしてしまうと、法律に反した違法な高金利のために利息がどんどん増えて返済不能になってしまいます。
そうした被害に遭わないためには、違法業者に近づかないのが一番です。
違法な業者を見分けるには、
- 正規の消費者金融として登録をしているか
- 出資法を上回る金利で融資しようとしていないか
- する前に、利息や返済方法・返済期間などについてきちんと説明をできる業者か
などをしっかりチェックすべきです。
正規の消費者金融は、必ず国や都道府県に貸金業者として登録をしているはずです。
知名度の高い大手消費者金融以外の消費者金融を利用する場合は、金融庁の登録貸金業者情報検索サービスなどを利用して、登録業者であるかどうかを必ず確認しましょう。
「5万円だけ…」もダメ!違法業者からは絶対借りないで
「無職」や「審査なし」で借り入れできる業者は、正式に登録されていない業者である可能性が極めて高いですが、そのような違法業者からは絶対にお金を借りてはいけません。
ただの違法業者ではなく闇金業者である可能性もあるからです。
こちらから問い合わせたわけでもないのに、メールや電話で勧誘が来た場合は要注意だといえます。
また、違法業者は数万円程度の小口融資をメインとしていますが、これは、「これくらいならすぐ返済できるだろう」と思わせるための違法業者の作戦だと考えましょう。
数万円だけ…と思って借りてしまうと、驚くような高金利のために永久に完済することができなくなってしまいます。
違法業者はネットワークで情報を共有しているため、一度でも違法業者から借り入れをしてしまうと消費者金融を装う同業者から頻繁に勧誘がくるようになりますので、絶対に近寄らないことです。
消費者金融は無理だけど…無職でも審査に通過できるのは?
無職では消費者金融の審査には通過できませんが、実は無職でも審査通過可能なカードローンがないわけではありません。
どうしてもお金を借りたいのなら無職でも利用可能なカードローンを利用しましょう。
消費者金融の審査に通過するにはまず安定した収入を
消費者金融はスピーディーな審査で即日融資も可能なため、急な出費の際などには本当に重宝します。
大手消費者金融なら24時間365日コンビニATMから気軽に借入や返済ができ、その利便性の高さは大変魅力的です。
そのため、今すぐお金が必要なわけではないけれど、急な出費に備えて消費者金融の審査だけ受けておき、いつでも消費者金融を利用できるようにしておくという人もいるほどです。
ただ、残念ですが、無職の場合は消費者金融の審査通過は難しいものと考えてください。
わずかでも安定した収入があれば消費者金融の審査に通過する可能性が生まれますので、消費者金融の利用を希望するならぜひアルバイトやパートを始めることをおすすめします。
銀行カードローンなら無職でも審査に通過する可能性も!
消費者金融は総量規制によって借り入れできる金額が年収の3分の1までに制限されていますので、原則として無職の人は消費者金融の審査には通過できません。
ただし、銀行カードローンなら総量規制対象外なので無職の人でも審査に通過できる可能性があります。
ただ、無職の場合は利用できる銀行カードローンも限られてくるということは知っておいてください。
気をつけたいのは、2017年以降は銀行カードローン業界でも自主規制を導入しており、以前と比べると無職の専業主婦や学生、年金受給者が利用できる銀行カードローンも少なくなっていることです。
今は無職の人でも借りられる銀行カードローンがまだありますが、この先どうなるかは分かりません。
消費者金融だけではなく、カードローン業界全体が「無職の人は審査に通過させない」という方向に大きくかじ取りをしてきているといえるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
すでに消費者金融の審査に落ちてしまっているとしたら、まずどうして審査に落ちてしまったかの原因究明。そして、これからの審査について考えなくてはなりません。
自分の情報に見合った消費者金融に、しっかりと審査対策を行った上で申し込めば、絶対に審査に通ります。もちろん、信用情報に不利な情報が残っていないこと前提ですが…。
そして、無職は消費者金融の審査に通らないことも紹介しました。
くれぐれも無職でも審査に通すような悪徳消費者金融のキャッシングを利用しないようにしておいてください!